新陰流テクニカル投資術

「カナダ株式投資記録」の続編です。

DM (Duluth Metals Ltd.)

2007-08-31 21:22:26 | 新規投資ターゲット

Chart courtesy of StockCharts.com

上記はFCO売却後、もしくは、CRAの第3波の第1波の第①もしくは第③波動での利益確定売りで得た利益での購入を予定しているDM(Duluth Metals Ltd.)の日毎のチャートである。

週ごとのチャートで調べると第1波の上昇幅は、$3.62となるが、この銘柄は2006年10月に取引を開始されたばかりで、取引開始時点が第1波の開始点とならない可能性があることに注意しなくてはならない。Fibonacci級数である61.8%の下落となる場合、第2波のA波動は$1.83付近で完了するはずで8月10日の$1.8がA波動の完了点と見ることは可能である。

しかしながら、その後の推移では明らかに下向きのトライアングルを形成しつつあり、現時点では第2波のA波動の第④波動である可能性が高い。Gann Lineによるレジスタタンスは現在は#4の線にあり、ここから#3もしくは#2のサポートに向けて下がる可能性がある。

そこで第2波がZig-Zagコレクションとなると仮定した場合のA波動の完了点を予測することになる。他の銘柄と同様、TSXインデックスが9,10月とコレクションになる場合、DMの株価も下がることが予想されるため、第⑤波動の完了点は9月末から10月第2週になると予想する。

エリオット波動理論では第②波動の完了点をチャート上では7月25日としているが、8月3日とすることも可能で、8月3日とした場合の第③波動の下落幅は$1.2となるため、$2.2付近で第④波動が完了した場合、第5波動の完了点は$0.8-$1.0の間を予想することになる。

この価格帯はFibonacci級数では85.4%の下落の$0.98となる可能性と合致することになる。Gann Line #3がサポートになるとすると、$2.2から$0.98に下落するには27セッション必要であることから、9月28日に$0.98まで下落しているようであると、第⑤波動は完了していると読むことが可能になる。

その後のB波動は非常に短くなる可能性があり2-3ヶ月間で完了する可能性が高く、その上昇幅は、A波動の61.8%となる場合で、$1.9の上昇を予測することになり、80%の上昇では$2.5の上昇を予測することになる。

ECU 1,000株購入

2007-08-31 19:36:20 | 番外編:取引記録
昨日の記事では、ECUの売り注文を$1.72としていたが、午前中の取引で下がる気配は無く、$1.81に買い注文を変更し、1,000株の購入に成功した。日毎のチャートでは、エリオット波動理論の第3波の第2波動のB波動にあると読んでおり、銀価格の日毎のチャートでは第3波の第2波動のC波動にあると読むことが可能であることから、既に$2.01で売り注文を出している。この売却に成功し、C波動の完了点で購入が可能であると、1,100株に保有数を増加させることになる。

ECU (ECU Silver Mining Inc.)

2007-08-30 20:40:34 | 新規投資ターゲット

Chart courtesy of StockCharts.com

上記はCRAと同様C波動のターミナルインパルスが完了し、既に第3波にあると思われ、$1.72で1,000株の買い注文を出しているECU(ECU Silver Mining Inc.)の週ごとのチャートである。

チャートに示されるようにA波動とB波動の合計の長さが34週間で、C波動の完了点と思われる8月第2週までは31週間しかない。C波動の第③波動の長さから考慮すると、来週に$1.1まで落ちる可能性が残されているが、Fibonacci級数による計算では第2波の完了点は$1.27付近であり、日毎のチャートで既に第3波の第2波動のC波動が完了しているとも見受けられるため、買い注文を出している次第である。

第1波の開始点は2005年5月にあり、およそ12ヶ月間の2006年5月で完了している。その上昇幅は$3.205で、第3波の上昇幅は最低でも$1.98を予想することになるので、$1.98以下で購入すると100%のゲインが可能となる。

第1波の第①波動と第③波動の関係は100%にあるので、第1波と第3波の関係も100%になる可能性は高く、$4.4までの上昇を期待している。第3波に必要な期間はFibonacci級数の7.2ヶ月間、12ヶ月間、19ヶ月間のいずれかを予想している。

第3波動の第①波動の完了後もGann Lineである緑線3がサポートになると予想されるが、第3波の第①波動の上昇速度次第では、新規にC波動の完了点からGann Lineを引く必要が生じる。

第5波の完了点までに、トレードを繰り返しながら持ち株数を増やすことにより、$1,720の投資を$10,000以上にすることは可能と見ている。

DVT サポートは何処に?

2007-08-29 21:19:08 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は17日の記事で紹介したDVTの週ごとのチャートである。緑の5線とオレンジの5線はGann Lineを示している。17日の段階では、2004年11月からを第1波としているが、P&Fチャートによると第1波の開始点は2003年以前にあるように見受けられたので、調べてみると2003年3月にあり、開始点は$0.375である。したがって第1波の期間は37ヶ月間であり、第2波の期間は23ヶ月間となる可能性が高いため、現在進行中の第2波のC波動の完了点は10月ではなく2008年2月の可能性がある。

その場合、17日の記事どおり$3.45ではサポートしないことになり、Fibonacci級数からの計算では$2.90がサポートのターゲットになる。第1波の第5波動の開始点を基点としたGann Line(緑線)では、緑線4がこの値に近く、この線がサポートになると予想することになる。オレンジの線ではオレンジ線5がこの値に近くなるため、この線がサポートになる可能性があるが、その可能性は低いように思える。

日毎のチャートではC波動の第③波動の完了点が$2.95になる可能性を示しており、その後第④波動で$0.4まで上昇するとC波動の完了点が$2.9という予想が的中する可能性は非常に高くなる。

この予想通りに展開するのであれば、$2.95で1,000株を購入し、$0.4で売却し、$2.9で買い戻すと1,350株まで増やすことが可能で、その後、$7まで上昇すると$2,950の投資が$9,450となるという計算が成り立つ。実際には第3波の間、トレードを繰り返すことにより1,350株から持ち株を更に増やすことが可能なので、$10,000を超えることは可能という計算も可能である。

金価格 第3波の第1波動の第③波動

2007-08-28 21:00:52 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は13日の記事以降の金価格の日毎のチャートにGann Lineを加えたチャートである。オレンジの線がGann Line を示し、エリオット波動理論の第3波の第1波動の第①波動、及び第②波動の完了点はGann Line上で完了していることを示している。

第③波動の完了点はGann Line の1/2Lineであるオレンジの線(#3)上で完了すると予想され、第③波動は9月19日まで続くと予想していることから、その時点での金価格の予想は$713を現時点では予想している。

9月19日を選んだ理由は9月20日に原油の取引が9月取引分から10月取引分に変わり、10月分取引以降は原油価格が下落傾向になること、及びに9月21日がオプションの有効期限であるため、金、原油のETFで持ち高調整が出やすいことにある。

その後の展開は、第④波動のA波動、C波動でオレンジの線(#4もしくは#5)まで下がり、トライアングルを形成し、$690-$700の間で第④波動が完了し、第⑤波動の完了点は現時点では最低でも$753-$763の間を予想することになる。

1月から2月の間にオレンジの線(#③)は$830付近に到達するため、金価格の第3波の第1波動が2月まで継続する場合は$830付近まで上昇する可能性もある。

9月19日の時点でRSIが70以上、およびStochasticsの%Dラインが80以上の場合、金鉱山株は利益確定売りが出ることを予想する必要があるため、CRAの40,000株の$0.41での売り注文はこの時点までに売却されていることを期待することになる。ちなみにCRAのGann Line は9月17日の時点で$0.4187475にある。

NOM (Norsemont Mining Inc.)

2007-08-27 20:54:30 | 新規投資ターゲット

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は4月5日にTSXに上場されたNOM(Norsemont Mining Inc.)の日毎のチャートである。DVT同様、現時点では保有していないが株価の推移に注目している銘柄である。チャート上のピンクの折れ線に示されるように現在は、第2波のC波動の第3波動にあり、10月末が第3波動の完了点、1月末が第5波動の完了点になると予想している。

今後4週間の動き次第では、第3波動の完了点が$1以下になる可能性があり、第3波動延長(3rd wave extension)となる可能性があるため、10月末での購入を計画している。仮に10月末に$1で購入したとすると、第4波動の完了点はC-1とC-2の完了点の間になるため、40-95%の利益を短期間(2ヶ月以内)で期待することが可能であるからである。

第3波動延長となった場合、第5波動の完了点は第3波動の完了点を下回らない場合もあり、第3波動の完了点が底値となる可能性が高いことも見逃すことはできない。

週ごとのチャートに目を移すと、第1波の期間は16ヶ月間で上昇幅は$4.37である。$1で購入した場合、第3波の完了点は第1波の完了点を必ず上回るため最低でも365%の利益となる可能性が高い。

第3波が延長する場合、$12.44まで株価が上昇する可能性があるため、仮に$2,000投資したとすると$24,000以上になる可能性がある。Gann Line により割り出すと早い場合で2008年9月であるが、現実的には2010年1月ごろの予想となる。

原油価格とDJIAの関係

2007-08-26 20:37:31 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

上記はDJIAを原油価格で割った、DJIA:原油価格のレシオの週ごとのチャートである。日毎のチャートでは、RSI,MACD,Stochasticsの全てのインディケーターでベアリッシュシグナルが出ていることから、ピンクのアッパートレンドライン1から下落すると見ているが、アッパートレンドラインは赤線となる可能性も未だ残されている。

アッパートレンドライン1は2週間で3ポイント下がることから、4週間後は182が予想され、昨日の記事どおり原油価格が$74まで上昇すると、DJIAは13,468までしか上昇しないと予想されることになる。この値をDJIAの週ごとのチャートで調べると、DJIAのアッパートレンドライン上になる。

その後、DJIAは下落基調に転じることが予想されるが、問題はどこまで下がるかである。ロウア-トレンドライン1は週ごとに1.1ポイント下落し、6週間後(10月第1週)には161付近を予想することになり、この時点の原油価格が$70であれば、DJIAは11,270付近ということになるが、原油価格が$67まで下がっているとDJIAは10,787まで下がることになる。

2005年後半から2006年前半のチャートの動きから判断すると、次の6-8週間でロウア-トレンドラインに到達することはほぼ確実で、その時点の原油価格がDJIAの動きの鍵を握ることになる。したがって、同時期の原油価格は$67-$70が予想されるため、DJIAは10,800から11,300の間に下がることが予想される。

原油価格再上昇、9月にハリケーンは発生するか?

2007-08-25 21:05:58 | テクニカルアナリシス:原油価格

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は3週間前の記事(8月4日)同様、原油価格の日毎のチャートである。4日の時点で予想していたサポートレベル1の線までは下がらなかったが、チャートに示されるようにB波動の第3波の61.8%の下落となっている。この先、4-5週間は原油価格の再上昇を予想することになり、その上昇幅は22日に完了したと思われるC波動の第1波動の61.8%を予想することになる。

このC波動の第2波動は、3波動となることが予想され、$74付近までの上昇となる。注目すべきはUS㌦インデックスとの関係で、US㌦インデックスが78まで下落すると、原油価格:US㌦インデックスレシオのチャートからの計算では、$72.5付近までしか上昇しないことになるが、US㌦インデックスが80の場合、原油価格は$74まで上昇することになる。

チャート上に示されている青線のRSIレジスタンスラインにも注目する必要があり、RSI65付近がレジスタンスとなる可能性も高い。

そこで今後の展開は、4-5週間以内にUS㌦インデックスが78に向かって下落するとともに原油価格は上昇し、US㌦インデックスが78から上昇基調に転じ、80を超える直前に原油価格は$74に到達し、下落基調に転換する。現在の原油価格の動きはターミナルインパルスと思われるため、冬季に原油価格はC波動の第4波動としてC波動の第2波動である$68-$74の間に上昇すると予想される。

冬季の間に原油価格が$70まで秋季の底値(おそらく$58付近)から上昇し、DJIAが12,500でサポートし、米国10年債のイールドが5%以上である場合、金価格は$840付近、もしくは過去最高値を更新する可能性があることも予想することになる。

TSXインデックスのコレクション

2007-08-24 20:34:51 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は既にベアマーケットに突入していると思われるTSXインデックスの日毎のチャートである。緑の折れ線で示されるように8月16日の時点で下向きの第1波動は完了していると思われ、現在は第2波動のA波動の完了点と思われる。

この読みが正しい場合の今後の展開予想は、次の5セッションはB波動でインデックスは12,800付近まで下落し、その次の10もしくは16セッションで再び上昇することになる。ここで16セッションの上昇を予想しているのは、原油価格が再度$74付近まで上昇することが予想されるからで、9月17日付近までTSXインデックスは上昇基調になる可能性は高い。

次の5セッションの下落幅にもよるが、9月17日付近はピンクのアッパートレンドライン上、もしくは少し高めになると予想されるので、13,440-13,800の間を予想することになる。エリオット波動理論で0-2トレンドラインが修正されることは頻繁にあることに注目しなくてはならない。

第3波動の完了点はオレンジのロウア-トレンドライン上が予想されるが、ロウア-トレンドライン1ではなく、ロウア-トレンドライン2になることが予想される。この二本の線の関係はGann Lineの関係にある。ロウア-トレンドライン2の延長線上は2ヵ月後には、11,800付近であり、TSXインデックスが13,800まで再上昇した後、第3波動で第1波動と同じ下落幅で下落すると仮定した場合の第3波動の完了点と一致することになる。第1波動が19セッションであるので、第3波動が1.618倍の期間になるとすると30セッションになるので、9月17日から6週間後の10月22日付近を予想することになる。

5日の記事のサポート2の線に近づくことになり、この段階でA波動の3波動が完了することになるので、第3波動の動き、その次の11月から1月までの3波動の動きを読むことにより、2月から4月の間に11,000まで下がるかどうかを判断することは可能になるが、現時点では第2波がフラットコレクションとなる可能性を無視することはできず、11,800がサポートとなる可能性がある。

CRA 売却プラン変更

2007-08-23 21:23:38 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は14日の時点より株価が下がってしまい、エリオット波動理論に修正を余儀なくされたCRAの日毎のチャートである。21日に$0.23まで下がってしまったので、この時点が第2波のC波動の完了点としなくてはならない。

同じ日に$0.3まで上昇しているので、第3波の第1波動の第①波動は$0.07となる。次の日とその次の日の動きから、現在は第3波の第1波動の第②波動のB波動と考えることになる。株価が$1未満のいわゆるペニーストック(Penny Stock)で取引件数が以上に少ない場合、1セッションでエリオット波動理論の各波同が完了することはよくあることである。

18日の記事で紹介したGann Line とFibonacci級数の双方から考慮すると、24日の金曜日の終値は$0.285付近が予想され、ここが第3波の第1波動の第2波動の完了点となる可能性が高い。

第3波の第1波動の第①波動と第③波動の関係がFibonacci級数になるとすると、第③波動の上昇幅の予想は以下のとおりになる。

$0.07 100%
$0.11 161.8%
$0.14 200%
$0.18 261.8%

となり、第②波動の完了点に加えると
$0.35
$0.39
$0.42
$0.45

のいずれかになる。

このうち、最も可能性が高いと思われるのは$0.39で18日の記事どおり、8月31日までに到達する可能性が高い。しかしながら、$0.42、$0.45の可能性も無視できないので、売り注文を変更することになる。

週ごとのRSIは40を割り込んでおり、週ごとのRSIが70に到達するには6週間で$0.39の上昇が必要となることから、第3波の第①波動の完了点は$0.62と予想しているので、50,000株の売り注文を$0.62で出しておき、20,000株の売り注文を$0.38から$0.41へ引き上げることになる。

その理由は2週間で$0.13上昇するとし、$0.28に加えると$0.41になるためで、18日の記事の黄色のGann Line の1/4Lineがレジスタンスとなると考えられるからである。

米国長期債イールド

2007-08-22 20:59:00 | テクニカルアナリシス:国債

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は米国10年債イールドの週ごとのチャートである。米国の株式市場が大幅に下落し、米国短期債イールドが急速に下落したことから、現在では、早くて9月のFOMCの利下げが取りざたされている。しかしながら、6月の時点の長期債のイールドが第5波動の完了点とは思えず、この先、再び長期債のイールドが上昇する可能性が高いので、その可能性を検証する。

まずはじめに、ピンクの折れ線の部分に注目してみると各波動が3波同ごとにトレンドリバースとなっていることから、この部分がターミナルインパルスであることはほぼ間違いなく、現在は未だ完了していないが第4波動の完了点付近と読むことになる。

仮に4.6%が第4波動の完了点で、第3波動と同じ上昇幅で第5波動が上昇すると、10年債のイールドは5.35%まで上昇することになる。

次に注目すべきは、水色の部分で囲まれている波動で、この波動はターミナルインパルスの前の第3波動と読むか、第5波動のA波動のいずれかと読むことになるが、現在は後者と呼んでいる。その理由は、この波動とターミナルインパルスと思われる波動の間が3波動しかないことで、トライアングルともフラットとも呼ぶことのできない波動を示しているからである。

仮にこの読みが正しいとすると、現在のターミナルインパルスは2ヵ月半後の11月上旬、もしくは2月上旬に完了する可能性があり、30年債の発行日が鍵になることが予想される。上昇幅で比べてみると、1.35の0.618倍は0.834であり、2006年12月上旬の4.42に加えると5.25となり、5-3で既に到達していることが伺える。

5-5の上昇幅が5-3の0.618倍になるとすると、5.06%まで上昇することになる。

以上を総括すると、11月の米国30年債の発効日付近の米国10年債のイールドが5.06%付近である場合、現在進行中のターミナルインパルスは完了する可能性があるが、5.06%付近でない場合、2月まで継続する可能性があるという見方になる。

11月の段階でのRSIにも注目する必要があり、65を超えない場合は確実にトレンドリバースとなるので、11月が長期債の買い時になる。


FCO 修正

2007-08-21 20:17:38 | エリオット波動理論

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は2週間前の記事に修正を加えたFCOの日毎のチャートである。エリオット波動理論の欠点は、各波動の完了が実際に確認されるまで、各波動が継続する可能性があり、各波動は複数の可能性を秘めるため、頻繁に修正を加える必要があるところである。

話を本題に戻すと、先週の16日にFCOは$0.4まで下落したため、現在では細い紫の線がA波動を示している。2週間前の読みは薄いピンク線で残しているので違いを比較することが可能である。

水色の線はA波動の下落幅の80%まで戻ることに成功した場合で、そのターゲットは$0.83である。今後の推移に注目する必要があるが、現時点での売り注文は$0.82である。購入額が$0.87であるので損益となるが、8月3日の記事でも述べたとおり、現段階では、持ち株数を増やしておくことが重要である。

B波動の長さはA波動の61.8%付近の長さになると予想されるので、6週間を予想することになり、その完了点は9月28日付近と予想することになる。C波動は、その後16週間必要になるとすると、C波動の完了点は2月ごろということになる。

B波動の完了時からC波動の完了時まで現金として保有しておいてもよいが、17日の記事で紹介したDVTのC波動が10月に完了する可能性が高く、FCOの売却後、DVTに投資を切り替え、2月以前に予定しているCRAの利益確定売りで得た利益をFCOの投資にまわす方が、現時点では効率がよさそうである。

ここでの疑問は、B波動の上昇幅であるが、B波動は3波動になることが確実でB波動の第1波動の完了時により正確な予想が可能になる。B波動はA波動の80%以下の上昇になる場合もあることを覚悟しておかなくてはならない。

DJIAのコレクション(A波動)は完了したか?

2007-08-20 21:15:46 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

17日の金曜日に米国の公定歩合が0.5%引き下げられたことにより、一応、暴落の速度が低下したように見えるDJIAの日毎のチャートである。ピンクの折れ線の部分では、エリオット波動理論のA波動の第3波動が完了したと見ることでできる。しかしながら、4月13日12,600から7月20日のピークの14,100付近までの上昇幅である1,500とA波動の第3波動までの下落幅である1,300の関係と、A波動の第2波動がフラットコレクションであることから、A波動が5波動になる可能性を無視することはできない。

その場合、現在の第4波動はトライアングルコレクションになると予想され、Fibonacci級数より考慮すると8セッション間は、12,800-13,300の間を上下し、下向きのディセンディングトライアングルを形成した後、更に第5波動として12,000付近まで下がる可能性がある。この場合、上記の1,500の上昇幅とA波動の下落幅2,000はFibonacci級数である1.382倍となる。

その理由を考えると、ハリケーンの発生、もしくは上陸に伴う原油価格の再上昇が考えられ、現在進行中のハリケーンDeanが予想を覆して、メキシコ湾で北上を開始する可能性がある。

原油価格のチャートでは原油価格のコレクションが完了しているとは考えられず、今週の水曜日までに$68までは下がると予想している。原油価格が低下を続ける間は、DJIAは上昇することになるが、原油価格の再上昇とともにDJIAの上昇速度は鈍るか、低下のいずれかになる。

TSXのチャートでは、A波動の第1波動が完了したのみで、13,800-14,100付近まで再上昇する可能性を示しており、市場は8月9月の間、原油価格の上昇を予想していると考えるべきである。

今後の取引で赤色のアッパートレンドラインを超える場合、上記の予想は覆されることになるが、アッパートレンドラインを超えない場合は、黄色のロウア-トレンドラインまで再び下がることを予想しなくてはならず、6週間後に12,000を予想することになる。

DJIA:原油価格レシオのチャートでは今週には196.25のアッパートレンドラインに到達すると予想され、仮に原油価格が$68になるとすると、DJIAは13,345までしか上昇しないことになる。

US㌦インデックスと金価格は同時に上昇する??

2007-08-19 21:35:58 | テクニカルアナリシス:インデックス

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は金価格をUS㌦インデックスで割った値の日毎のチャートである。ピンクの折れ線の部分は金価格同様、第3波の第1波動で、緑の折れ線を第3波の第2波動と読み、第3波の第3波動が第1波動の1.618倍上昇するとすると、第3波動の完了点は9.44まで上昇すると予想することになる。

12日の記事でUS㌦インデックスは78付近までの下落を予想しているが、その後の推移から現時点での予想は、78.75である。したがって同時点での金価格の予想は$743.4になる。10月3日付近で金価格は第4波動のコレクションとなり、US㌦インデックスは上昇基調に転じることになる。

金価格とUS㌦インデックスが相反した動きを示す場合、US㌦インデックスの上昇基調の第1波の第3波動が金価格の第4波動のE波動に相当することになるが、US㌦インデックスは現時点よりも上昇しているにも関わらず、金価格は現時点よりも上昇していることになり、US㌦インデックスの上昇に反して金価格は下落するという理論と矛盾することになる。

現在継続中のUS㌦インデックスの下落幅が13.88となった場合、その後の上向きの第1波は87.38まで上昇すると予想することになる。その時点での、金価格:US㌦インデックスレシオが11-12の間に上昇しているとすると、金価格は$961-$1,048の間へと上昇することになる。時期的には5四半期間必要と予想されるので、2009年1月ごろになる。2002年8月から2006年5月の第1波が45ヶ月間であり、上記の予想が正しいとすると、第2波は13ヶ月間、第3波は17ヶ月間となり、第1波と第3波の関係はFibonacchi級数であることから、金価格の第5波の完了点は2012年付近を予想することになる。

CRA 売却プラン

2007-08-18 20:27:37 | Gann Line

Chart courtesy of StockCharts.com

上記は15日の記事で紹介したCRAの週ごとのチャートである。2日間でさほど大きな動きは見られないがGann Line を利用した売却プランを紹介する。

結論から先に述べると、妻の口座、自身の口座とも8月31日を有効期限に$0.38で20,000株の売り注文を出している。その根拠は、チャート上のGann Line、及びにエリオット波動理論、金価格の予想、円キャリートレードの終焉に伴うAUD$の下落、CRAのファンダメンタルズの多岐に及ぶが、ここではGann Line、エリオット波動理論の双方を説明することにする。

エリオット波動理論では、第3波動の上昇幅は第1波動の61.8%-261.8%になるとされている。第3波の第1波動の第①波(8月10日)の上昇幅が$0.05であるので、第3波動の上昇幅は$0.03-$0.13の間を予想することになる。ファンダメンタルズであるキャッシュフローベースで計算すると、$0.38でも割安となるので、第3波動の上昇幅は第1波動の261.8%になると予想する。

そこで、その到達時期をGann Lineを利用して割り出すと、3本の黄色線の最も低い1/4 2.425 がレジスタンスとなり、チャート上には示していないが水色の線の1/2 2.5がサポートとなり、この双方の線の交差点である8月31日付近、もしくは、それ以前ということになる。

Gann Line の考え方は、株価のトレンドリバースまでに必要なセッション数と上昇幅(下落幅)を割り出し、その値を4倍として、2倍、1倍、1/2倍、1/3倍、1/4倍、1/8倍、1/16倍の線を引くと、それらの線がレジスタンス、もしくはサポートのトレンドラインとなるとする考え方である。

黄色の線は33セッションで$0.39上昇すると早すぎるとした場合で、水色の線は27セッションで$0.20上昇すると早すぎるとする場合である。8月10日を第3波動の開始点とし、このGann Lineを引くと、30セッション後の9月24日に$0.45もしくは$0.645に到達していると株価の上昇は早すぎることになり、トレンドリバースとなる可能性があるため、この付近を第3波動の完了点と予想することになる。

現在の$0.27から2週間で$0.13上昇すると$0.4であり、$0.65/週の上昇は6週間(30セッション)では$0.39の上昇になるため、Gann Line の理論と合致することになり、8月31日の$0.39は短期のトレンドリバースとなることは確実と考えることになる。

仮に$0.38まで上昇しない場合は、そのまま保有し続けることになり、売却後、プルバックした時点で最購入し、その差額を利用してTOR、FCOへの投資を増やすか、現金のまま保持するかになり、$0.38で売却後、プルバックしないでそのまま上昇した場合は、昨日紹介したDVTへの投資に切り替えることになる。