風に吹かれて、気の向くまま

人生折り返し地点を過ぎた下町男の思いつき。

神の島

2005年09月07日 | 【祭】 神輿・神社
あ~れは 神の島~ 遙か国よ~ (*´○`)o¶~~♪ 下町男です


神輿を担ぎ、神社にお参り。
そこをきっかけとして、好奇心から神道を読み始めてみました。

今の日本人の中にも、神道が染みついて居るんだなと…。

殆どの人が、正月初詣(神社)に行き、二礼二拍手一礼し、願い事を頼む。
祭に行き、神楽を見たり、神輿を担いだり、見たり。
神前結婚式をやったり。

元々神道の考えには、自然や物には神が宿り、死んだ祖先は神になる。
山、川、海、太陽は勿論、井戸、釜戸といった身近な物にも神が宿るとしてきた。

自然の織りなす森羅万象を「カミ」と呼び
自然を征服し戦うのではなく、上手く折り合いを取って日本人は生きてきた。
自然は一瞬で全てを洗い流してしまうが、限りない恵みも得られるからだ。

だから今までの日本人は、物や先祖、自然を大事にしてきた。


それが無くなったのが、太平洋戦争終了後に
アメリカ(連合国)が占領した時に「神道指令」を出した。
この時に国家と神道の完全な分離が実施された。

よっぽど異質にうつったのか、怖かったんだろうな…-y(  ̄д ̄).。o○


では戦前はどうだったかというと…
神道を国家統合の精神とする、近代天皇制国家が幕を開けていた。

しかし軍国主義の強まる中、上手いように軍部に利用され
戦争への道を進む理念的背景となった。

神道はその時の権力者(国家体制)と結びついて発展してきた。
その中には神社(神)と寺(仏)が一緒になっていた時期もあった。
陰陽道と結びついた神道もある(安倍晴明で有名な「土御門神道」)

というのも神道には、決まった形が有る訳ではないからだ。
柔軟な物の考え方は、日本人そのもの?!


今、日本人の精神が壊れかけていると言われているが
自然環境と不離一体の関係を唱え、エコロジーの考えを持つ神道。
もう一度受け入れてみてはどうだろうか?

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