コルマール(Colmar)からストラスブール(Strasbourg)へ電車で移動し、駅前のホテル「Grand Hotel Strasbourg」へチェックインしました。
ホテルの部屋の前の廊下にあったデスクの上にファイルが1冊置いてありました。「ホテルスタッフのおすすめするストラスブールのレストラン」情報が入った、なかなかいかしたファイルでした。
「ホテルのフロントでクーポンをもらえば、このうちの何軒かのお店で特典を受けられる」と書いてあったので、フロントのお兄さん’アモン’(宮本亜門によく似ているので私達は’アモン’と呼んでいました)に「レストランのクーポンを下さい。」とお願いしてみました。アモンは最初、何を言われているのか理解してくれなかったのですが、「あ、これのことですね。」と出してくれたのは、ストラスブールのレストランやホテルが何軒か載っている薄いパンフレットで、そこにホテルのスタンプを押してくれました。「この中で一番のおすすめはどこですか?」と聞いたら、「L'Ami Schutz」と即答されました。「地球の歩き方」にも「ロンプラ」にも載っていた「Le Baeckeoffe d'Alsace」もパンフに書かれていたので、ここはどうかとたずねると、「ここは良くない。」と言われました。何が良くないのかは分かりませんが、色々なガイドに載っているし、「ベックオフ等のアルザス名物が食べられる」と宣伝しているくらいなので、ツーリスティックなお店なのかもしれません。
アモンのおすすめに従い、今宵は、「L'Ami Schutz」でディナーを食べることにしました。19:30にお店に行き、中をのぞいてみるとあまりお客が入っていませんでした。中は喫煙席と禁煙席の部屋に分かれていて、禁煙席に入るとお客は誰もいませんでした。さっきのぞいてお客がいたのは喫煙席の方でした。
ホテルでもらったパンフには「これを見せるとドリンクをサービス」と書いてあったので、自由に選べるのかと思っていましたが、このお店では「キール(白ワインにクレーム・ド・カシスが混ざったもの)」と決められていました。アルザスの白ワインで割っているのか、甘くてとても美味しかったです。
今回は、TH(夫)が「前菜+メイン+デザート」が数種類のメニューの中から選べる「Menu Hivernal 」、私は単品で前菜とメインの魚料理とカフェをオーダーしました。
<食べ物>
【TH(夫)の頼んだメニュー Menu Hivernal 22.8EURO(≒3,285円、1EURO≒144.085円)】
●前菜 La creme de pois casses au Mont beliard poele
ソーセージの入った豆のクリームスープでした。とても美味しかったです。クルトンを入れるとサクサクした食感でさらに美味しくなりました。
●メイン Le saute de cabillaud a l'effilochee de legumes, sauce vierge au cremant d'alsace
タラのソテーの下に葱、人参の細切りがひいてあり、ソースは黄色いサフランソース、赤い粒胡椒がアクセントになっています。タラもジューシーでまあまあ美味しかったです。
●デザート Le Kougelhopf glace au Marc de Gewulztramihor, caulis de myrabelle
アルザスといえば「クグロフ」という円筒型をしたケーキが有名です。これはケーキではなく、クグロフの形 をしたアイスクリームでした。アイスの中に「Marc」という蒸留酒が入った大人の味なアイスです。まわりはブルーベリーソースでした。
【私の頼んだメニュー】
●前菜 La tarte a l'epignon soufflee au lard de Feret Noire :8EURO(≒1,153円、1EURO≒144.085円)
本当は「タルト・フランベ」というアルザス名物のチーズの乗ったピザを食べたかったのですが、メニューに「タルト・フランベ」というそのものの名がなかったので、「タルトとついてるこれかな?」と適当に頼んだら、普通の温かいタルトが出てきました。間違いました。が、期待していたタルト・フランベではなかったものの、卵とベーコン・オニオンが入ったタルトは美味しく、サラダもビネガーがきいていてさっぱりしていました。
●メイン Le saute de cabillaud a l'effilochee de legumes, sauce vierge au cremant d'alsace :14.8EURO(≒2,132円、1EURO≒144.085円)
メインが運ばれてきたら、TH(夫)のも私のも全く同じ料理でした。あれっ?
TH(夫)がMENUの数種類のメニューの中から選んだ魚料理と全く同じ料理を、間違ってメニューから選んでしまったのでした。
毎回手帳にメニューを書き写すのですが、書いている途中には同じメニューだと全く気付きませんでした。かなりおまぬけです。手帳を見返したらしっかり同じ名前のメニューが書かれていました。
●カフェ:2.6EURO(≒375円、1EURO≒144.085円)
カフェを頼んだら、チョコムースもついてきました。ラッキー!ほろ苦い味の美味しいチョコムースでした。
<飲み物>
●Gewurztraminer (1/4 L) :7.9EURO(≒1,138円、1EURO≒144.085円)
アルザス地方の白ワインです。甘くてぶどうジュースのようです。香りがとてもよくて美味しかったです。アルザスワインはやっぱり美味しいです。
<感想>
・19:30に行った時はお客は私達だけでしーんとしていて、多少やりづらい感じでしたが、20:00前には予約の人達が続々と入ってきて満席になりました。その後予約なしのお客さんが何組も入ってきましたが、禁煙席は満席なので喫煙席に行くかお断りされていました。
・ここはレストランの名前の前に「Bierstub(ビアステュブ)」がついていました。昼間コルマールで行ったレストランは「Winstub(ヴィンステュブ)」で「アルザスの美味しいワインと食事が楽しめるワイン居酒屋」という意味だったので、「Bierstub」は名前通りに解釈すると「アルザスの美味しいビールと食事が楽しめるビール居酒屋」となります。しかし、「ビール居酒屋」というよりは、内装も料理も普通のこじゃれたレストランでした。そういえば「Bierstub」だから美味しいビールがあったはずなのに、ビールを飲むのを忘れていました。
・外から見ると、お店の建物に三角形の家の形をした赤い電飾がついたり消えたりしていて、あやしげな感じでした。
・ストラスブールで3回食事をしましたが、その中ではここが一番好きでした。
takapyonaの評価:★★★★☆(4つ星に近い3つ星半)
《お店データ》
日時:2006年3月20日(月)ディナー
国:フランス
街:ストラスブール
店名:、L'Ami Schutz
住所:1 Ponts Couverts Strasbourg
電話:03 88 32 76 98
分類:フレンチ
値段:56.1EURO(≒8,083円、1EURO≒144.085円)
URL:http://www.ami-schutz.com/
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どうも有難うございます☆
お店の名前の前の文字でワイン居酒屋とかビール居酒屋とかわかるんですね。
勉強になります!
9月のストラスブールが楽しみです
1泊しかしないのですが・・・
ストラスブール滞在は1泊ですか。それはどこに食べに行くか迷いますよね。
きっとご存知だと思うのですが、ストラスブールには「オ・クロコディール」というミシュラン2つ星レストランがあります。お店の前まで行ったのですが、扉からして重そうで今回はあきらめました。でもきっと中は素敵だろうなと思います。
私達が今回行ったレストランは、1泊しかされないのでしたらおすすめできません。
でも、ドイツ風の街並とアルザスワインはとってもおすすめでした~。
P.S.浅草の焼肉屋さんは如何でしたか?美味しかったら今度行ってみようかな。
「オ・クロコディール」夕食にHPから予約して行こうかなって思ってます
ランチに行くならここはいいですか?
アルザスのワインは私も好きなのでとっても楽しみです。
あのグラスがアルザスワインのグラスなんですね。
自分のお土産にしたいなぁ。
rakapyonaさんみたいにお料理の写真も食べる前に撮ってメニューもメモしてくるのがんばります!
浅草の焼肉屋さんはブログにもちょぴり載せましたが、1階の炭火焼は楽しかったですが関西の焼肉屋さんと比べるとカルビと骨付きカルビはおいしかったですが他は??でした。それとちょっぴり高かったです。
フランス旅行をする前に参考にさせて頂いた「フランス・ツーリズム旅行情報局」に、「L'Ami Schutz」にランチに行かれた方の感想が載っていました。ランチも結構良さそうな感じでしたよ。
http://france-tourisme.net/s-Alsace-Strasbourg-restaurant.htm#Schutz
ただ、ここのお料理は、「いかにもアルザス」といったアルザス地方色を前面に出したものではなかった気がします。
浅草の焼肉屋さん情報、有難うございました。参考になりました。マコ大好きさんのブログにも載せてらっしゃったのですね。後で見に行きまーす。