新陰流テクニカル投資術

「カナダ株式投資記録」の続編です。

TSX 13,000でサポートするか、それとも…

2007-11-23 08:27:12 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

11月9日の記事の予想は一部外れ、TSXインデックスは13,000でサポートするかに見える。しかしながら予断は禁物で、サポートラインであるGann Line #1aまで一気に下がる可能性が残されている。

DJIAが18日の記事の予想どおり、28日付近で12,800付近まで下がるのであれば、TSXインデックスも13,000を割り込むはずであり、12,800までは確実に下がるものと予想する。2007年度初めのTSXインデックスは12,500で開始されており、この12,500を割り込むようであると、売りが加速するようになるため、カナダ銀行の公定歩合引き下げの可能性が生じることになる。

DJIAの週ごとのチャートでは、6週間で10%近く下落しており、12月のFOMCの会合での追加利下げはほぼ確実で、カナダ銀行がFOMCに続いて利下げを実行しない場合、カナダ㌦はUS㌦に対して非常に強くなるため、TSXインデックスは伸び悩むことになる。

TSX 8月セルオフの再来か?

2007-11-09 12:00:09 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

10月18日の記事にGann Line #6と#1Bを上記のTSXインデックスの日毎のチャートに加えてみると、Gann Line#6がサポートラインとなっているが、このサポートラインからブレイクダウンする可能性を示している。Gann Line#1と#1Bは平行線であり、7月22日以降の8月セルオフと現在継続しているセルオフの速度はほぼ同じである。

次の12セッション間下落が続き、下落幅が8月セルオフと同規模程度になるのであれば、12,500が再度サポートラインになる可能性があるが、1.618倍の幅で下落する場合、11,200付近がサポートとなる。10月18日の記事どおり、Fibonacci級数による判断では11,700であるので、11月末までに上記のターゲットのいずれかに到達すると、絶好の購入のタイミングとなる。

ブレイクダウン間近、TSXのサポートは何処に?

2007-10-18 06:29:42 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

円キャリートレードの最縮小の予想に伴い、原油、鉱物資源、金銀などの稀少金属などでも価格の下落が予想されることは以前に述べたとおりである。その結果、TSXインデックスでも大幅な下落が予想されることになるが、次の下向きの3波動の完了点は、第2波のA波動の完了点となる可能性があり、TSXインデックス、もしくは、TSXインデックス連動型のミューチュアルファンドへの投資機会となる。

週ごとのチャートを使用し、Fibonacci級数から判断すると、A波動の完了点は11,700付近の予想になる。期間は短い場合で4週間であるので、完了点は11第3週か第4週との予想になる。上記の日毎のチャートでは、Gann Line#4が同時期に11,700付近に到達すると予想されるため、Gann LIn#4がサポートラインとなる可能性が高い。

金価格 第⑤波動の完了は11月??

2007-10-05 07:52:53 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

今朝の取引で金価格は$730を下回り、これまでのエリオット波動理論の読みであった、第⑤波動の第波動の完了点は9月27日から10月4日へと修正を余儀なくされることになる。現状では第波動が完了したかどうかも定かではないが、再び下がる場合でも$720でサポートすると予想される。

仮に今日で第波動が完了しているとすると、第、第波動合計の期間は14セッションであり、第、第波動の合計が同等の期間になるとすると、第⑤波動の完了点は11月上旬までずれ込むことになる。2週間後の10月19日の金曜日の時点で、Gann Line#3は$780付近に到達するため、9月27日の記事の予想通りであれば、19日前後が金価格のピークとなるが、Gann Line#3に到達せずに$780に到達する場合は、金価格のピークは11月まで上昇を続けると読むことになる。

この場合、CRA、ECU、GPR、FCOの4銘柄の完了点はの予想は影響を受けることになる。

金価格はターミナルインパルスにあり。

2007-09-27 06:26:30 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

昨日の記事でも述べた通り、金価格のエリオット波動理論の第3波の第1波動の第⑤波動の完了点は近く、上記の日毎のチャートでも示されるように、現時点で第⑤波動の第波動の完了点付近と読むことになる。何度か既述したようにターミナルインパルスの波形は、3-3-3-3-3となることが特徴で、通常のインパルス波形の5-3-5-3-5とは大きく異なる。

予想では、10月15日の月曜日までこのターミナルインパルスは継続し、現時点では$788まで上昇すると読んでいる。CRAのASXでのチャートでは第⑤波動が開始したばかりであり、TSXでのチャートでも本日の取引で第③波動が完了した可能性があり、その後、第④、第⑤波動となるには、最低でも2週間はかかると見ている。

問題はその後にどこまで下がるかである。第3波の第1波動の開始点が7月27日の$640で、第1波動の完了点が$788であるなら、その上昇幅は$148であり、その38.2%の下落となる場合、$56.5の下落になるため、$732付近まで下がることを予測し、61.8%の下落となる場合、$91.5の下落になるため、$696付近まで下がることを予測することになる。このいずれであっても、第2波動のA波動の完了点になるはずなので、CRAを第⑤波動の完了時に半数売却し、第2波動のA波動の完了点付近で買い戻すと、$5,000近くの利益を現金に換金することが可能と読んでいる。

話は戻るが、日本円インデックスのチャートの動きからも、現在進行中の第2波動のC波動の期間が、A波動+B波動の期間の1.618倍になる可能性があり、その場合、C波動の完了点は10月12日付近になるため、上記の15日はブラックマンデー(Black Monday:北米市場で株価が暴落した月曜日のこと)の再来になる可能性は非常に高い。

金価格 第③波動完了、同時にターゲットは$780以上へ上昇

2007-09-15 19:54:22 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

9月8日の記事での予想どおり、金価格は$723で第3波の第1波動の第③波動を完了した。上記の日毎のチャートに示されるように、第③波動の完了点はGann Line#2 とGann Line#Aの交点にある。第①波動と第②波動と第③波動の期間はそれぞれ18もしくは19セッションと近い数値になっており、第④波動も同じ期間になると予想したいところである。

しかしながら、Gann Line#3がサポートなる可能性があり、第④波動は1週間以内に完了する可能性が高い。第④波動のトライアングルコレクションの完了点にもよるが、$720が完了点となり、第⑤波動が$720からブレイクアウトすると、金価格のターゲットは$793まで上昇する。Gann Line#Bがサポートなるトライアングルを形成し、$705付近からのブレイクアウトとなる場合は$780付近がターゲットとなる。

この第⑤波動の完了点は、早くて10月10日、遅くても10月17日までに完了すると予想すべきで、11月第1週に予定されている米国30年債の発行に備えて、金、原油、北米株式市場でのセルオフを予想すべきである。米国10年債、金価格を米国10年債で割った値のチャートの双方から予想すると、米国10年債のイールドは10月26日ごろに4.86%まで上昇する可能性が高く、FOMCの利下げ観測が高まっていることから長期債に投資して長期債でのキャピタルゲインをターゲットにした動きが見られるはずである。

DJIAのチャートでは11,700から12,500に下落することが予想され、10月中にセルオフが開始し11月第3週までに第2波のA波動が完了する可能性がある。

速すぎるか?金価格急上昇

2007-09-08 06:13:44 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は先週末より急上昇を続けている金価格の日毎のチャートである。8月28日の記事では、9月19日にGann Line #3に到達する予想であったが、8月6日の時点で既に到達しており、金価格は更に上昇する兆しを見せている。

8月17日の第②波動のC波動の完了点からGann Line#1と平行のGann Line#Bを引くと、この#Bがサポートになっていることが明瞭である。そこで現在の第③波動の完了点を探ると、#Bより速いGann Line #Aの存在が必要になる。

この#Aと#2の交差点付近、第①波動の上昇幅の1.618倍を第②波動の完了点に加えた値は$725-$743の間にあり、次の2週間以内に到達するようであると第③波動は完了すると読むことになる。しかしながら、エリオット波動理論では現在の波動は3-3-3であるとする見方と、3-3-5であるとする見方の双方が可能であり、現時点が3-3-3である場合、$740以上に上昇する可能性があることに注意しなくてはならない。

日毎のチャートではRSIが70に到達しているが、週ごとのチャートでは60を超えたばかりであり、2-3週間でRSIが週ごとのチャートにおいても70を超える可能性は高く、その時点でプルバックとなる可能性がある。


予想以上の原油価格の上昇

2007-09-05 08:24:11 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

8月25日の記事での予想に反して原油価格が$74を超えたため、原油価格の日毎のチャートにGann Lineを用いてレジスタンスがどこになるかを検証する。

8月25日の記事では現段階はC波動の第2波動としていたが、C波動の第1波動のb波動とすることも可能で、23日以降の取引においてチャート上には示していないが、3波動を数えることが可能である。

RSIのレベルとStochasticsの双方から原油価格が下落に転じる可能性は高く、Gann Line#2がレジスタンスとなると予想を変更することになる。今週は月曜日が祝日であったために原油在庫統計の発表が木曜日にずれこむため、明日と木曜日の午前中にかけてこのGann Line#2に到達するものと思われる。

その後、4週間で$66まで下落する可能性が生じることになるが、当初の予想通り現段階が既にC波動の第2波動であるなら、$68を下回ることは無しに再上昇することになる。この原油の再上昇には、ハリケーンの発生が必要条件となり、ハリケーンが次の4週間で全く発生しない場合、原油価格の急落を覚悟しなくてはならず、Gann Line#4がサポートとなることを予想する。


DVT サポートは何処に?

2007-08-29 21:19:08 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は17日の記事で紹介したDVTの週ごとのチャートである。緑の5線とオレンジの5線はGann Lineを示している。17日の段階では、2004年11月からを第1波としているが、P&Fチャートによると第1波の開始点は2003年以前にあるように見受けられたので、調べてみると2003年3月にあり、開始点は$0.375である。したがって第1波の期間は37ヶ月間であり、第2波の期間は23ヶ月間となる可能性が高いため、現在進行中の第2波のC波動の完了点は10月ではなく2008年2月の可能性がある。

その場合、17日の記事どおり$3.45ではサポートしないことになり、Fibonacci級数からの計算では$2.90がサポートのターゲットになる。第1波の第5波動の開始点を基点としたGann Line(緑線)では、緑線4がこの値に近く、この線がサポートになると予想することになる。オレンジの線ではオレンジ線5がこの値に近くなるため、この線がサポートになる可能性があるが、その可能性は低いように思える。

日毎のチャートではC波動の第③波動の完了点が$2.95になる可能性を示しており、その後第④波動で$0.4まで上昇するとC波動の完了点が$2.9という予想が的中する可能性は非常に高くなる。

この予想通りに展開するのであれば、$2.95で1,000株を購入し、$0.4で売却し、$2.9で買い戻すと1,350株まで増やすことが可能で、その後、$7まで上昇すると$2,950の投資が$9,450となるという計算が成り立つ。実際には第3波の間、トレードを繰り返すことにより1,350株から持ち株を更に増やすことが可能なので、$10,000を超えることは可能という計算も可能である。

金価格 第3波の第1波動の第③波動

2007-08-28 21:00:52 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は13日の記事以降の金価格の日毎のチャートにGann Lineを加えたチャートである。オレンジの線がGann Line を示し、エリオット波動理論の第3波の第1波動の第①波動、及び第②波動の完了点はGann Line上で完了していることを示している。

第③波動の完了点はGann Line の1/2Lineであるオレンジの線(#3)上で完了すると予想され、第③波動は9月19日まで続くと予想していることから、その時点での金価格の予想は$713を現時点では予想している。

9月19日を選んだ理由は9月20日に原油の取引が9月取引分から10月取引分に変わり、10月分取引以降は原油価格が下落傾向になること、及びに9月21日がオプションの有効期限であるため、金、原油のETFで持ち高調整が出やすいことにある。

その後の展開は、第④波動のA波動、C波動でオレンジの線(#4もしくは#5)まで下がり、トライアングルを形成し、$690-$700の間で第④波動が完了し、第⑤波動の完了点は現時点では最低でも$753-$763の間を予想することになる。

1月から2月の間にオレンジの線(#③)は$830付近に到達するため、金価格の第3波の第1波動が2月まで継続する場合は$830付近まで上昇する可能性もある。

9月19日の時点でRSIが70以上、およびStochasticsの%Dラインが80以上の場合、金鉱山株は利益確定売りが出ることを予想する必要があるため、CRAの40,000株の$0.41での売り注文はこの時点までに売却されていることを期待することになる。ちなみにCRAのGann Line は9月17日の時点で$0.4187475にある。

CRA 売却プラン

2007-08-18 20:27:37 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は15日の記事で紹介したCRAの週ごとのチャートである。2日間でさほど大きな動きは見られないがGann Line を利用した売却プランを紹介する。

結論から先に述べると、妻の口座、自身の口座とも8月31日を有効期限に$0.38で20,000株の売り注文を出している。その根拠は、チャート上のGann Line、及びにエリオット波動理論、金価格の予想、円キャリートレードの終焉に伴うAUD$の下落、CRAのファンダメンタルズの多岐に及ぶが、ここではGann Line、エリオット波動理論の双方を説明することにする。

エリオット波動理論では、第3波動の上昇幅は第1波動の61.8%-261.8%になるとされている。第3波の第1波動の第①波(8月10日)の上昇幅が$0.05であるので、第3波動の上昇幅は$0.03-$0.13の間を予想することになる。ファンダメンタルズであるキャッシュフローベースで計算すると、$0.38でも割安となるので、第3波動の上昇幅は第1波動の261.8%になると予想する。

そこで、その到達時期をGann Lineを利用して割り出すと、3本の黄色線の最も低い1/4 2.425 がレジスタンスとなり、チャート上には示していないが水色の線の1/2 2.5がサポートとなり、この双方の線の交差点である8月31日付近、もしくは、それ以前ということになる。

Gann Line の考え方は、株価のトレンドリバースまでに必要なセッション数と上昇幅(下落幅)を割り出し、その値を4倍として、2倍、1倍、1/2倍、1/3倍、1/4倍、1/8倍、1/16倍の線を引くと、それらの線がレジスタンス、もしくはサポートのトレンドラインとなるとする考え方である。

黄色の線は33セッションで$0.39上昇すると早すぎるとした場合で、水色の線は27セッションで$0.20上昇すると早すぎるとする場合である。8月10日を第3波動の開始点とし、このGann Lineを引くと、30セッション後の9月24日に$0.45もしくは$0.645に到達していると株価の上昇は早すぎることになり、トレンドリバースとなる可能性があるため、この付近を第3波動の完了点と予想することになる。

現在の$0.27から2週間で$0.13上昇すると$0.4であり、$0.65/週の上昇は6週間(30セッション)では$0.39の上昇になるため、Gann Line の理論と合致することになり、8月31日の$0.39は短期のトレンドリバースとなることは確実と考えることになる。

仮に$0.38まで上昇しない場合は、そのまま保有し続けることになり、売却後、プルバックした時点で最購入し、その差額を利用してTOR、FCOへの投資を増やすか、現金のまま保持するかになり、$0.38で売却後、プルバックしないでそのまま上昇した場合は、昨日紹介したDVTへの投資に切り替えることになる。