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きもの雑記帳

大好きなきものについて、日々想うことを綴ります

人物柄の帯

2006-06-19 16:16:05 | コレクション

先日立ち寄った銀座松坂屋の「銀座のレトロ市」で購入してしまいました。
ざっと一回りして、「今回はどうしても欲しいと思うものは無かったな・・・・」と思いつつ帰ろうとした矢先、見つけてしみました!「LUNCO」さんのブースで。
最近はこういった「今まで見た事無い!」といった品物に特に弱いです。


かなり昔っぽい(中国?)人物が楽器を奏でたり踊ったりしている様子がヘタウマっぽいタッチで描かれ、ところどころに刺繍が施されています。
全体の色味がなんとも魅力的です。
ひょっとしたら帯地以外の何かをリメイクしたものかもしれません。

モスリンのハギレ

2006-05-27 22:06:56 | コレクション
和裁教室の帰りの縫い糸を買うために新宿オカダヤに行きました。
オカダヤの地下1階に着物地のハギレを切り売りしているコーナーがあります。
ハギレは10センチ100円くらいから、他にも、帯止めパーツや足袋の型紙、手作り日傘キットなど手作り心をそそる物が売られています。
糸を買ったついでにちょっと立ち寄ったら、見つけてしまいました。
可愛いモスリンのハギレです。「ウサギとカメ」をモチーフにした子供用の生地だと思われるのですが、何故そこにテニスと独楽が加わるのかは謎です。
気に入ったので5メートル買いました。
和裁を習うようになってわかったのですが、生地が5メートルあれば、一つ身、軽装帯、袖襦袢、裾よけなど、何かしら作れます。

とりあえず、軽装帯を作るつもりです。
きっと可愛い帯が出来る(多分、来年かな)と思います。


染めの丸帯

2006-05-22 21:31:51 | コレクション
大正時代の物だと思われる染の丸帯です。
一枚の布を幅半分に折って仕立てられているので、裏表とも同じ柄になります。

なんともいえない深い紫色に丸い紋模様が染められています。
さりげない訪問着や付け下げはもちろん、江戸小紋にあわせてドレスダウンするのもいいかもしれません。

ボーダーの帯

2006-05-17 21:13:56 | コレクション
カラフルなボーダーの綴れ帯です。
2~3年前はアンティークショップでよく見かけたのですが、最近はあまり見かけなくなってしまいました。
実は、このタイプの帯をすでに1本持って(2月11日のコーディネート参照)いたのですが、先日の東京大丸の催事で状態の良いものを見つけたので、つい買ってしまいました。

紬からお召し、小紋まで幅広く合わせることが出来、モダンな感じにもアンティークっぽくにもコーディネート出来る優れものです。

幻の店

2006-05-10 22:15:48 | コレクション
その昔、白洲正子さんが、銀座で営んでいた伝説的なお店のたとう紙です。
中に入っていたものはそれ相当に良い品物だったのですが、本当に「こうげい」の物かどうか確証はありません。
何度か、確実にこれは「こうげい」の物に間違いないというものを見たことがあります。
いずれもたとう紙に持ち主の名前と作家名などが、墨書きされていました。
このたとう紙には、それがありません。

値段も「こうげい」のものにしては手頃すぎるお値段でした。
アンティークショップなどで、「こうげい」のたとう紙に入ったものをみると、「高いので、今は買えませんが目の保養をさせていただけませんか?」と言って見せてもらっています。
銀座「こうげい」は白洲正子さんが全国を歩き回り、自らの美意識にかなった逸品を集めた染織のお店でした。
アンティークとは別種の、一見素朴にも見える魅力にあふれた着物や帯、このたとう紙を見かけたら是非とも中を見せてもらいましょう。

このたとう紙の中の着物はそのうち着姿をUPしたいと思っています。

蝙蝠の浴衣

2006-05-09 18:07:29 | コレクション
ネットショップや百貨店でも浴衣を多く見かけるようになりました。
私は夏着物派で、浴衣はあまり着ないのですが、この蝙蝠の浴衣は2年ほど前に伊勢丹で見かけて衝動買いしたものです。
官能的な少年少女の絵で有名な、金子国義のデザインです。

西洋では蝙蝠は悪魔の使い、吸血鬼の化身等ダークなイメージですが、東洋では招福を意味する吉祥柄とされています。
招福の蝙蝠も好きですが、吸血鬼の化身という意味の吸血鬼も実は好きです。

吸血鬼といえば、萩尾望都の「ポーの一族」、アン・ライスの「バンパイヤ・クロニクルス」シリーズ、小野不由美の「屍鬼」、最近では「ヒストリアン」など、どれも大好きです。
映画だったら「血と薔薇」「ノスフェラトゥ」など、とにかく吸血鬼は美しくなくてはいけませんね!

基本中の基本「ポーの一族」で、最後にエドガーが姿を消す行の「帰ろう、帰ろう、遠い過去へ、もう明日へは行かない・・・」の台詞は吸血鬼の悲哀が美しく表現されていて、中学生の私は号泣したものでした。
着物と関係なくてすみません。

船の夏帯

2006-05-08 21:23:44 | コレクション
3年程前、西荻窪の豆千代さんで購入したアンティークの夏帯です。
絽目に沿って、船の模様が刺繍してあります。
とても気に入っているのですが、合う着物が無くて一度も締めたことがありません。
船柄なので、海とか水をイメージ出来るような着物があればいいと思っているのですが、アンティークもリサイクルも良い夏物は数が少ないので、捜すのがちょっと大変かもしれません。

唐子の襦袢地

2006-05-01 22:22:12 | コレクション
リサイクルショップで購入した長襦袢を解いて洗い張りに出したものです。
そのうち、コートか羽織の裏にする予定です。

新品の羽裏は案外高価で、気の利いたデザインの物もあんまりありません。
華やかなアンティークの長襦袢は、サイズが合わなくても、洗い張りして替え袖や羽裏にすると、二つとない素敵な物が出来ます。

マルチカラーの帯締め

2006-03-28 22:27:41 | コレクション
冠組の無地の帯締めを良く使っています。
帯をポイントにしたコーディネートが多いので、帯の柄を邪魔しない無地を使うことが多いためです。
しかし、帯にあまり色柄がない場合は、ちょっと寂しいので、写真のようなマルチカラーの帯締めでメリハリをつけます。
一番上から、着付け教室に通っていた頃、組紐体験で作った自作の物、二番目がアンティークショップで買った夏用のレース、三番目が20年程前の「池田」で買ったもの、その他のアンティークショップやネットで購入したものです。
様々な色が入っているので、見た目よりコーディネートしやすいので、好みの色の組合せを見つけるつい買ってしまいます。

金魚のつくり帯

2006-01-22 18:40:46 | コレクション
去年、骨董市で買った金魚の夏帯です。

購入後、帯の長さを計ったら3m20センチしかありませんでした。
これではいくらなんでもそのままでは締められません。
そこでつくり帯に改造することにしました。

つくり帯にもいろいろなタイプがあります。
手先をたれの上部につけるもの、下部につけるもの、または同と手先、たれに2分割されたもの等等・・・・
今回は手先、たれ、胴が3分割されたタイプにしてみました。
この帯の着け方は、
①たれのお太鼓にあたる部分に仮紐をあて、背中につけて仮紐を身体の前で結んでおく。
②胴の部分を身体に巻き、付け紐を身体の前で結び、胴の下に隠す。
③おたいこをのせる胴の部分に「ウテナ」又は、固く巻いた手ぬぐいを差し込む(まくらの台にするため)。
④「ウテナ」の上に帯枕をのせ、枕についた紐を身体の前でしっかり結び、胴の中にいれる。
⑤①の仮紐を外し、帯揚げを枕にかけ前で一結びしておく。
⑥手先を左胸下あたりでクリップで帯に留め、残りの部分を左から背中心のほうにもって行き、仮紐を結ぶ。
⑦仮紐でお太鼓の形をつくり、前で結ぶ。
⑧手先を⑥の仮紐とクリップを外し、たれの中へ通す。
⑨帯締めを通し、前で締める。
⑩⑦の仮紐を外し、帯揚げを整える。
という手順です。(解りにくいかな?)
面倒なようですが、つくり帯も1つ1つ手順を確認しながら着けていくと、より形良く見えます。

3分割式のつくり帯の寸法は、
たれ100センチ、胴180センチ、手先50センチが標準ですが、帯によって柄の出方や長さによって調整する必要があります。