愛車は20年前の旧車。
洗車はかなり間隔を開けていた時期があったし、水アカ取り、研磨などはほとんどしていませんでした。
ワックスやコーティングも「ノーコンパウンド」のものを選んでいたので、気がつけばくすんでしまい、
艶消しのようなボンネット・ルーフ・トランクとなってしまっていました。
このコロナ禍において、ステイホーム期間の間に何か自宅で楽しんでできることがないかと思っていたら、
愛車が「もっと磨いてよ」と訴えんばかりに目を合わせてきました。
そこでプロは一体どうやってメンテナンスしているのだろうという興味が湧き、様々なYouTubeチャンネルを拝見して
自分でできそうなメニューを選んでみました。
その中でも素人でもハードルを下げて挑戦できる気になるチャンネルを参考にしてみました。
今回は リンレイ から発売された「ウルトラハード・プロスペック・クリーナー」を用いてウォータースポットを除去しようと思います。

これを試す2週間前に同じく リンレイ の「水アカスポットクリーナー」を試したのですが、全く話になりませんでした。
ボンネットの水アカに笑われるような感覚を覚えました。
そこで今回の工程を考えました。
「シャンプー洗車」 ▶︎ (※)「鉄粉取り」 ▶︎ 「ウルトラハードクリーナー」 ▶︎ 落ちない場合「ポリッシャー仕上げ」
(※)の鉄粉取りはポリッシャー仕上げを行うとなった時のためにあらかじめしておこうと思いました。
ウルトラハードクリーナーはボディに直接かけてすぐにマイクロファイバークロスで吹き上げます。

落ちるまで数度繰り返しました。
ただし、アルカリ成分の液体のため、長時間の使用は塗装に影響を与えます。
ある程度でやめにする必要があります。
効果の程は、「水アカスポットクリーナー」に比べて少しは落ちました。
確かに落ちたのですが・・・、 感覚的には表面の汚れ部分が落ちただけのようなものです。
20年ものの塗装には「化学的な除去」では限界のようです。

人差し指の右側が施工済み、左側は未施工部分です。
ついに「物理的な除去」に踏み切ります。
ポリッシャーはランダムアクションタイプの リョービ RSE-1250 を使用します。
まず、1μm の極細コンパウンドと羊毛バフの組み合わせで均していきます。

この研磨の時点で表面のくすみは取れました。
仕上げに 0.2μm の超極細コンパウンドで磨きます。
水をかけるとランダムな水滴になり、ウォータースポットが無くなったと実感しました。
スッピンになったボディですからコーティングで保護します。
今回は Pro Staff の X-MAL 1(ノーコンパウンド)を使用しました。

コーティング後、水をかけるとなんの抵抗もなく転がり落ちる水滴が労をねぎらってくれます。

シルバーボディでは「ウルトラハードクリーナー」の効果が分かりづらかったため、ドアのサッシの黒い部分で再度試してみました。

しかし、意外な事に白くくすんだものが全く1mmも動かぬが如く、除去できませんでした。
水アカじゃないのか?と疑問に思いながら、最終手段のポリッシャー仕上げを行いました。

この処置はうまくいき、サッシのピラーだけが不自然に輝くといった状態を醸成しています。

ウルトラハードクリーナーに対するまとめは、年式の違いによって評価が分かれると思います。
購入から数年の新車に近い車はウルトラハードクリーナーだけで艶が戻ると思います。
購入から10年以上の車はウルトラハードクリーナーだけでは不十分でしょう。
どうしても除去したい場合は、プロに相談するか、チャレンジするかの選択になると思います。
作業の模様は下記動画でご覧ください。

リンレイ ウルトラハードクリーナーは本当に落ちるのか?
購入から20年、ロクに水アカ除去を行わなかったこの車に今回ウルトラハードクリーナーで気合を入れます。果たしてその結果は?
youtube#video
そして、大変大変ご無沙汰しております。
鉄道写真に関して、色々思われる点があるとの事で心中お察しします。
一部の人の問題なのでしょうが、その一部の人の行動があまりにも目にあまるので困りますよね・・・。
さてさて、実は私も20年以上前の車を今回購入する事になりました。take44様がされている作業を後追いになりますが、やっていこうと思っておりますので大変参考になります。
これからも、よろしくお願いいたします(*^_^*)