takapyonaの美味的生活

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法王庁のあった歴史的な街 アビニョン Avignon 《アビニョン in フランス 》

2006年03月11日 | フランスのレストラン・ホテル

カルカッソンヌからニームの観光を終えアビニョン Avignonに移動してきました

アビニョンはプロヴァンス地方の中心地で周辺都市へのエクスカーションも便利な事と、法王庁宮殿やアビニョン橋(サン・ベネゼ橋)といった歴史的な見所もある事から、ここに3泊(2006/3/9-2006/3/11)しました。
アビニョンの歴史地区は1995年に世界遺産に登録されています。

《 アビニョン Avignon 》

【法王庁宮殿 Palais de Papes】
アビニョン観光の中心になる歴史的建造物です。14世紀にローマから移ってきた法王のために建てられた宮殿兼要塞で、高さ50m、厚さ4mの外壁に囲まれたその内側の面積は1万5000㎡にも及ぶ壮大な大きさの建物です。
朝・昼・夜いつ見ても絵になる風景なので、TH(夫)はここの前を通るたびに写真を撮っていました。
   
            



建物の中身はフランス革命時に破壊されたりごっそり持ち出されたりしたそうで、装飾品の類はあまり無く、内部は簡素で堅牢な感じでしたが、その大きさと荘厳な感じに圧倒されました。
内部の見学は日本語のオーディオガイド付きで出来ます。ここのオーディオガイドも説明が詳しく、まずその部屋の説明、次に展示物の説明、と延々と続きます。ついつい手元にオーディオガイドを持っているからには聞かないと、という気になり立ち止まって説明を聞いてしまうのですが、近くを通り過ぎていった1人の日本人女性がオーディオガイドを全く聞かずにさらっと流していくのを見て、「時間の無い観光客にはあれが正解だよ。」と気付き、以後、私達も適当に聞き流してちゃっちゃと先に進んで行くことにしました。





法王庁宮殿の大広間では朝・夕は軽食、昼はランチのコースが食べられるそうです。私達が中を見学していた時にスタッフの人達がテーブルに花を飾ったり食器のセッティングをしたり忙しそうに働いていました。こんな所で食べる食事は雰囲気が良さそうです。歴史的建造物をうまく活用していると思いました。

法王庁宮殿の見学を終え入口に出ようとしたら、階段の下で大勢の人が楽しそうにワインを飲んでいました

ここはワインのテイスティングが出来る法王庁宮殿内にあるワインカーブでした。
大勢いる人達は観光ツアー客らしく、この人達が帰るまでしばらく待った後、私達もワインのテイスティングをすることにしました。ワインのテイスティングは1人5.8EURO(≒836円、1EURO≒144.07円)で3-4種類のコート・デュ・ローヌのワインを飲むことが出来ます。
お店の優しいお兄さんが、一本づつのワインの説明をしながらグラスにワインを入れてくれました。TH(夫)が事前に調べた情報によると、ワインのテイスティングは安いワインから高いワインの順に出てくるため最初は抑え気味に最後のいいワインに備えておいた方がいい、とのことでした。よって口に含んで香りを楽しんだ後、ごくっと飲み込みたいのを我慢して隣のバケツに吐き出しました。最後に出てきたワインは「La bouteillerie du palais de papes」という法王庁の名前の付いた一番高そうな赤ワインでした。タンニンの味が強い重い味なのでそれだけで飲むと味が濃くきつい感じがしました。いいワインとはこういうものなのでしょうけれど、欲をいえばこれにあう料理と一緒に飲めればもっと美味しく味わえたと思います。お土産にワインの銀色のテイスティングカップをもらいました。


【アビニョン橋(サン・ベネゼ橋) Pont d'Avignon (Pont St-Benezet) 】
’「アビニョンの橋で  踊ろよ 踊ろよ・・・」という歌で有名なアビニョン橋’とガイドブックに書いてありましたが、橋の歌といえば、「ロンドン橋 落ちた 落ちた 落ちた・・・」というメロディーしか思い浮かばず、「どんな歌なんだろう。」と気になっていました。ラッキーなことに、ここを見学する時にも日本語オーディオガイドが付いてきて、アビニョン橋のメロディーも流してくれていました。この曲は聴いたことがありました。歯医者の入口や電話の保留する時の音楽でした。
ローヌ川にかかるこの橋の上からも法王庁宮殿がよく見えます。





【時計台広場 Pl. de l'Horloge】
アビニョン滞在1-2泊目に泊まったホテルの目の前にある時計台広場です。





【市場や街角の風景】

ロンプラに「花市がある」と書いてあったので探した「花市」です。「市」というほどの大きさは無く、一本道にトラックで花を売りに来ている人達がちらほらいただけで、「え、これだけ?」と思いました。看板を見ると、普段花市をやっている広場は只今工事中のため、一時的にここに移転しているそうです。本来ならもっとたくさんの花が見られるはず?

アビニョンの市場です。
市場を見るのは楽しくて大好きです。新鮮な野菜や肉や魚、チーズ、パン等売っています。でも旅行者にはあまり買えるものがなく残念。

市場にあったこのパン屋さんは、「bio」と書いてあったパンを売っていて、行列が出来ていました。買ってみたかったけれど、並ぶ時間が無く買えませんでした。

こちらの石鹸屋さんでは100%ナチュラルのマルセイユ石鹸を売っています。ラベンダーやレモン、アーモンド、ムスク、色々な種類の石鹸があり何を買おうか迷いました。移動の時に荷物が重くなるからとTH(夫)に言われ、4つだけ買って帰りました。

こんなカラフルな可愛い南仏のスカートやエプロンも売っていました。


《 ヴィルヌーヴ・レ・ザビニョン Villeneuve-les-Avignon 》

アビニョンからローヌ川をはさんで向こう岸、バスで5分程の場所にヴィヌルーブ・レ・ザビニョンという街があります。対岸のアビニョン法王庁を見張るために要塞や塔が建てられ、裕福な人々が美しいこの街に豪邸を建て発展してきた街です。アレジとゴクミのお屋敷もここにあるそうです。

祝福の谷の修道院 CHARTREUSE DU VAL DE BENEDICTION
アビニョンの法王イノケンティウス6世により14世紀に建てられた修道院です。
            





【サンタンドレ要塞 Fort St-Andre 】
対岸のアビニョン法王庁を監視するために14世紀に建てられた要塞です。



要塞の上からはローヌ川や対岸のアビニョンの街が一望できます。



アーモンドの花とミモザの花。




ロジ担のTH(夫)によると、最初はアビニョンかアルルのどちらかに3泊しようと考えていたそうですが、アビニョンの方が交通の便がいいのと街が少し大きいということでアビニョンに決めたそうです。アルルにもエクスカーションで行きましたが、アビニョンの方がレストランや見所が多く、アルルほど観光地観光地しておらず、街の規模が大きい分お店もあかぬけた感じでショッピングストリートも充実しており、滞在するにはアビニョンの方が便利かな思いました。中世の古都の雰囲気を存分に味わえるこの街に滞在できて良かったです。

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