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たかはみblog

日々、機嫌いい時は尻尾振り、ダメな時は丸まってます。ちなみに自由が丘でお好み焼き屋やってます。うちのHPも見てねん。

懐かしのアントニオ・ガデス舞踏団

2009-03-16 14:01:38 | あーと
昨日は「カルメン」をみてきました。

私はフラメンコ好きなわけではなくガデスのファンだったので、当人が
亡くなって、前回の来日はいかなかったのね。でも、久々見たくなった。
今回見て思ったんだけど、ちょっと歌舞伎と似てるよね。

あのくっきり感は昔と変わらず、強烈な印象を残す良い舞台でした。
ガデスのホセはもっと抑制的で憂いがあった。新しいホセは生真面目な
青年って感じでした。終幕のホセのしぐさの違いが象徴的でした。
本当にガデスはカッコよかったんだよー。立ってるだけで、ちょっと動く
だけで。あーうっとり。

フラメンコダンサーの全く揺るがない背筋の伸びた姿が美しかった。
私も姿勢を伸ばして歩こっと。

薬師寺展

2008-05-16 15:30:58 | あーと
薬師寺展にいってきましただ。
修学旅行以来のご対面ー。日光月光菩薩、思った以上に良かったです。
聖観音もきれいだけどね、日光月光には敵いません。きれいってだけじゃないもの、体のねじり方、背中や腰の窪み、二の腕やお腹のムチムチした表現、匂いたつような存在感。日光さんの方が少し豊満な感じ?月光さんの方がすらっとしている感じ?。じっと見てたら気持ちよくなってきてしまって、でも、いい仏像ってそうなのよねー。ぜひ薬師如来にもお会いしたいわーお近づきになりたいわー。キレイってだけでなく見る者を気持ちよくする、その表現の違いってどこにあるんでしょうねえ。

行きの電車では、乗った車両にとても臭い人がいて、乗車してきた人々の異臭に対する反応が面白く、あれはドラマみたいでした。帰りは、みはしで杏クリームあんみつを食べ、アメ横でジーンズを買い、キムチ横丁でお肉をゲット、その上、御徒町で忘れ物をしてしまうという、イベント盛りだくさんな上野の一日でありました。本当はさらに浴衣の下見にいこうと思ってたんだけど、それはまた今度だね。

Mick Rock&中村座!

2007-04-30 15:54:34 | あーと
平成中村座をMick Rockが撮った写真展、見てまいりました。

中村座の個性とMickRockの個性がかみ合って面白い写真展でしたよ。通常よくある見得切っている箇所での写真だと、いわゆる固まった浮世絵みたいな構図ですが、全く違うので、写真が動いてます。出色だったのは、会場最後の展示。アップの顔写真が並んでいるのですが、まるで、RollingStone誌の表紙みたい(笑)。インパクトありました。しかも、会場にかかっている音楽が、前半は歌舞伎上演中のもので、後半はDavid BowieのLowでした。これが不思議とぴったし。やはり歌舞伎ってロックと通じる部分があるのよー。こういったら不遜ですが、私のためにあるような写真展でした(笑)。

その会場が、できたばかりの東京ミッドタウンだったので、ついでにぐるっと眺めてきました。
お高いながらも高品質なブランド店では目の保養をして、あれ?手の届くものが置いてある店は入場制限で並んでるしーびっくりしました。ただ、食い物を買いにいくには楽しいかも。サントリー美術館もあるしね。ヒルズよかいいかもしんないよ。

新美術館にいってきた

2007-02-11 16:28:00 | あーと
水曜日にちゃんと新美術館いってきました。

ヒルズ系の近未来的建物で横にひろーい!。見る側の体力と集中力を試してるのか?。ポンピドー展は珍しい画家も多く、画家説明がいちいちあって勉強にはなったものの、目新しさはなし。でも、一階でやってた現代美術の企画展がとっても面白かった。美醜が基準でなくなる価値転換が起こって理解しにくくなった現代アート、その捉え方が示されていたように思いました。メディアの発達した現代は、その時代の生み出しているアートもメディアの1種でありそれゆえに生き物だしナマモノっぽい。わかりにくいがゆえに、向き合う客は面白くもあり、頭も使うし、だいぶ疲れるなあ(笑)。くたくたになっちゃった。

新美術館、今後も期待しています。

続・仏像展--向源寺十一面観音菩薩像

2006-11-16 15:20:32 | あーと
ようやく滋賀からご出張されてらした国宝の十一面観音像を見てきました。
いやーこれにはちょっと興奮しました。満足。

日本の仏像にはみたことのないヨーロッパ彫刻を思わせる仏像です。だいたい仏像は正面から見ることを基本に作られています。どこかデフォルメされた象徴的なお姿、全体的なバランスとしておおまかには似たような「お約束」というようなお姿をなさっています。
ところが。
この観音像は、360℃拝むことを前提として作られているようです。どこから見ても美しい。正面は当たり前として、左脇から見ると、風を受けて少し前のめりな流線型をしていて、まるで船首に飾られたニケ像みたい。少しひねってキュッとしまった後背部の背腰はなでてみたい誘惑にかられます。
しかし、最も美しいのは右斜め前からのお姿です。軽く曲げた右足と直立の左足が少し重なり、左骨盤を少し前に出してバランスをとって立っています、この造形の美しさといったら素晴らしい。こういう丸みを帯びた全体像に対して、頭冠部から細く布が足元までまっすぐに垂れています。その布は右腕にあたって二股に分かれ足元までまるで水が流れるよう。美神降臨ですね。

ありがたやありがたや。

東京都美術館のダリ展いってきた

2006-11-02 15:51:10 | あーと
平日なのにすんげー混んでた!。だって絵が見えないんだもん。外国の美術館いくとこんなことないのに、日本ってある意味不幸かもー(笑)。

ダリ回顧展だったわけですが、展覧してみて、その生きた時代を感じました。フロイトが注目され精神世界に興味が集まり、また科学も爆発的に発展した時代ゆえ物質やら原子やらが作品に入り込んでくる。あの一風変わったように見える個性的な絵ですが、書きこまれたパーツ全てに深読みが可能。それも、例えばユリがマリアで香油がマグダラみたいな、そういうある意味かび臭い美術史的な象徴学ではなく、現代的な心理学的な象徴であること。そんなとこに魅力があるのかな。

「最澄と天台の国宝」&吉池でお買い物

2006-03-30 16:29:13 | あーと
ということで、「最澄と天台の国宝」展を見に上野へいってきました。
なかなか良かったよん。仏像しか見てないけど(笑)。黒石寺の大師像は彫りの深いインパクトある外人的な顔つき、即成院の菩薩さんたちは楽器持ってすんげー楽しそうだし…。あと、延暦寺の聖観音菩薩の腰つき。ベリーダンスのように明らかに腰ひねってるのだけど絶妙にバランスがとれてるんだよね。秘仏の善水寺の薬師如来には、お会いできて光栄な気分になりました。要するに私は仏像が好きなわけですな(笑)。なんか気持ちよくなるんだよね~(笑)。後半には、黄不動もまたいらっしゃるそうで…いっぺんにきてよー、もー。

知識欲が満たされたあとは食欲です。吉池です。
「子持ちのイイダコ、子持ち子持ち」とウルサイ神戸移民のために、イイダコを買いました。里芋と一緒に煮付けにしました(下処理はなんとかできたけど味つけが薄かった…)。それにプラス、神戸では毛蟹はあまりないらしいので、奮発して毛蟹も購入(元気のいい奴だった。命をごちそうさま)。それから、父にイカ丸干しと生ウニを購入。るんるん。吉池は楽しいね。

ニューヨーク・バーク・コレクション展

2006-02-09 03:48:57 | あーと
東京都美術館でただいま企画展示されております。
これ、なかなか良かったよ。オススメ!。

日本美術史がごくごく浅くですが俯瞰できる展覧会かと思います。出展作品は小粒大粒まじってどれも光っておりました。どれとは挙げにくいほど持って帰りたいものがありました。特に絵巻に屏風。日本美術っていいですね、久々カタログ買おうか悩みました。今みてもデザインがよくてかえって斬新さがありますもんねえ。
前述いたしましたように、たかはみは和センス大好きなんですが、始まりは美術でした。ちょうど10年前「高野山延暦寺名宝展」というのが上野の森美術館であったんですねえ。それから次第に次第に。最近は日本人で本当に良かったと思いますもん。美術で深まる愛国心…平和でいいじゃないですかー?(笑)。

横浜トリエンナーレ&元町中華街

2005-12-19 16:06:07 | あーと
昨日は横浜トリエンナーレに行ってきました。
最終日ということもあって、パフォーマンスが沢山。前回のトリエンナーレは結構大物アーチストも多かったけれど、今回はそれほどでもなかったよーな気がいたしました。出展者数も少なかったよーな?。でも、以前よりパワーはあったように思います。美術というよりアート。面白さとパワーが全て。
もしかして美術大学の学園祭ってこんな風かしらね?。

ついでに、元町にて、有名なウチキパンのパン購入。
うちの末妹はプロ顔負けの製パン上手ですが、彼女いわく、この店の食パンが食パン部門ナンバー1だって。山形食パン5枚切りがオススメです。さくっとふわふわ。
ちなみに昼食は、中華街にて中華粥。寒かったからねー、おいしかったよー。

世の中、カップルだらけで、たかはみはちょっと腰引け気味な一日でした。

北斎展&プーシキン展

2005-12-02 01:42:09 | あーと
北斎って、そんなに人気ありましたっけ?。噂通り、めちゃめちゃ混んでました。私はもともと版画系が好きなもので仕方なく、押さえておかねばと行ってきました。

実際、なかなか良かったです。
北斎は富嶽百景だけじゃないのよーみたいな。美人図は色っぽいし、生物関係もよかった。混んでいたので、細かいとこまで見る余裕がなかったのですが、やはり浮世絵は構図もしくは色あいだな、と思いました。ああいう、構図と色合いのかちっとはまったような、デザイン的で見る者をはっとさせるような感じ、西洋画にはありませんもんね。日本人の血がうずきます(笑)。歌舞伎とは切っても切れぬ関係ですね…こういう要素って歌舞伎によく残ってますね。浮世絵をもっと深く理解するためには歌舞伎を見る必要がありますね。あと、漫画のコマワリの原点ってここにあるような気がします。
ほんで…酔っ払いのお姉さまの図がありましたでしょ?。個人的には、あれにすんごく共感を覚えました(笑)。

北斎があまりに混んでいたので、ちょっと混雑よけにプーシキンも覗いてきました。悪くなかったです。マティスの金魚って大好きだし。でも、北斎には印象負けかもね。