| クラウディオ・アバド (The Last Concert / Berliner Philharmoniker | Claudio Abbado)[2CD+Blu-ray(Audio & Video)]
[輸入盤] [日本語帯・解説付] CD+Blu-ray, Live
ベルリン・フィルが作ったアバドの「メモリアル・アルバム」
アバド最後の客演コンサート&貴重なドキュメンタリー映像
[収録内容]
「クラウディオ・アバド ~ ザ・ラスト・コンサート」
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラウディオ・アバド (指揮)
[CD-1]
フェリックス・メンデルスゾーン : 劇音楽 「夏の夜の夢」 (抜粋) (40'11'')
序曲
第1番 スケルツォ
第3番 合唱付の歌 「舌先さけたまだら蛇」
第5番 間奏曲
第7番 夜想曲
第9番 結婚行進曲
第13番 終曲「わずかな光」
デボラ・ヨーク (ソプラノ)
ステラ・ダウフェキシス (メゾソプラノ)
コンスタニア・グルツィ (合唱指揮)
バイエルン放送合唱団女声団員
[CD-2]
ベルリオーズ : 幻想交響曲 (55'46'')
収録 : 2013年5月18、19、21日 / ベルリン・フィルハーモニー (ライヴ)
録音 : 24bit/48kHz
[Blu-ray]
このブルーレイ・ディスクには、上記全曲の音声トラックとコンサート映像の両方のコンテンツが収録されています。
ブルーレイディスク・オーディオ (96分)
24bit/48kHz
2.0PCM Stereo
5.0DTS-HD MA
ブルーレイディスク・ビデオ (107分)
画面 : Full HD 1080/60i 16:9
音声 : 2.0PCM Stereo | 5.0DTS-HD Master Audio
リージョン : ALL
[ボーナス・ビデオ] (75分)
・ ドキュメンタリー 「クラウディオ・アバド ~ ベルリン・フィルでの 最初の1年」 (制作: 1991年)
・ ベルリン・フィルのメンバーが語るクラウディオ・アバドの思い出 (収録: 2014年 / 字幕: 英、独、日本語)
ダウンロード・コード
このブルーレイ・ディスクには、上記全曲のハイレゾ音源(24bit/48kHz)をダウンロードするためのURL とそのパスワードが封入されています。
デジタル・コンサートホール
ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」を7日間無料視聴できるチケット・コードが封入されています。
ベルリン・フィル・レコーディングスが、クラウディオ・アバドの三回忌を記念して、新タイトル「クラウディオ・アバド ~ ザ・ラスト・コンサート」がリリース。これは、2013年5月にアバドがベルリン・フィルに最後に客演した際の演奏を収めたもので、メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」(序曲および6曲)およびベルリオーズ「幻想交響曲」がCD、BDビデオ&オーディオ、ハイレゾ・ダウンロードのマルチ・フォーマットで収録されています。
今回のコンセプトは、ベルリン・フィル団員のアバドへの思い出が詰まった「アルバム」。装丁は卒業アルバムを連想させる布張りハードカバーで、ブックレットにはプライベートを含む様々な写真が散りばめられています。その多くが、これまでに非公開だったもの。さらにBDビデオには、ベルリン・フィル首席指揮者就任時の最初の1年を追ったドキュメンタリーが収録されています(1991年制作/20年以上前にドイツ・グラモフォンからVHSおよびLDでリリースされて以来の復刻)。
「アバドは妖精の世界を見ることができる」と評された演奏はもちろんのこと、このドキュメンタリーが、実に示唆に富んでいます。ベルリンの壁が崩壊した1989年に首席指揮者となった彼が、楽団にカラヤン時代とまったく違う空気を送り込んだことが、生々しく伝わってくる内容です。現在の視点から観ると、彼が音楽および人生の上で目標としたことが、後にすべて実現したことが分かり、深い感動を覚えます。
同時に、2014年にベルリン・フィル団員がアバドの思い出を語った映像も収録。ここでは、彼(不器用なリハーサルをしたことで有名)が稽古中にわざとカオスを引き起こすことで、団員がお互いに音を聴くように仕向け、「オケによる室内楽」を実現させた、という驚くべき新説が提示されています。
総じてベルリン・フィルのアバドの思い出が、演奏音声、演奏会映像、写真、ドキュメンタリーのすべてで多角的に凝縮されており、「アルバム」の名に相応しい内容となっています。アバド・ファン、アバド時代のベルリン・フィルに関心を持つリスナーには、絶対に見逃せないタイトルと言えるでしょう。