takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

「狂い」のすすめ、「世逃げ」のすすめ

2009-01-21 00:24:32 | 最近読んだ本
 冬休みにひろさちやさんの本を2冊読みました。何となく本屋で見かけて買ってみたのですが肩の力が抜けてゆっくり生きていこうという気になりました。仏教的な例えや言葉が入っていて分かりやすいような分かりにくいような部分がけっこうありましたが全体的には読みやすい本だと思いました。

 世間が狂っているのだから、そのことを認識し自分が狂うことで正常でいられる。世間の物差しなど気にせず仏の物差しで考える。仕事に全力投球するのではなく6割程度の力で。などの言葉が印象に残りました。世間や仕事の奴隷になるなという事なのですがあまりムキにならずほどほどがちょうどいいということかなと思いました。

 「人を裁くな!」という章も心に残りました。人は様々な事情を抱えて生きているのだから自分が裁判官と検事を兼務して一方的に他人のことをとやかく言ったり評価すべきではないという内容だったと思います。見ず知らずの人にマナーやルールについて叱るとぶん殴られる危険があるから正しいと思っていることは言わない方がいいと述べています。それって大人としてどうかと思いましたが、叱るのではなくお願いするべきなのだそうです。たとえば電車の中でマナーが悪い客を叱るのは車掌の仕事でそのために給料をもらっているのだから余計なことはすべきではないという考え方は妙に納得しました。クレームは客にではなく鉄道会社に言うべきなのだと。

 世の中は自分の努力ではどうにもならないことばかりなのだから、あるがままを受け入れることが大事とも述べています。自分を変えることすら難しいのに他人の考えを変えるなどという思い上がりはやめた方がいいということなのかなと思いました。

 この本を読んでから2週間くらいになりますが、世間や仕事や家庭に依存することが奴隷なのかもしれないと思うようになりました。苦しかったら手を抜き、それでも苦しかったら辞めてしまうという選択肢もありなのだと。あるがままを受け入れて自分にストレスをかけないこと。自分の限界を認識すること。そのあたりがバーンアウトせず楽に人間らしく生きるためのヒントなのかもしれません。
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