Chart courtesy of StockCharts.com
上記は原油価格の日毎のチャートである。8月16日の段階では原油価格はコレクティブ波形での下落になると予想していたが、現段階では8月19日以降の取引がトライアングルコレクションになりつつあり、下向きのインパルス波形となりつつある。来週の取引で赤色の三角形の下方へブレイクダウンする場合、原油価格のダウントレンドは長期化することになると同時に底値の予想が大きく下がることになる。
くどいようであるが、原油在庫統計の発表時付近で原油価格が大きく下がる可能性が高まりつつある。トライアングルパターンからの判断では、$102まで下がることは確実で、エリオット波動理論によると$80の可能性も出始めている。しかしながら、$80のターゲットは時期尚早と思われ、Fibonacci級数を利用した計算による$94の方が現実性は高い、と予想する。
上記のチャート上のオレンジの線が①-③トレンドラインであるなら、9月末に$90に到達することになるので、$94が第⑤波動の完了点である場合、時期的な予想は9月第3週に現在進行中の下向きのインパルス波形が完了する、と予想することになる。9月第3週に米国で、16日にCPI、Housing Market Index、FOMC利率決定、17日にHousing Startsの発表があり、これらの指数次第で原油価格の短期のトレンドリバースとなる可能性は十分である。
この場合、米国30年債イールドが更に下がる可能性があるので、HTDは未だに購入していない。