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きもの雑記帳

大好きなきものについて、日々想うことを綴ります

幾らで揃えられるのか?

2006-07-04 21:25:24 | その他きもの関係
着物を着よう!と思い始めた人が先ず気になる事は「幾らくらいかかるんだろう?」という点ではないでしょうか?
洋服でもこだわれば金額は天井知らず、逆に、セールやフリマを上手に利用すればかなり節約が可能です。
着物でも同じ事でリサイクルショップや骨董市、ネットショップ、そしてちょっとした工夫で予算を抑える事が出来ます。
ご参考までに私の6月11日のコーディネートを例にとって全身で幾らなのかをご紹介します。

足袋  1,500円
裾よけ 3,000円
半襦袢 2,400円
半襟(化繊)1,500円
紐3本 600円
着物ベルト(コーリンとも言う)1,200円
ゴムベルト付帯板 1,800円
帯枕(カバー付) 1,200円
着物 9,600円
帯 24,000円
帯揚げ(古布) 800円
三分紐 2,000円
帯止め 1,200円
下駄 9,800円
合計 59,300円でした。

これを安いと思う人もいるでしょうし、ひょっとしたら高いと思う人もいるかもしれません。
私の中では比較的安くあがっているコーディネートです。
何事も凝りだせばきりが無いので、「ほどほど」とう事を自分に言い聞かせているこの頃です。

浴衣の季節

2006-06-21 22:40:19 | その他きもの関係
私が着物を着るのは、会社が休みの土日が殆どです。
7月に入ると週末は花火大会やデート、合コンに浴衣で臨む女の子たちを大勢見かけます。
今の浴衣は色とりどり、本当に華やかです。
そんな華やかな浴衣を見ていると、変な対抗意識(?)からか、こちらも普段よりキレイな色の着物が着たくなります。
そのせいか、私の盛夏用着物はちょっと派手目です。

ただし、つるつる踵の若い人と浴衣で勝負するのはなぁ~・・・・ということで、私はあくまでも「夏着物」、大人の白半襟と白足袋で勝負!のつもりです。

お買い得情報

2006-06-06 21:17:26 | その他きもの関係
6月7日(水)から13日(火)まで、銀座松坂屋7階催事場で「銀座の大レトロ市」が、開催されます。
百貨店の催事は、セールではないので決して安くはないのですが、それぞれのお店が催事用に良い商品を仕入れたりしているようで、普段は見かけない逸品を見ることも多いです。
逆に骨董市は、高価な逸品は少ないですが、かわりに値段を抑えているように感じます。

ただし、どちらに行ったとしてもそれなりに散財してしまうのは同じです。

「銀座の大レトロ市」URL
  ↓
http://www.matsuzakaya.co.jp/ginza/fair/m060606.html

平和島骨董まつり

2006-05-03 22:41:49 | その他きもの関係
平和島骨董まつりに行ってきました。
浜松町から東京モノレールに乗りましたが、これが羽田空港直通だったため、用も無いのに羽田空港まで行ってしまいました。
東京モノレール(ローカル)の流通センター駅を降りて直ぐのビルが会場です。

屋内の市なので天候を気にしなくても大丈夫です。

12時30くらいに到着して、会場をうろつくこと3時間、収穫はこちらです。
モノトーンの縮緬の名古屋帯、麻の染め名古屋帯、黒地のお召し反物、深緑の紗の小紋反物いち、帯締め3本で、計3万5百円でした。
一番安かったのが、紗の反物で、なんと千円でした。

平和島骨董まつりは本日5月3日から5日まで、東京モノレール流通センター駅前の流通センタービルで開催されています。

着物で歩くと。

2006-04-26 21:09:50 | その他きもの関係
着物を着て出歩くようになると、いつもの街がまるで違って感じます。
洋服の時より、ゆっくりと歩くせいもあり、普段は気づかない景色の変化に気づくようになります。

私は車の免許を持っていないので、着物の時も主な異動手段は徒歩と電車です。
洋服の時には感じませんでしたが、着物だと東京という街は本当に階段等のアップダウンが多いことに気づきます。
また、着物の構造上、腕を持ち上げると二の腕まで見えてしまうので電車のつり革にも摑まれません。
最初の頃は「着物の人に優しくないなぁ」と思っていましたが、それは着物の人に限っただけではなくて「年配の人や体の不自由な人にも優しくないのでは?」
と考えるようになりました。
バリアフリーとか、ユニバーサルデザインとかキレイな言葉だけが一人歩きしていて、まだまだ実態が伴っていないような気がします。

平日の山手線の車両は朝の10時まで、椅子が折りたたまれていて座ることが出来ません。
ラッシュアワー対策で仕方ないとはいえ、効率重視を目の当たりにしているようで、何だか悲しくなります。

いつから単?

2006-04-24 21:08:53 | その他きもの関係
確か一昨年だったと思うのですが、まだ4月の終わりだというのに、30度を越えた日がありました。
その日は着物で外出する予定があり、前日から用意していた袷をあきらめ、あわてて引っ張り出した単のサマーウールを着ました。
昔からのルールというか習慣に従うと、5月までが袷、6月一杯が透けない単、7、8月になると薄物となるので、4月の外出に単を着るのは、かなりルール違反ということになります。
最近では、温暖化の影響で昔のルール通りには行かなくなっているようで、老舗の呉服屋さんのサイトでも気候によっては5月から単でも良いようなことが書いてあります。

かくいう私も、実はかなりの暑がりなので、ゴールデンウィーク頃から、友達と会ったり、買い物等の普段着モードの時は単を着ています。
ただ、歌舞伎やフォーマルな集まりの時は昔ながらのルールを守るようにしています。

6月のガーデンウェディングに招待された友達に聞いたのですが、袷の振袖の人が何人かいて、スゴク暑そうだったそうです。
そういえば、単の振袖や訪問着を持っている人って自分の周りにはいないなぁ・・・・・。
ジューンブライドって響きは素敵ですけど、6月以降の夏場の結婚式のご招待って着物好き泣かせですよね。

お店の人じゃありません。

2006-04-13 22:30:17 | その他きもの関係
最近二回ほど、和食屋の店員さんに間違えられました。
二回とも和裁教室の日に着物でランチをしていた時です。
一回目は、
お手洗いから戻る時に、
「この辺に和食屋さんがあったと思うんですが、どこでしょう?」と聞かれ
「このあたりはあまり来ないので、よく知らないんですが…」と答えると
「あっ!お店人じゃないんですね。ごめんなさい!」
と言って立ち去っていきました。
二回目も
お手洗いから戻る時に、
「湯のみが1個たりないんですけど!」と呼び止められたので
「お店の人じゃないんですけど・・・・」と答えると
「あっ!ごめんなさい!」
と言って逃げていきました。

間違えられた二回にはいくつかの共通点があります。
まず、紺系の絣の着物を着ていたこと、お手洗いに行った帰りなので、手ぶらだったことです。

二回とも間違えたのは若い女性でした。
私自身は、日頃付き合っている人たちは、会社の人を除けば、着付け教室で知り合ったり、和裁教室で知り合った人が殆どなので、
「着物が珍しい」という感覚を忘れがちなのですが、こういう事があると、世間一般では、
着物=普通の人は普段に着ない=普段に着物を着る人は特定の仕事に従事している人、
という図式が普通のことなのだと改めて思ってしまいます。

和裁仲間のきーろんさんも、会社の後輩の結婚式の二次会に着物で参加したら、会社の上司に
「披露宴でもないのにどうして着物なのか?」をシツコク聞かれたそうです。
そのとききーろんさんの着ていた着物は、柄半襟にカジュアルな小紋でした。
洋服でいうところの「ちょっとオシャレなワンピース」に相当する装いなんですけどね。

着物の話とはあまり関係ないんですが、最近テレビで小学生の英語教育についての番組を見ました。
確か小学生から英語教育を行うのは良いことか悪いことかを議論するような内容だったと思います。
番組の中では「真の国際人を目指すため」と、英語以外の教科も英語で行っている小学校も紹介されていました。
確かに、言語はコミニュケーションの基本ツールだし、小学生の頃から耳で英語を覚えるのは、良いことだとは思います。
ただ、それ以前に「真の国際人」って何?と思ってしまいました。
英語が堪能でビジネスや政治の話が出来る―
それが真の国際人なんでしょうか?
例えば、私が仕事でインドの女性と知り合いになったとします。
そうしたら、仕事の合間の世間話で、私はインドのサリーの話を聞こうとすると思います。
その時、そのインドの女性が「サリーの事は良く知りません。今では着ている人もいないから。」
と言ったらどうでしょう。話も続かないし、少なからずがっかりすると思います。
国際交流って、お互いの国の文化や歴史を理解しあうことではないでしょうか。
いくら英語が堪能でビジネスや政治の話が出来ても、自国の文化で知っていることが「アニメ」と「萌え~」くらいでは、
寂しすぎると思います。

私は「日本の文化」が好きです。
小学生の英語教育も良いですが、もっと「文化を学ぶ」みたいな事も充実させたらいいのにな、と思いました。

お買い得情報

2006-04-05 22:16:34 | その他きもの関係
4月12日(水)から17日(月)まで、松屋銀座8階大催場で銀座の「きもの」市が開催されます。
撫松庵やよきもの倶楽部などのプレタ着物や小物もお買い得価格になっているようです。

松屋の「きもの」市は、小物が充実しています。
帯締めや帯揚げが千円から、日替わりサービスには下駄や草履が3千円で出ています。

詳しくは欠きURLをご覧ください。
http://www.matsuya.com/ginza/topics/0417e_kimono/index.html

痛いお買い物シリーズ4

2006-03-08 22:30:34 | その他きもの関係
以前、ネットショップの「共同購入」で紬の反物を買いました。
紬の着物が欲しかった時期もあり、参考上代15万円が9千8百円という値段も手伝ってつい購入してしまいました。
胴裏、八掛、仕立ても頼み、結局3万円以上かかってしまいました。

仕立てあがった着物が届いて、よくよくその着物を見てみると、写真では良い紬に見えたのに、
やたら節だらけで、糸が太さがまばらで打ち込みが甘いため、向こう側が透けそう状態です。
おまけに糊がきつくごわごわ、正直あまりよろしくない生地でした。(色もいまひとつサエナイ。)
実物を確認出来ないネットの落とし穴です。

これまた当然着る気になれずに、箪笥の肥やし状態です。

ところが、先日リサイクルショップで、この紬と同じ物が売られていました。
躾のついた身使用状態だったためか5万円の値札がついていて、びっくりしました。

一瞬、自分のも「売っちゃおうかな・・・」とも思いましたが、次に買った人ががっかりしてもイヤだし。
もう、どうしょう。

教訓
参考上代を信じてはいけない!

失敗度(★1~5で評価、5が最高)
★★★★★

帯締めの良し悪し

2006-03-04 00:02:38 | その他きもの関係
冠組の無地の帯締めを良く使います。
写真の帯締めは、一番上が3,800円のリーズナブルなもの、真ん中が「道明」(定価約2万円らしい)、一番下が「五嶋紐」(定価約1万8千円くらい)です。五嶋紐のものは他の2本のものより太さがあり、房の感じも違いますが、リーズナブル版と道明は、見た目では殆ど違いはわかりません。
真ん中の道明は買ったものの、まだ使ったことがありませんが、リーズナブル版と五嶋紐は実際によく使っているものです。
この2本の使用感の違いですが、リーズナブル版は、帯締めの端をしっかり始末しても、時間が経つとふにゃっと緩んできたり、全体が下がってくることが多いように感じます。
五嶋紐は、長時間経っても、緩んだり下がったりしないようです。
それから、この3本の帯締めを折り曲げてみると、道明と五嶋紐の2本は「絹鳴り」というのか、キシキシという音がしますが、リーズナブル版は音がせず、ただふにゃっとする感じです。

ただ、普段に使うのであれば、まめに帯締めを直せば良いだけのことなので、リーズナブル版でも充分です。
道明や五嶋紐は、定価ではとても買う気にならないので、ネットやアンティークショップでお安く入手したものです。