日本でパパイヤを栽培するとなると,現実的には鑑賞目的で鉢植えの木を育て楽しむか,熟した果実ではなく「青野菜」として一季だけの栽培することになるという。日本国内では沖縄をのぞいて地植はほぼ無理らしい。
知人からパパイアの苗を5本分けて貰って,鉢植えに2本,地植で3本育てることになった。
パパイアは雌雄異株なので,結実を目指すのなら数株育てる必要があるそうだ。雌花開花後に雄花の花粉を受粉させれば果実が育つ。また,温度によっては両性花がつくこともある。雄花と雌花はつぼみの状態で容易に見分けることができるそうだ。雄花は花茎が長くその先端がふくらんだマッチ棒のような形をしており,雌花は紡錘形にふくら無と言うことだ。両性花は雌花に近いかたちをしているということだ。
特に地植の3本は,熱中症が話題になる猛暑続きで,「地の利」を得たのかたくましく育っている。
8月7日,水をかけながら気が付くと花が咲いていた。何々,パパイアに花が咲くなんて,近頃の猛暑のせいでしかない。異常天候は困り者だが,それにしても結実するかどうか気が揉めることだ。
果実は多くが小さいうちに自然に落ち,これは余計な水分や養分をとられないための生理現象で生理落果というそうだ。何とか落花しないて,実が育っているようだ
8月20日現在,5センチメートルほどに育っている。今後,落花せずに無事に育ってくれるよう期待しつつも落花の覚悟もしつつ,水掛だけは怠りなく・・・気の揉めるパパイアであることよ。
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