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日記、日々の想い 

確かに、どうしても理解不能だった

とにかく、その受信エラー
どうしても、理解出来なかった
その時代の我が家のFAXは
受信記録をプリント出来た
電話機能もあるから
電話の受信記録も出せた
ただ、一応
表示で、どちらか分かる
しかも、FAXは
受信すると、まずプリント
続いて、受信記録もプリント
そう言う機能があって
利用する設定にしていた
何故かと言うと
受信エラーが、あるから
送信元が、送信して
受信されていないのを
気づかない場合がある
その場合は、再送信を依頼
受信漏れがないようにね
何時何分、受信エラー
発信元の電話番号も
直ぐに,把握出来る
それは、もちろん
FAXを受信した時のみ
電話機能とは、関係無い
そうした前提がある
何故、理解出来なかったのか
それは、その受信エラーが
当時は若めのあのおばさんの
無人の筈の借り物件の
プレハブ塾からの受信エラー
まだ、携帯など
まったく、普及していない
だから、連絡用に
塾にも、電話を入れた
使ってなかった電話機を活用
もち、ブッシュだけど
FAXじゃないから
FAX発信は出来ない
ましてや、その塾の主は
掛かって来た真夜中に
おまえの前にいる
戸締りはして来たと言う
どうやったって
電話すら出来ない
もちろん、心配になって
誰かに押し入られた可能性
それも、考えて
次の塾の開講日前
おまえの休みの日に
ふたりで調べに行った
鍵は、閉まっていたし
塾の中にも
他人に入られたとか
そんな痕跡は、一切ない
プッシュホンを調べてみて
使ってみたりもした
まったくおかしいところは無い
そして、更に
その塾の電話番号以外からは
理解が出来ない
受信エラーなどなかった
一度もね
塾の電話からは
しばらく、頻繁に
FAX受信エラー
忘れた頃に、また
借りていた間は
ずっと時たま
分からない
もちろん、まず電話局に
問い合わせをすれば
良かっただけなんだけど
受信エラーだけ
電話料金の実害もない
かえって,不審がられるとか
色々、気を回したのか
一度も,問い合わせは
しなかった記憶がある
それよりも、囚われたのは
その塾を取り囲む不穏
目の前鎮守の森、里山
傍道の向こう、お寺の墓苑
背後はだだっ広い駐車場
もう片傍は
あばらやの古い貸家が並び
その一軒の住人が
その頃田舎町を騒がせた
○人事件の被害者で…
分からない
とにかく、それからは
会社から早く帰って
駅から塾に行き
ふたりで帰るようにした
そして、改めて
思い知った
闇に沈む
その裏寂しさ…
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