よろず戯言

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HUMAN fall flat

2022-03-17 21:17:28 | ホビー

 

ダウンロード購入してハマってしまったゲーム、

テヨンジャパンの、HUMAN fall flat(ヒューマン フォール フラット)。

ゲームを知ったきっかけは、有吉弘行やタカアンドトシらが出演しているバラエディ、

“有吉ぃぃeeeee!そうだ!今からお前んチでゲームしない?”という番組。

たまたま観たとき、出演者たちがワイワイとこのゲームをプレイしていた。

 

タイトル画面

 

終始爆笑して観ていた。

これは面白いっ!

ぜひ甥っ子らと一緒にプレイしたいっ!

スイッチのeショップを確認したら、ダウンロード版が販売されていた。

価格は1,650円。

安いっ!

速攻で購入してしまった。

 

 

3Dのオープンワールド。

主人公のボブを操作して、ステージの出口を目指す。

出口にたどり着くには、途中たくさんある仕掛けをクリアしなければならない。

そこいらにあるボタンやレバー、石ころや木箱、棒切れなどを駆使して、

ひとつずつ壁を乗り越える。

 

 

だが、操作するキャラ、ボブがふにゃふにゃ。

酔っぱらったひとみたく、千鳥足でふにゃふにゃと歩く。

物理演算を利用したプログラムでゲームが動いており、

ボブやモノの動きは、重力や遠心力、慣性など自然の摂理に則った動きになる。

なので、ゲーム特有のありえない無茶なアクションはできない。

 

ジャンプ力は人の能力に準拠。

マリオみたいに高く飛び上がれないし、カービィみたいにフワフワ浮けない。

どんなに助走を付けようが、幅のある穴や隙間を飛び越えることはできないし、

自分の体の半分くらいのジャンプ力なので、高い壁を乗り越えるには、

足場を作ってジャンプして掴まり、這い上って乗り越える。

 

 

腕力だけは怪物級。

平らな壁や崖にもしがみ付くことができるし、

うんていも永遠に可能。

タルも木箱も丸太も軽々と抱えられ、

長い大木や鉄骨も抱えて引きずることができるし、

自分の体よりも大きな氷の塊や岩も抱えて持ち上げることができる。

力だけはドンキーコング並。

 

ひとりだとかなり頭を使う。

複数だとグッとラクになるし、ごり押しでクリアも可能になる。

 

実際にプレイ開始。

ひとりでやるよりも二人でやった方が楽しいに違いない。

そう思い、甥っ子6号(5歳)と一緒にプレイ開始した。

はじめの数ステージはチュートリアル。

細かくヒントのメッセージが入り、だんだんとゲームの世界に慣れてゆく。

 

 

モノを掴む,押す,引く,ジャンプする。

崖につかまってよじ登る,基本的なアクションを学ぶ。

だんだん難易度が上がってゆき、ヒントも出なくなる。

ステージの構造やギミックも複雑になってゆき、一筋縄ではいかなくなってくる。

逆に自由度も高くなり、クリアするルートは一本道とは限らず、

やりようによっては、あっという間にクリアすることも可能に。

 

大胆な発想がないとクリアできない場面も。

大人の自分がまったく思いつかず進めなかった場所も、5歳児があっけなく突破することも。

 

一番の問題は操作性。

8方向への移動と視点変更操作による、目線の高さや体の向きの変更。

右腕左腕、それぞれ独立した操作となる、モノを掴む離す動作。

目線の先にあるものを掴もうとするため、慣れないうちは思うように動かせない。

自分の意志とは裏腹に、グルグル視点が回ったりして3D酔いしてしまう。

 

 

足元に転がっているものを掴みたければ、

体の位置をうまく合わせ、下を見てから掴む動作をしなければならない。

これがうまくいかないと、地面を掴んでふんばるだけだったり、

むなしく空を掴むことになる。

 

ボートを漕いで進んだり。

思うようにオールを漕ぐのは至難の業。

 

建設機械を操作したり。

チビッコはこういうアクションが大好き。

 

ダンプカーを運転したり。

ハンドル操作とギア操作によるスピード調整。

ふたりで分担操作してやればラクだが、ひとりだとかなり難しい。

 

大型タンカーを操縦したり。

座礁させないよう、積出港のドッグにきれいに接岸できたら気持ちいい。

 

前方のドアを開けたければ、ドアを掴んで押す/引くをしなければならない。

ドアにはかんぬきが取り付けられていたり、カギや鎖がかかったりしていることもある。

かんぬきをうまく掴んで、スライドさせてどかしたり、

カギや鎖は岩などで強引に破壊することも可能。

なかには破壊できないものもあり、その場合は他の方法を探るしかない。

 

燃料と火種を調達して炉を点火し、素材を探してカギを生成するようなステージも。

 

子どもには難易度が高い。

だが、自由な発想で思いがけない突破方法を発見できたりもする。

固定観念に囚われている大人より、むしろ子どもの方が向いているゲームかもしれない。

実際、複数の甥姪にプレイさせたが、必ずしも年長準にクリアできるとは限らなかった。

アクションはもちろん、大人やお兄ちゃんの方がうまくいくが、

謎解き,ひらめきに関しては、小さい子の方が早かったりもする。

 

 

ひとりでもやってみた。

ひとりだと、かなり厳しい。

いろいろと考えながらやらないと、途中で詰むこともある。

複数人だとずっとラクになるのは間違いない。

だが、全員が同時に進もうとなると、やっぱり厳しかったりする。

 

一定エリアごとにセーブポイントがあり、

ひとりでもそのエリアへたどり着けばオートセーブされる。

アクションが苦手で遅れているひと、

必要な足場や道具を失い、先へ進めなくなったひとは、

ステージ外へ落下すれば、先に進んだひとのエリアへ進むことができる。

 

落ちても死ぬことはない。

ゲームオーバーの概念のない安全なゲーム。

 

落下といえば、このゲームはゲームオーバーの概念がない。

このゲームの世界は空中に浮いた箱庭のような世界。

足を踏み外せば、空中を落下する。

深い水へ沈めば、そのまま落下する。

いくら奈落へ落ちても、落ちる前のエリアにまた戻って来れる。

残機もライフも時間制限もないので、どんなにヘタでもじっくりプレイできる。

 

スノーボードが楽しめるステージも。

 

みんなでわちゃわちゃ、協力しながら妨害しながら、

有吉の番組で観たようにプレイするのが最高に楽しいだろう。

家庭では二人同時プレイが可能だが、

画面が二分割されてしまい、視野が大きく狭まってしまう。

周りをじっくり観察して、その地形や使える道具、

ギミックの仕掛けなどを把握することが重要なこのゲーム、

視野が狭くなるのはかなりのリスクになるので、

できればオンラインで協力プレイしたいところ。

 

二人同時プレイでは画面が二分割される。

 

オンラインだと8人まで同時プレイが可能。

フレンド同士で集まってプレイしたら爆笑間違いなしだ。

ただ、文字チャットや定型文などの簡易チャットが存在しないので、

意思疎通が取れないし、感情を伝えられない。

ボイスチャットにも対応していないようなので、

見ず知らずのひととやるのは少し抵抗がある。

 

オンラインにつなぐと、ひとが開いたルーム一覧が表示される。

空き人数のあるルームに入って参加することが可能。

自分がホストとなって、ルームを開くことも可能。

 

スイッチ版はパッケージ版も発売されている。

ただスイッチ版は、アップデートが他機種よりも遅れていて、

エクストラステージはひとつしか追加されていない。

他機種ではすでに3ステージ追加されている。

ステージ内で特定の行動を達成したことによって得られる、“トロフィー”というやり込み要素や、

キャラクターのスキン(服のデザイン)を自由にエディットする機能もスイッチ版にはない。

なんだかスイッチだけ蔑ろにされているようで、スイッチユーザーとしては不満ではある。

 

追加コンテンツのエクストラステージ。

スイッチ版にはまだひとつしか追加されていない。

 

鎖が首にからまって大惨事になることも。

でも死なない。

 

制作者のコメントによると、夢のなかの世界を再現したゲームだそう。

なるほど!と思った。

ボブのふにゃふにゃ感、思うように動かせないもどかしさ。

なにかに追われている・・・?

わけも解らず、目的も理由も解らないがひたすら何かから逃げるような・・・出口を探す。

 

足を踏み外して落っこちても死なない。

大木が頭を直撃しても、崩落した壁の下敷きになっても、トラックに轢かれても、

一瞬、あっ・・・!って息を飲むが、死ぬことはない。

汗だくになって目覚めたりすることもある。

夢の世界って確かにこんなだ!・・・と妙に納得した。

 

現実世界なら大惨事になるようなことも・・・。

どうしようもない脱輪事故だ。

 

ひととおりクリアすると、ひとりじゃ当分やらないようになってしまう。

どうやって先へ進むか?

どう道を切り開くかを考えてプレイするのが楽しいのであって、

一度クリアしてしまうと、ただ面倒なだけの作業ゲームになってしまいがち。

 

複数プレイだと、わちゃわちゃして目的なくても最高に楽しいゲームではある。

初心者と一緒にプレイして、ハプニングをゲラゲラ笑いながらプレイすれば、

永遠に遊べるゲームかもしれない。

3D酔いするひとは、適度に休憩すべし。

根詰めてやると、不快な頭痛が二日は続くことに・・・。

 

 



2 コメント

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Unknown (mcm0815)
2022-03-17 23:25:32
ふにゃべえ楽しいっすよね。
オイラは、よゐこの〇〇生活で知りました。
ふにゃふにゃで、思うように動いてくれなくて。
パズル?も難しかったり。
結局まだクリアはしてないのよね。
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風車に掴まる発想はなかった・・・ ()
2022-03-18 21:37:16
みはねさんこんばんは、コメントありがとうございます。
 
よゐこの動画、自分も観ました。
あの二人のゲーム実況は最高に面白いですよね。
“ふにゃべえ”って呼称もそこで初めて知りました。
 
キャッスル辺りから一気に難しくなりますよね。
あーでもないこーでもないってやってて、
不意に解けたときの達成感はたまりません。
すべてのステージクリアしてしまったので、
早くスイッチにもエクストラステージ追加して欲しいところです。
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