一衣舎の木村幸夫さんは、洗える絹素材の開発や、
仕立ての技術の素晴らしさで有名な仕立て屋さんです。
この本はきものサロンで連載していた「仕立屋さんに教わる仕立てのいろは」とうい記事を再編集したものですが、
特に参考になったのは、正しい採寸方法と寸法の割り出しかたです。
着付け教室や和裁教室でも、「自分の適性寸法」というものをきっちりと教えてはくれません。
(少なくとも私の場合はちゃんと教えてもらった記憶があまりないのです。)
私は連載時から、メジャーと電卓を手に何度も繰り返し記事を読んでいました。
おかげで、自分の着物の寸法の何処が合っていないのか、似たような寸法のはずなのに、着易い着物とそうでないものがあるのか、
かなり理解が出来ました。
数字だけで見た標準寸法だけでなく、どういう場所で、どんなふうに着るのかで、
少しづつ寸法を変えたり、それだけをとっても和裁というものが、いかに奥深いものかわかります。
確かに着物は少し寸法が合わないものでも着付けの技術でそれなりに見せることは出来ます。
また、それが着物の良さでもあるのですが、一方では着る人のライフスタイルに合わせた「フルオーダーメード」が出来ることも魅力の一つだと思います。
この本は「フルオーダーメード」の魅力と、「仕立て」というものの大切さを教えてくれます。
世界文化社 1,600円+税
仕立ての技術の素晴らしさで有名な仕立て屋さんです。
この本はきものサロンで連載していた「仕立屋さんに教わる仕立てのいろは」とうい記事を再編集したものですが、
特に参考になったのは、正しい採寸方法と寸法の割り出しかたです。
着付け教室や和裁教室でも、「自分の適性寸法」というものをきっちりと教えてはくれません。
(少なくとも私の場合はちゃんと教えてもらった記憶があまりないのです。)
私は連載時から、メジャーと電卓を手に何度も繰り返し記事を読んでいました。
おかげで、自分の着物の寸法の何処が合っていないのか、似たような寸法のはずなのに、着易い着物とそうでないものがあるのか、
かなり理解が出来ました。
数字だけで見た標準寸法だけでなく、どういう場所で、どんなふうに着るのかで、
少しづつ寸法を変えたり、それだけをとっても和裁というものが、いかに奥深いものかわかります。
確かに着物は少し寸法が合わないものでも着付けの技術でそれなりに見せることは出来ます。
また、それが着物の良さでもあるのですが、一方では着る人のライフスタイルに合わせた「フルオーダーメード」が出来ることも魅力の一つだと思います。
この本は「フルオーダーメード」の魅力と、「仕立て」というものの大切さを教えてくれます。
世界文化社 1,600円+税