ボスへの提言

もっと気楽に取り組んでみませんか

そのためには、あなたの社会的な役割と個人的な理想を分けて考えましょう


余計なお節介です。わかっていることをわざわざ言うのですから、誰も変える気になんてなりません。わたしが後悔をしないためにやっておくお節介です。聞き流してください


同業の社長さんたちとお付き合いがあるでしょうが、「いい加減だな」「そんなんでいいの」と感じることありませんか

それは正しい。「きちんと」できてるひとは、程度の差はあれ皆無です。地方の社長さんだからでしょうか。親の資産と人脈を継いだだけの方が多いのは事実です。そうでなくとも、問題を抱えてない経営者なんて聞いたことがありません。ヒトのチカラに比べ生涯は短い。後悔や心残りをたくさん抱えたまま退任するのが、経営者の常です

経営者は給料と税金を払うことが社会的な役割ですから、その他に個人的にやりたかったことやれることの一つ二つも残せば誰もが認める経営者の勇退です


やりすぎたな、あれはできたのにな、わたしは毎日気になります

ヒトが行動をおこせば、後悔や失敗が伴います。必ずです。若い頃それがないのは、自分のチカラが及ぶ範囲のことしかやっていなかったから。後悔や失敗はあなたが大人の世界でチャレンジをしている証です

地位に甘んじふんぞり返ってる経営者は感心しませんが、給料を払っていれば（表立って）文句は出ません。自省や努力は失敗をしたときの支えになりますが、大抵は自己満足に終わります。やってもやらなくても、他人にとって関心は湧きません。理想主義者は貧乏しますよ。人を雇う経営者になんてなれません

成功者はいい話ばかりしますが、芸能ゴシップがより関心を集めるのは綺麗事ばかりじゃないことを皆が知っているから。先生は立派なことをのたまいますが、それは個人的な理想です。ウソじゃないし間違いでもない。でも、他人の言うこと真に受けてちゃいけません


理想通りいかない自分がダメなんだと思いこんだところで得るものはありません。反省が誉められるのは、それぐらいしかできないルーキーのうちだけ。社会人ならその後の結果こそが求められますから。経営者が下ばかり向くなんてなおさら誉め手はありません。あなたが反省や後悔と向き合ってる限り胸を張る資格があると思います

自省して胸を張れ


反省や不満や後悔や怒りといった負の感情は、自らの能力を発揮するために使うべきです。チカラが湧きます。だから

いい加減でもいいんです。そんなんでいいんです。そしてブラス一つ「あいつよりはマシになってやる」でいいじゃないですか。あなたにはその資格と可能性があります


もっと気楽に取り組んでみてはいかがでしょうか。余計なお節介でした（藤田）