高橋道場では稽古の後に10分くらい講話の時間があります
思いっきり組手をして汗だくになった体を休め、呼吸を整えクールダウン
みんなで輪になって、先生が空手や人生、生き方などを交え子供にも分かりやすいよう
色々な話をします。
いつも言うことは、『大会で優勝するくらい組手が強くなるよりも、挨拶や礼儀がきちんとできる人になろう!』
これは毎回、毎回、言いますね。それだけ大事なことなんです。
大人でもできていない人が社会に大勢います。悲しいことです。
先生が毎回議題を考え、子供たちにも自分の意見を発表させます。
『どうして極真空手をやっているのか?』とか、『今の世の中をどう思うか』とか、毎回興味深いです。
今日の議題は『壁にぶつかった時、どうするのか』
極真をやっているからには、簡単に諦めてしまうような人にはなって欲しくありません!
空手に限らず、学生なら勉強や部活、大人なら仕事や家庭など生きていれば必ず様々な壁が
どどーーーん!っと立ちはだかってきます。絶対避けられません、それが人生なんです。
ここで逃げてしまうのか、人のせいにして言い訳をするのか、人それぞれでしょう。
小学生の子供たちも、しっかりとした自分の意見を持っていました。
『たまに人のせいにしちゃうけど、そんな自分を改めたい』という正直な意見もありました。
『諦めずに壁を越えられるよう頑張る』と言う意見が多数でした。
壁を越えられるかどうかは別として、越える努力をすることを先生は学んでほしいんです。
学生の壁はテストや習い事など勉強に関わる事が多いでしょう。しかし大人になると壁はもっと
分厚くて、見上げるほど高いことが多いのです。
先生は空手を通じて、厳しい社会でもたくましく生きて行ける力を身につけ
強い精神力を持った優しい人間になって欲しいと願って指導しています。