2004年の5月に行われた紬織の人間国宝、志村ふくみさんと社会学者、鶴見和子さんの対談を纏めたものです。
志村ふくみさんが染織の道に入るきっかけや、伝統工芸展で受賞して民芸運動から破門される話など、本当は言葉に尽くせぬ苦労があったであろう出来事が淡々とした口調で語られています。
特に興味深かったのが、志村さんが語られる植物染料と化学染料に違いについてでした。
今まで、織や染については結構気にしていたのですが、染料そのものについてはあまり気にしていませんでした。
途中、哲学的な難しい話の出てきますが、両氏の着物と染織についての深い造詣と真摯な姿勢は、にわか着物オタクの私など、もう裸足で逃げ出すしかありません。
あとがきにあった志村さんの「日本人が日本の魂であるきものを捨ててはいけない。」という言葉を私も忘れないようにしようと思いました。
株式会社 藤原書店
2,800円(本体)
志村ふくみさんが染織の道に入るきっかけや、伝統工芸展で受賞して民芸運動から破門される話など、本当は言葉に尽くせぬ苦労があったであろう出来事が淡々とした口調で語られています。
特に興味深かったのが、志村さんが語られる植物染料と化学染料に違いについてでした。
今まで、織や染については結構気にしていたのですが、染料そのものについてはあまり気にしていませんでした。
途中、哲学的な難しい話の出てきますが、両氏の着物と染織についての深い造詣と真摯な姿勢は、にわか着物オタクの私など、もう裸足で逃げ出すしかありません。
あとがきにあった志村さんの「日本人が日本の魂であるきものを捨ててはいけない。」という言葉を私も忘れないようにしようと思いました。
株式会社 藤原書店
2,800円(本体)