
昨夜(2006/3/6)、成田からパリ経由でトゥールーズに到着し、駅前のホテルに宿泊、夕食は駅前の雑然とした場所にある別の安ホテルの併設レストランで食べました。まずまずの味ではあったもののそれほど美味しかったわけではなく、、、本日のお昼に期待です。
今回もお世話になった観光案内本「ロンリープラネット(以下、ロンプラ)」に「ビクトルユーゴー市場の上に火~日曜のランチタイムのみ営業している安くて美味しいレストランがある」というようなことが書かれていたのですが、英語で書いてあるため「市場の上にレストラン??」といまいち意味が不明で、午前中に市場に偵察に行きました。最初は場所が分からなかったのですが、市場の入口付近に階段があります。階段を上がると、お店の案内が階段の途中に貼ってありました。
午前中は開いていなかったので、12:00過ぎに再度行ってみました。階段を上ると厚い扉が閉まっています。扉を開けると下の市場とは全く異なる風景が。小さいながらも小奇麗なレストランがうなぎの寝床のように細長く数軒並んでいます。お客さんはどこのお店も半分くらいの入りです。どこのお店にしようか迷った末、一番混んでいた「LE LOUCHEBEM」というお肉屋さんがやっているらしいお肉のレストランに入ることにしました。迷っている間に次々に席が埋まっていきました。中央のバーカウンターの奥で調理中のご主人に声をかけて席に案内してもらった時には満席でした。
メニューをもらい、「アントレ(前菜)+プラ(メイン)+デザート+ワイン1/4Lづつ」がセットになった12.5EUROと19EUROのMENU(コース)にしました。12.5EUROと19EUROのコース、いずれも何種類かの料理の中から好きな物が選べます。
私達が今回食べたお料理は下記の通りです。
【12.5EURO(≒1812円、1EURO≒145円) のMENU】
●前菜:SOUPE DE POISSON (魚のスープ)
肉屋さんで「魚のスープ」を食べるのもどうかと思うのですが、昔一度食べて以来「SOUPE DE POISSON」ファンの私はついつい頼んでしまいました。魚介を煮込んで漉したどろっとしたスープにクルトン・ルイユ・チーズを入れて食べます。今回食べたスープは少しカレー風味でスープは薄かったです。肉屋さんではお肉関係の料理を選んだ方がいいかもしれません。
●メイン:ENTRECOTE(牛リブステーキ)
ENTRECOTEという単語が不明だったので持参したフランス語メニューの中から探していたら、お店のご主人が一緒にその中から探してくれ、牛リブステーキということが判明しました。(フランスでは同じ牛肉でも部位によって色々な名前があるようです。)
お肉は筋がいっぱいで固いです。噛んでも噛んでもいつまでも残っています。奥歯に筋がはさまってその後1日中痛い思いをしました。何だか自分を痛めつけている感じでした。お肉の上には玉ねぎソースがのっていて味付けは美味しかったですが、やはり日本の和牛は柔らかくて美味しいと実感しました。
●デザート:フラン(カスタードプリン)
「フラン」とはケーキのような形をしているのかと思ったら、カスタードプリンでした。昔懐かしい味です。
【19EUROのMENU(≒2755円、1EURO≒145円)】
12.5EUROのMENUと比べて選べる前菜とメインの料理がグレードアップかつこの土地の特産のお料理になります。
●前菜:フォアグラのサラダ
レタスやクルミ、生ハムがちりばめられたサラダの真ん中にどーんと厚切りのフォアグラが載っています。ここトゥールーズはフォアグラの産地で有名というだけあって、フォアグラは甘みがあって口に入れるとふわ~っととろけていきます。フォアグラのボリュームもあり満足な一皿でした。
因みに隣の席のサラリーマンはこのフォアグラのサラダと、メインはステーキの上に輪切りのフォアグラがころころのっているフォアグラづくしの食事をしていました。
●メイン:カスレ
「カスレ」というのはこの地方のお料理だそうです。いんげん豆、骨付き鶏、ソーセージなどが入ったこってりとしたボリューム感のあるシチューです。最初は美味しいのですが、量が多くて最後は飽きてきました。
●デザート:タルト・オ・シトロン(レモンのタルト)
密度の濃いどっしりとしたケーキに生クリームと濃い味(ちょっと柑橘系の洗剤のような)レモンソースがかかっています。
(感想)
12:00を過ぎるとサラリーマンや地元の人、買物帰りの人達で満席の活気のあるお店です。皆、お皿からはみださんばかりの巨大なお肉をモリモリ食べていてさすがかつての狩猟民族だと感心してしまいました。
このお店以外にも市場の新鮮な食材を使ったお魚屋のレストランや伝統的フレンチのレストランが市場の上に並んでおり、やはりこれらのお店も12:00過ぎると満席でした。ランチのみの営業ですが、どこも11-25EURO前後でお得なMENUや単品料理が食べられるようです。お店はどこも小奇麗で可愛らしくメニューも色々黒板に書かれていました。どこのお店に入ろうか選ぶのも楽しいです。もしトゥールーズにまた行くことがあればまた行きたいと思います。
VICTOR HUGO市場の上にあるちょっと意外で穴場な小さなレストランの数々、おすすめです。《お店データ》
日時:2006年3月7日(火)ランチ
国:フランス
街:トゥールーズ
店名:LE LOUCHEBEM
住所:Marche VICTOR HUGO, Loge 3-4-5, 31000 TOULOUSE (昼のみ営業)
電話:05-61-12-12-52(昼のみ営業)
住所: 24 RUE BAYARD 31000 TOULOUSE (夜のみ営業)
電話:05-61-99-21-26(夜のみ営業)
分類:フレンチ
値段:31.5EURO(≒4567円、1EURO≒145円)
留学とかお仕事で行かれてるんですか?
そいえば、前にメールでしりとりやってたよね。
街並みはきれいだし、食べ物も美味しいし、住むには丁度いい大きさだし、いい所にお仕事で行かれていいですね。うらやましい
あんじぇさんは遊びに行かれましたか?
昨日夢を見ましたよ。トゥールーズ行きの飛行機の中で日本人のカップルが乗っていて、「もしやあれがあんじぇさんのお兄さんとアニヨメさんだったのでは。」と思う変な夢でした。
しりとりなつかしや~。
いつのまにか終わってしまいましたよね。
妹からメールがあり、ブログみたらしりとりを思い出しました。これまたなつかし。
高いのでほとんど外食していないのですが、この街では魚より肉の方がおすすめですよ。単一メニュー(牛煮込み)だけで20年以上勝負している店があったりします。
次回があるなら是非連絡下さいね。
Toulouseに住んでいらっしゃるとは驚きました。あんじぇさんに行くことお伝えしてれば良かったです。
Toulouseではお肉がおすすめでしたか。魚のスープ(これは美味しかったのですが)飲んだりイカ食べたりしてました。
それにしてもフランスは外食費が高くつきますね
次回があるかは分かりませんが、もしあればご連絡させていただきます!