新陰流テクニカル投資術

「カナダ株式投資記録」の続編です。

FXYにはベアリッシュシグナル

2009-01-31 07:58:33 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のFXYの日毎のチャートには、1月6日の底値と21日の高値には二通りのエリオット波動の読みを示している。12日の記事の段階では、現在のコンソリデーションは第Ⅱ波動としていたが、週ごとのチャートを確認すると第Ⅳ波動の可能性の方が高いので、第Ⅳ波動と変更することにした。

昨日の日経平均のチャートがC波動である場合、近日中に円安に転換することが予想されるため、FXYのチャートでの下落が予想される。この場合、21日の段階で、第Ⅲ波動の第⑤波動の第波動が5th wave failureの形で完了していると考えることになり、下向きのインパルス波動が開始している可能性を考えなくてはならない。

注目すべきは-トレンドラインからブレイクダウンするかどうかで、RSI, Stochasticsの動きから判断するとブレイクダウンする可能性は高いと考えられる。

日経平均はC波動内?

2009-01-30 07:51:15 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

12日の記事以降、日経平均は下落を継続したため、エリオット波動の読みは1月7日の高値を第波動のB波動と修正することになる。それに従い、現段階はC波動内であると考えられ、次の6週間は下落基調を継続すると予想している。

この読みどおりに展開する場合、7,100~7,500の間でサポートする可能性があり、次のFOMCの会合付近で日経平均が上昇基調に転じると、次の上昇波動で9,500を超える可能性が高くなる。

オレンジの①-③トレンドラインがロウア-トレンドラインになると考えると、C波動の完了点は7,300付近になる可能性が高い。


HBU 利益確定売り(ターゲットには届かず)

2009-01-29 08:26:27 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

16日の記事での予想どおりにHBUは2週間での利益確定売却となった。予想のターゲットである金価格$925、HBU$18付近への到達が実現しなかったため、今朝の取引で売却した次第である。しかしながら、ターゲットへ到達する可能性は残されており、今後はHBDの購入時期を探ることになる。

上記のチャートに示すように、赤色のアッパートレンドラインと青色のロウア-トレンドラインで上向きのチャンネルパターンを形成しつつあり、明らかにHBUのベアリッシュへの転換を予想すべきである。問題はHBDの購入時期であるが、青色のロウア-トレンドラインからのブレイクダウンか、金価格$925到達時を考えることになる。

米国30年債イールドが3.56%の予想に近づきつつあり、来週の米国30年債のオークション付近がHBDの絶好の購入タイミングになる可能性がある。

S&P 500 予想どおりに810付近でサポート

2009-01-27 09:37:55 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

昨年12月26日の記事どおり、S&P500インデックスは810付近でサポートし、現在は既に上昇波動内であるかに見える。この上昇波動が第②波動のB波動として上昇しているのか、それとも第③波動として上昇しているのかで、以後の展開が大きく変わることになる。

とりあえずは上記のチャートに示すとおり、第②波動のB波動として上昇していると考えている。従って、現在の上昇波動は3週間以内で完了すると考えられ、上値も950を超えずに下落基調(C波動)に転換すると考えることになる。

昨年10月14日以降の取引では、下向きのチャンネルパターンになりつつあると考えることが可能でアッパートレンドラインからのブレイクアウトは大きな意味を持つことになる。しかしながら、その時期はまだまだ先のようである。

上昇再開間近のTSXインデックス

2009-01-26 00:46:01 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

10日の記事の予想は外れ、TSXインデックスの第波動の完了点は21日となったようである。これに伴い、上昇時のターゲットは10,500まで下がることになる。RSI,MACD,Stochasticsにコンバージェンスが見られ、金曜日の取引に引き続き、原油、金を始めとするコモディティ価格の上昇が継続するようであると、第波動として上昇を再開することになり、前述のターゲットである10,500に到達することになると予想する。

問題はその時期であるが、FOMCまでは4取引日しかなく、短期間でおよそ2,000の上昇を期待することは難しい。次の可能性は米国30年債のオークション時であるが、この時期を考えるとエリオット波動理論により割り出される計算と近くなり、この時点で10,500に到達する可能性が高いと予想することになる。

30年債で利益確定がでることにより、イールドが上昇中であり、この上昇に伴い30年債の価格が下がると、割安感が出るため、コモディティが売られることになる。この予想に基づくと、金価格は2月の第1週まで上昇を継続する可能性があるが、現段階で既に十分な利益があるためHBUは来週中に売却する予定である。

ネックラインからのブレイクアウトはいつ?

2009-01-25 00:37:07 | テクニカルアナリシス:原油価格

Chart courtesy of StockCharts.com

1月9日の記事での予想どおり、原油価格の日毎のチャートではリバースヘッドアンドショルダーパターンを継続しており、現在の焦点はネックラインである$50からのブレイクアウトは何時になるかである。上記のエリオット波動の読みが正しい場合、現在の上昇波動は上向きのインパルス波形の第①波動の第波動として上昇しており、Fibonacci級数による計算では$65に2月3日に到達することが可能とでる。

この場合、金価格の天井は$925ではなく$975となることが予想されるが、HBUは昨日の記事どおり$925で売却する予定である。原油価格と異なり、HOUのチャートでは底値を更新しているので、現時点ではターゲットを割り出すのは難しく、原油価格のエリオット波動に従って、利益確定売却の予定でいる。

もう一点、注目すべきはオレンジの①-③トレンドラインがサポートラインとして機能しており、このサポートラインからは既にブレイクアウトしていることで、次のレジスタンスラインである緑の②-④トレンドラインに到達する時期を探ることである。この②-④トレンドラインはおよそ5週間で$10下落するため、リバースヘッドアンドショルダーのターゲットである$65へは2月の第2週に到達することになる。

金価格急上昇、HBDの購入は無期限延期

2009-01-24 08:03:39 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記のチャートには示されていないが、金価格は緑のレジスタンスラインをブレイクアウトし、$890付近で本日の取引を終えている。エリオット波動の読みでは、昨日の取引を第波動の完了点とする読み方が可能で、金価格の上昇は少なくとも、3月末までは継続すると考えることになる。この結果、金価格が$975に近日中に到達する場合でもHBDの購入は無期限延期とする必要がある。

HBUの利益確定売却は金価格$925、もしくはHBU$18.19で可能と考えており、既に売却注文は出している。例外に漏れず、この利益確定のタイミングは第⑤波動の第波動の完了点での売却となる可能性があるが、$18以上でHBUを売却すると33%以上のゲインであるので、欲を出さずに手堅く行くべきである。

第波動の完了点は$925、$975、$1,050のいずれかと考えているが、上記のチャートに示すように現在の波動は第波動ではなく、既に第②波動内である可能性があるため、HBDの購入は避ける方が無難、という結論になる。

FXC トリプルボトムパターンか?

2009-01-23 08:28:03 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

7日の記事の直後にFXCは下落基調となり、今週に入り、底値に到達かと思われるチャートパターンになりつつある。昨年10月27日以降のパターンを考慮すると、トリプルボトムパターンになりつつあると考えられ、ブリッシュに転換すると予想している。

エリオット波動の読みには修正を加えることになり、現在はおそらく第①波動の第波動で、第波動の完了点は91付近を予想しており、この数値は7日の記事の段階と同様である。

何がきっかけになるかは定かではないが、原油、金ともに上昇する時期が来る日が近いとも予想することになる。

穀物価格の第波動からのブレイクアウトか?

2009-01-22 08:21:57 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

原油、天然ガスに比べ、上記のDJAGRの日毎のチャートでは底値の更新を見ることなく、上昇基調を継続している。エリオット波動の読みでは、1月6日の記事どおり、第①波動の第波動の途中、もしくは完了点付近ということになる。

第波動の上昇時のターゲットに変更はなく、現在のところでは$63を予想している。チャートの動きから判断すると、5週間以内に到達すると考えられ、3月に入った時点でのUS㌦インデックスの動き、米国30年債イールドの動きを注目することになる。

米国30年債コレクティブ波動の継続

2009-01-21 07:55:41 | テクニカルアナリシス:国債

Chart courtesy of StockCharts.com

金価格が予想通り上昇に転じ、HBUの$13.51での再購入は現在のところ、正解であったことになる。その利益確定のタイミングは、上記の米国30年債イールドの日毎のチャートで探ることが可能と考えている。

現在のところターゲットは3.58%と変化は無く、焦点はその時期である。昨年12月17日以降の上昇波動が第Ⅱ波動のA波動のa波動であるなら、A波動のc波動の期間は同一になると考えられるため、およそ2週間と考えられる。28日にはFOMCの利率発表があり、2月の第1週には30年債の発行が予定されており、イールドがこの時期まで上昇を継続すると米国30年債の買い時になり、金に売りが出るとの予想になる。

金価格の天井は$925、もしくは$975で考えているが、この場合、価格よりも時期で利益確定のタイミングを見きわめる方が賢明と思われ、27日か28日はHBUの利益確定売却を実行する予定でいる。

下落を継続する天然ガス

2009-01-20 08:15:28 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

本日は北米の原油市場が休日であったため、上記の天然ガスの日毎のチャートでは先週末までの取引が示されている。ロシアとウクライナのガス供給の交渉が成立し、天然ガス価格にとって厳しい状況になりつつある。しかしながら、エリオット波動理論では下向きのインパルス波動の第⑤波動の完了間際と考えられるため、アベレージダウンを実行したHNUはしばらく保有しておく予定である。

オバマ大統領の就任が即座に米国経済に影響を及ぼすかどうかは不明であるが、楽観気運が広がると北米株式市場、コモディティ市場は上昇基調に転じる可能性があると考えている。

FMのチャート上にも現れているコンバージェンス

2009-01-19 00:59:30 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

HBU、FXE、ECA、と3日連続でコンバージェンスの現れているチャートを調べてきた。鉱物資源関連銘柄の代表格であるFMのチャートにも小型ではあるが、このコンバージェンスは現れている。ここまで揃うと次の4~6週間のドル安の予想は疑う余地の無いところである。

何度か述べてきたが、現在の経済状況ではコモディティのうち、金、穀物の上昇が期待されることになり、原油、鉱物資源の上昇は小幅になると考えられる。HBU、HAU、HOU、HNU、HEU、HMUの順で上昇幅が大きくなると考えられており、利益の出るものは多額であっても、少額であっても3月末までには売却することになると考えている。

これらのコモディティはUS㌦に対するヘッジングとして投機資金が流入することで価格が上昇しており、US㌦インデックスが上昇に転じると考えられる場合、大量に保有すべきものではない。

話をFMに戻すと、現在は第①波動の第波動の可能性があり、高い場合のターゲットは$46付近にある。

ECAのエリオット波動の修正

2009-01-18 06:40:12 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

年始直後の原油価格の上昇時に伴い、ECAの株価は一時$63付近へ上昇した。現在では原油価格の下落とともに、$60未満での取引となっているが、上記のチャートでの修正後のエリオット波動の読みが正しい場合、第③波動の完了時に$70へ到達する可能性がある。

ロシアの出方次第で天然ガス価格の上昇が考えられ、ECBの利下げと同時に開始したユーロ高の傾向がいつまで継続するかにより、アベレージダウンを実行したHEUでの利益確定売却が可能かどうかというところである。

Fibonacci級数により第③波動の期間が第①波動の1.618倍になるとすると、29日の木曜日にECAの第③波動が完了することが予想されることになる。28日がFOMCの利率発表であり、この段階からドル高ユーロ安への再転換の可能性があり、HEUの利益確定の時期となる可能性を考慮する必要がある。

ECB利下げ、FXEは反転上昇

2009-01-17 09:37:36 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

15日の木曜日にECBが利下げを実行し、昨年12月30日の記事の予想に近いところでのトレンドリバースとなったかのようである。12月18日以降は下向きのウェッジパターンで、RSI、MACD、Stochasticsのコンバージェンスが見られることから、今後、数週間はユーロ高ドル安になると予想することになる。

Fibonacci級数による計算では$154にターゲットがあり、8~12週間後に到達する可能性が高い。ECBの現在の利率は2%で次の2回の会合で利下げが実行されると、最終的に1~1.5%で利下げ停止になると予想することになる。

FOMCがかって日銀が採用していた量的金融緩和政策を実行する可能性が取り沙汰されており、次のFOMCの会合時ユーロ安ドル高に変わると考えるのは間違いである。以上の考察を基にHOU,HBUなどUS㌦と相反して上昇するETFを購入している訳であるが、現在のところ利益が出そうなものはHBUとHAUである。

HBU 再購入

2009-01-16 08:26:37 | 番外編:取引記録

Chart courtesy of StockCharts.com

1月14日の記事で述べたとおり、本日の取引でHBUの$13.51での購入を実行した。敢えて上記のチャート上には示していないが、下向きのチャンネルを形成しつつあり、RSI,Stochastics,MACDでコンバージェンスが見られるため、短期間の可能性は高いが金価格は上昇するものと見ている。

HBUのチャートではエリオット波動の判断は非常に難しい状態になっているが、金価格のチャートでは、上向きの波動の第波動内か、第波動内と考えられるため、2週間、もしくは3週間の間、上昇に転じると考えている。

FOMCの利下げ幅が考えられ無い現時点では、FOMCの利率によりUS㌦インデックスは上下すると考えることはできず、他の要因でUS㌦インデックスが下がることにより、コモディティの上昇になると考えるべきである。それは何か?と問われると、現段階では不明、と言わざるをえない。