聖書「マタイによる福音書」5章6節 説教題「義に飢え渇く人々は幸いである」 説教者 尾崎明
皆様 この一週間の間 どのようにお過ごしになられましたでしょうか。どんな現実に真剣に向かい取り組まれたでしょうか。
竹田市片ケ瀬の岡城祉近くの国道502号で8月10日(月)18時10分頃土砂崩れが発生しました。国道の南側斜面が高さ約100メートル、幅約50メートルにわたり崩れました。車8台が土砂に巻き込まれ うち車3台が大野川に転落しました。乗っていた13人うち6人が軽いけがを負い 7人にけがはありませんでした。重い負傷者が出なくなによりでした。一時間に77.5ミリの非常に激しい雨を記録しました。小羊保育園は現場から約600メートル離れていますが、18時10分頃 激しい雨と雷がありました。 園児を迎えに来た保護者が無事に家に着くようにとの思いでした。緒方方面に帰る職員は 通行止めのため 朝地を通って帰りました。園児 保護者 職員 地域の方々は無事でなによりでした。この時 わたしたちは この集中豪雨という「現実」に「真剣」に向かい取り組みました。
8月15日(土)は64回目の「終戦の日」でした。戦争を二度としてはならない、戦争への道を歩んではならない、戦争は310万人余の犠牲者を作ったことを「真剣に」受け取りました。「憲法」9条の精神を守っていくことが大切であると思いました。「核兵器廃絶」という大きな目標に向かって 「真剣に」取り組む決意をしました。
きょうの聖書の箇所である「マタイによる福音書」5章6節には イエス・キリストの「至福の教え」より 「義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。」とあります。 この「至福の教え」は わたくしたちに 質問を投げかけ 挑戦して来ます。あなたは 餓死する者が食べ物を求めるように、渇いて死にかけている人が水を求めるように 切実に真剣に神の求める「義」を求め ているかという意味です。
お祈りをします。天の父なる神さま 真剣に「義」を追い求めることができますようにお導きください。アーメン。