可哀そうな蝶

朝壁に張り付いている蝶を見つけました。

羽がまだ濡れているように見えたのでしっかり乾かしてから飛び立ってね。

門の中だからだれの目にもつかないだろうとそっとそのままその場を離れた。

雨を心配する余裕も思いやりもなくそっとそのままにしておくのが1番いいと思った。

数時間後雨を流しておこうとデッキブラシで流しつつ近づくとへばりついていた蝶が落ちている。

そう死んでいたのです。飛ぶこともなく力尽きたように。

冷たい雨に打たれて・・・・・・・。明日雨が止んだら土にかえしてあげよう。

誰に看取られることもなくそっと旅たつ。独り暮らしの私の姿を見るようにも見えた。

老人の孤独死考えさせられますね・・・・・・。