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子供たちの言葉

2017-08-07 02:50:00 | 日々のこと
平和式典の中で、市長や県知事、総理大臣の平和宣言と並んで
毎年、市内の小学校から選ばれた男女一人ずつの子供代表の言葉があるの

この子供代表の言葉を聞いて、その姿を見て、毎年 思う

自分達で考えた言葉
わかりやすく、“想い”を綴った言葉
手元に その言葉を書いた紙はあるけど そこに目をやることもない
一生懸命に覚えたんだろうと思う
そして、汗をかきながら、でも拭うこともなく
真っ直ぐ前を見て大きな声で話してる

その姿には グッとくるものがあるわけで
下を向いたまま、書かれた紙を読んでいるだけの姿とは、全然 違うんだよね

今年の子供たちの言葉です

【原子爆弾が投下される前の広島には 美しい自然がありました。
大好きな人の優しい笑顔、温もりがありました。
一緒に創るはずだった未来がありました。
広島には、当たり前の日常があったのです。

昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分
広島の街は焼け野原となりました。
広島の町を失ったのです。
多くの命、多くの夢を、失ったのです。

当時、小学生だった語り部の方は
「亡くなった母と姉を見ても涙が出なかった」と語ります。
感情までも奪われた人がいたのです。

大切なものを奪われ、心の中に深い傷を負った広島の人々。

しかし今、広島は人々の笑顔が自然にあふれる街になりました。
草や木であふれ、緑いっぱいの街になりました。
平和都市として、世界中の人に感心を持たれる街となりました。

あのまま人々が諦めてしまっていたら
復興への強い思いや願いを捨てていたら
苦しい中、必死で生きてきた人々がいなければ、今の広島はありません。

平和を考える場所、広島。
平和を誓う場所、広島。
未来を考えるスタートの場所、広島。

未来の人に、戦争の体験は不要です。
しかし、戦争の事実を正しく学ぶことは必要です。

一人ひとりの命の重みを知ること
互いを認めあうこと
まっすぐ世界の人々に届く言葉で、諦めず、粘り強く伝えていきます。

広島の子供の私たちが勇気を出し、心と心をつなぐ架け橋を築いていきます。】
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