新陰流テクニカル投資術

「カナダ株式投資記録」の続編です。

HOU 12月第4週の取引記録

2011-12-31 05:21:44 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

29日の取引開始時に15分毎のチャートでギャップアップで21EMAの上限より上方でリバーサルの可能性が出たため、$6.58で利益確定とし、翌30日の取引で堅調な米国の経済指標により原油価格が$100をブレイクアウトする可能性があると思われたため、$6.28で買い戻し、昨日の取引で$100のブレイクアウトに失敗したと考えられると同時に、8DBBの上限をブレイクアウトできなかったため、$6.40で利益確定とし、HODの含み損のみでの年越しとなった。

HODの60分毎のチャートに切り替えると、$5.5をネックラインとするリバースヘッドアンドショルダーの可能性が出ており、来週中に$5.7~$5.8付近まで上昇すると予想している。来週の木曜日の原油在庫統計発表後に再度、原油価格が上昇に転じる可能性があると思われるため、水曜日の取引終了直前か、木曜日の取引開始時に12月21日購入分のHODを売却すべきと予想している。

FXC 2月末に88の可能性出現

2011-12-31 04:56:24 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のFXCの日毎のチャートでは、FRBがQE3実施の可能性を見せなかったためのコモディティの失望売りで12月11日の記事での予想が外れ、200日移動平均線まで上昇することなく、トライアングルパターンとなりつつある。このいずれのトレンドラインをブレイクアウトするかが焦点となり、来週の動きの注目度が高まっていると思われる。米国経済が堅調で中国経済が減速を示す場合、コモディティトレーダーがAUDをショートし、CADのロングに出るため、ピンクの点線で示すアッパートレンドラインをブレイクアウトする可能性は残っており、200日移動平均線まで12月11日の予想に遅れる形で到達すると予想される。

逆にUS㌦インデックスの上昇が継続し、世界株安、コモディティ安の動きになると緑の点線で示すロウアートレンドラインからのブレイクダウンを予想することになり、ブレイクダウンの時期にもよるが、2月末頃に$88付近となると予想される。この展開になる場合、金価格の$1,400のサポートの可能性が非常に高くなり、1月中はHBU,HZUでの利益確定を出すトレードは難しくなると予想される。ピンクのアッパートレンドラインをブレイクアウトする動きになる場合、原油価格が$107付近まで上昇すると予想されるため、HOUでのトレードを継続することになる。

12月30日の取引記録

HZD 購入 $6.97

HOU 利益確定 $6.4

CPG チャンネルパターンの警戒の要有り

2011-12-30 04:40:49 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のCPGの日毎のチャートでは、原油価格の上昇に伴い第Ⅲ波動のA波動のc波動として$49に向けて上昇を継続している段階と考えられる。来週に$49に到達する可能性はあるが、中国PMIの数値次第でプルバックが予想される段階と考えられるため、21DMAでサポートの後に$49に向けて上昇すると現段階では考えている。この動きになるためには、原油価格が$104のネックラインからブレイクアウトする必要があると思われ、2月先物の60分毎のチャートの動きから算出される$107に到達する可能性があるとも予想している。

青の点線で示すロウアートレンドラインとピンクの点線で示すアッパートレンドラインの間で上向きのチャンネルパターンとなりつつあり、この青の点線で示すトレンドラインをブレイクダウンすると、$40.5をネックラインとするヘッドアンドショルダーを形成し始める可能性が高いと考えられる。

21DMAでサポートとなり上昇を継続する場合、淡い青の長方形で囲まれた部分で示されるリバースヘッドアンドショルダーパターンから算出されるターゲットである$53に2月末頃に到達すると予想することになる。

12月29日の取引記録

HZD 利益確定 $7.91 買戻し $7.61

HOU 購入 $6.28

原油価格 $90のサポートが焦点?

2011-12-29 02:25:17 | テクニカルアナリシス:原油価格

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の原油価格の日毎のチャートでは、12月9日の記事で5月以降の波動をトライアングルパターンのコレクションを予想していたが、フラットコレクションとなる可能性を示しており、本日発表の原油在庫統計、来週発表の米国PMIの数値次第で再度21DMAを割り込む可能性が高くなっている。フラットコレクションになる場合、現段階は第③波動の第波動のC波動の第3波動と考えることになり、Fibonacci級数によるターゲットでは$90がサポートターゲットとなる。$93にもターゲットがあり、50日移動平均線と200日移動平均線が交錯している状態なので、1ヶ月近くかかって$90付近まで下がる可能性があると思われる。

昨日のイタリア短期債オークションの後、ユーロショート攻勢が始まったと思われ、金価格が予想以上の速度で下落しており、US㌦インデックスの上昇は継続する可能性が高くなっているため、原油価格が$104のネックラインをブレイクアウトするのは数ヵ月後になると予想される。

12月28日の取引記録

HOU 利益確定 $6.58

HZD 利益確定 $7.15 買戻し $7.54

ABX $43のサポートが重要

2011-12-28 03:14:47 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のABXの日毎のチャートでは、12月初旬以降、金価格の下落に伴い北米株式市場の上昇にも関わらず、下げつづける展開となっており、エリオット波動でのC波動のc波動内としての下落であることが確定的になっている。昨日の金価格が予想どおりの展開になる場合、年始の取引で$43(金価格$1,520を予想)まで下がる可能性が高く、このサポートの持つ重要性が高まることになる。

淡いオレンジの長方形で囲まれた部分でヘッドアンドショルダーパターンの可能性が示されており、ネックラインが$44にあることから、金が$1,520でサポートする場合、この一時的なブレイクダウンはフォウルスブレイクダウンの可能性がある。逆に淡い緑の長方形で囲まれた部分でリバースヘッドアンドショルダーパターンの右肩部分のピークになる可能性も示されており、このサポートは世界的なリセッション入りするかどうかの分岐点と捉えても過言ではないと思える。

週ごとのチャートに切り替えると、200週移動平均線と21WBB下限が$43付近であり、来週の取引でこのいずれかの線でサポートする可能性が高いと考えられる。

金価格 トレンドラインのブレイクに伴い、エリオット波動の読みに修正

2011-12-27 04:04:55 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の金価格の日毎のチャートでは、青の点線で示すロウアートレンドラインをブレイクダウンしたため、エリオット波動の読みに修正が必要となり、現段階は第④波動のA波動内である可能性が高いと考えられる。青の実線で示すロウアートレンドラインからのブレイクダウンは時間の問題で、淡い赤の長方形で示す部分でヘッドアンドショルダーパターンが完成していることから、次の下げ波動の完了点がA波動の完了点になる可能性が高いと予想される。

中期的な視点で見ると、RSI,MACD,Stochasticsでコンバージェンスとなっており、ピンクの点線で示すアッパートレンドラインと緑の点線で示すロウアートレンドラインのいずれかでチャンネルパターンになる可能性が高いと予想することになる。

Fibonacci級数による概算では、1月末に$1,400の可能性が示されており、この展開になるとHBU,HZUの絶好の買い時になると予想することになる。今後1ヶ月のニュースの内容により、$1,400より上方でのサポートになることも予想すべきで、上から順に$1,520(21DMA、ヘッドアンドショルダーパターンターゲット:中国PMI?)、$1,480(トレンドラインA、Fibonacci級数[9月の下げ]:ECB追加利下げ?)、$1,400(トレンドラインB、9月の下げ波動の下げ幅:中国CPI?)と予想している。()内は金価格に影響を与えうるニュースの内容予想で、この展開になる場合、EUR/USDの1.28のサポートラインもブレイクダウンする可能性があると考えている。1月末までに中国の利下げが実施されると金価格の反発になる可能性があるため、HBD,HZDで取引する場合、大型の投資金額を翌朝に持ち越さないことが重要になると考えられる。

米国株式市場、原油価格とのディカップリングの可能性もあるため、金価格が9月の底値を下回っても、米国株式市場、原油価格は10月の底値を下回らない可能性に注目すべきである。

Hang Seng インデックス トライアングルパターン完了間近?

2011-12-26 03:03:50 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のHangSengインデックスの日毎のチャートでは、淡い緑の長方形で囲まれた部分でリバースヘッドアンドショルダーパターンの可能性を残しているが、トライアングルパターンとなる可能性が日毎に高まっており、月末発表の中国PMIの焦点が高まっていると考えられる。上記のチャート上に示すようにエリオット波動の読みは現段階では、第波動のe波動、もしくは第②波動のC波動としての上昇途上と考えることになり、年始の動きにより、このいずれかの波動の読みに決定付けることになる。

予想される展開としては、中国PMIの数値が悪化し中国でのリセッション入りが警戒され始めるとトライアングルパターンのロウアートレンドラインをブレイクダウンすることになり、ヘッジファンドのユーロショート攻勢が年明け早々に始まる可能性が高くなり、16,000へ向けて下がることになる。

逆に中国PMI、米国PMI双方で堅調な数値を示すとUS㌦インデックスが21DMAを下回る動きとなり、ユーロショート攻勢をかけにくい展開となるため、上昇を継続し20,300へ向けて上昇する展開になる。

中国の利下げのタイミング、欧州主要国の債券の格付け、主要国銀行の格付け変更のタイミングにも注目したいところではあるが、このタイミングを的確に予想することは不可能で、実際に実行されるまでは、実行されないものとして取引が継続されることになる。

HZD 12月第3週の取引記録

2011-12-25 06:00:23 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

19日の取引開始時にHZDの15分毎のチャートで21EBB上限より上方での取引であったため、$6.83で利益確定とし、プルバックでの買戻しを狙ったところ失敗したため、$6.88で買い戻したところ、翌20日にギャップダウンでの取引開始となったため、含み損を抱えた状態でクリスマス休暇突入となってしまった。EUR/USDが方向性を失った状態で北米株式市場が上昇しており、貴金属に動きの出にくい状況となっている。この状況は来週の取引でも変化は無いと思われ、1月3日以降に動きが出ると予想している。

上記の日毎のチャートで15日以降の取引がトライアングルパターンになる可能性を示していることと、11月以降の取引でホリゾンタルデュープレックス、10月以降の取引でカップウィズハンドルパターンと捉えることが可能であることから、HZDは上昇基調にあると判断され、貴金属は更に下がると予想することになる。

米国30年債イールド 第Ⅱ波動の長期化?

2011-12-25 05:35:33 | テクニカルアナリシス:国債

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の米国30年債イールドの日毎のチャートでは、FOMC後のQE3期待後退から急低下した後、米国新規住宅着工件数発表後の連続した堅調な米国経済指標を受けて、上昇基調に転じた感がある。これに伴い、上記のチャート上のエリオット波動の第Ⅱ波動のB波動の完了点が移動すると同時に、青の点線で示すアッパートレンドラインをブレイクアウトしていることから、米国30年債イールドのC波動としての上昇は、1ヶ月、1.6ヶ月、2.6ヶ月のいずれかの期間を予想することになる。

コモディティ(金、銀、銅、原油)のチャートを見ると、1月末、もしくは2月末に底値のターゲットが示されている感があり、これと併せて考慮すると、米国30年債イールドのC波動は1.6ヶ月で完了する可能性があると予想すると同時に、北米株式市場は2月以降も上昇を継続する可能性が高まったことになると考えられる。

予想しているシナリオとしては、2月に迎えるイタリア債の償還期に向けて、ヘッジファンドが1月ユーロショート攻勢をかけるが、米国経済指標の堅調さは衰えずに、米国長期債イールドが上昇し、米国株式市場とUS㌦インデックスが同時に上昇する展開になり、貴金属が売られる展開になる。米国株式市場は上昇し、原油価格も上昇したいところであるが、US㌦インデックスが同時に上昇するため、原油価格の上値は抑えられる展開になる。しかしながら、イタリア債のイールド上昇により欧州圏、中国の景気減速の波が米国に波及し2月末以降、米国経済指標が弱くなり、再度、米国長期債と貴金属に買いが入り始める展開になると(現段階では)予想している。

HOD 12月第3週の取引記録

2011-12-24 06:22:33 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

22日の取引で原油価格が$100のレジスタンスをブレイクすることは難しいと思われたため、$5.39でHODを買い戻したところ、HOUの稿でも述べたが原油価格が$103に向けて上昇する可能性が残されており、またもHODの購入は早すぎた可能性があると思われる。クリスマス直後の取引次第でHODの60分毎のチャートで21HMAをブレイクアウトする可能性があり、その場合、原油価格は中国PMIの発表を待たずに下がり始める可能性があると考えられる。

HOU 12月第3週の取引記録

2011-12-24 06:06:20 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

20日の取引開始時にギャップアップで21HMAをブレイクアウトする動きとなったため、$6.11で購入したところ、予想程に上昇せず$6.13で15日購入分を利益確定とした。翌21日の取引で原油在庫統計を見極めた後に、$6.34で購入したところ、その後のUS㌦インデックスの急上昇に巻き込まれ(?)$6.251で20日購入分を利益確定とした。22日の取引で$100がレジスタンスになる可能性が高いと思われたため、$6.41で利益アックテイとしたところ、23日の取引でDJIAが年末まで12,600に向けて上昇する可能性が高くなったと思われたため、原油価格も$103まで上昇する可能性が高いと思われ、$6.46で買戻しとしている。

60分毎のチャートでRSIと価格の間でダイバージェンスが出ており、トレンドリバースの可能性は高いが、8HMAでのサポートとなっており、トレンドの完了が確認されていないことから、HOUは$6.7~$6.8まで上昇すると予想している。

FM トライアングルパターンの可能性に伴い、エリオット波動の読みを修正

2011-12-24 05:53:06 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のFMの日毎のチャートでは、銅価格のチャート同様にトライアングルパターンの可能性が高まっており、エリオット波動の読みに修正が必要となっている。現段階は第④波動のE波動の可能性が高く、年末の中国PMIの発表待ちとなっていると思われる。テクニカル観点では、トライアングルパターンはコンティニュアスパターンであるため、下落基調の継続を予想することになる。この予想を覆すには、中国PMIが50を超えることが必要条件になると思われ、50を超えない場合、オレンジの点線で示すロウアートレンドラインをブレイクダウンすることになると予想している。しかしながら、米国経済指標が堅調な数値を示している間は、10月の底値を下回る可能性は低いと考えられ、$12~$14の間でトレンドリバースとなる可能性に注目すべきと思われる。

逆にピンクの点線で示すアッパートレンドラインをブレイクアウトする場合、エリオット波動の読みを12月4日の記事での時点に戻すことになり、リバースヘッドアンドショルダーの可能性を探ることになる。

12月23日の取引記録

HOU 購入 $6.46


銅価格 トライアングルパターン出現か?

2011-12-23 04:34:57 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の銅価格の日毎のチャートでは、10月以降の波動でトライアングルパターンとなる可能性が高まっており、2012年のいずれかの段階で$2.4付近のサポートを予期すべきと思われる。12月3日の記事での予想は、FRBがQE3に関して言及しなかったことにより失望売りでピンクの点線で示すトレンドラインからのブレイクアウトとはならずに、逆にブレイクダウンとなり、先週の底値が第4波動のd波動の完了点である可能性も考えられる。

米国経済指標が好調な数値を示しており、市場にポジティブな動きが広まっているが、1月にヘッジファンドがユーロショート攻勢をしかける可能性を無視することはできず、イタリア10年債イールドが7%を超えるかどうかが焦点となる展開に変化は無いため、1月にUS㌦インデックスがもう一度81.5に向けて上昇波動となる可能性を考慮する必要がある。

逆に中国の利下げ、中国PMIの反転上昇などのニュースがあると銅価格のターゲットは$4付近まで上昇すると予想される。

12月22日の取引記録

HOU 利益確定 $6.41

HOD 購入 $5.39

ECA ダイバージェンス出現に伴いC波動開始か?

2011-12-22 05:32:28 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のECAの日毎のチャートでは、12月2日の記事以後、50日移動平均線をブレイクアウトすることができず、月曜日の取引で再度底値更新となり、エリオット波動の第②波動のB波動の完了点が移動したと考えられる。US㌦インデックスの81.5のレジスタンスが注目になると同時にEUR/USDの1.30付近の取引が焦点になっており、ECAの株価も$18.5付近で底値になるかどうかが焦点になっている。

RSIと株価でダイバージェンスが見られ、火曜日と昨日の取引で比較的取引件数の多い大型の買いとなっていることから、月曜日の底値をC波動の開始点として上昇開始となる可能性が高く、来年1月中はFibonacci級数により$24付近へ向けて上昇すると予想している。

12月21日の取引記録

HOU 購入 $6.34 利益確定 $6.251

天然ガス価格 予想を下回り続落

2011-12-21 05:12:55 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記の天然ガス価格の日毎のチャートでは、12月1日の記事での予想は外れ、$3付近まで下がる展開となっている。しかしながら、US㌦インデックスが81.5付近からのリバーサルとなる場合、月曜日の底値が第5波動の完了点となる可能性が考えられる。この展開になるには、昨日開始した可能性のある北米株式市場のラリーが継続する必要があり、このラリーが継続しない場合、天然ガス価格は更に下がる可能性があるため、現時点では天然ガスの買い時とはならない。

もう一度、21DMAまで上昇し、その次の下げ波動で$3を下回らないことが確認された時点が天然ガスの買い時になると考えている。

12月20日の取引記録

HOU 購入 $6.11 利益確定 $6.13