タジーの撮影日記

趣味の写真についてあーだこーだ書いています。

貸し暗室

2006-04-22 23:01:45 | 雑談
東京の貸し暗室に行ってきた。
ナダールのスナップショット展用のプリントを作るためだ。

その前にナダールに寄ってきた。
ナダールの写真教室のグループ展が行われていて、今日が最終日だ。
モノクロよりもカラーが多い。最近流行のほんわかした色彩の写真だ。
女性はやはりこういう写真が好きなのだろうか。
林さんもいたので挨拶したら、スナップショット展の写真楽しみにしているよと言われてしまった。
これからプリントしてきます。

いよいよ貸し暗室初体験だ。
赤坂のヒットオンという暗室へ行った。
TBSの前を通って路地を少し入ったところにある。
ご主人に説明してもらってさっそく暗室へ。
他にも2人がプリントしていた。
中はけっこう広くて3人一緒にプリントできるようになっている。
展示用なので四つ切りにプリントした。
露出をあわせるのが上手くいかなかったが、コツをつかんだらだんだん早く作業できるようになって来た。

現像は自動現像機ではなくてバットで行う。
プリントを入れて10秒くらいするとフッと絵が浮かんでくる様はとても楽しい。
水洗しながら外へプリントを流す。
カーテンを通って外へ出るとすぐにプリントの確認ができる。
そしてまたプリントのやり直し。
コントラストの低い写真は簡単なのだが、コントラストの高い写真はプリントが難しい。
ハイライトを綺麗に出そうとするとシャドーが潰れるし、シャドーを出そうとするとハイライトが飛んでしまう。
初めて覆い焼きをしてみたが意外と上手くできた。
こういう風に工夫できるのもモノクロの面白いところだね。
あっという間に3時間が経ってしまった。
何とか展示用のプリントはできた。
3時間で薬品代を入れて5000円なり。
他の人の作業を見れるのも面白かった。
また次も使ってみようかな。

その後はアートスペースモーターで行われている内藤明さんの『真昼』を見に行った。
空が真っ黒に落ちた写真はとても荘厳な感じだ。
でもハイライトもしっかりとあってとても綺麗なプリントだ。
一緒に写真工業の写真展も行われていた。
写真工業に載っている写真のオリジナルプリントが展示されていて、下に機材が書いてあった。
いろんなクラシックカメラで撮られていたが、プロミネントの写真がとても綺麗で印象的だった。

帰りにすぐ近くのカレー革命という店で夕食を食べた。
入ったら店員も客も全部インド人でビックリした。
席は10個くらいしかなくとても狭い。
カレー革命オリジナルを食べたがそれほど辛くなく食べやすかった。
もちろん辛くもできるようだ。
スパイスも効いていて本格的だった。
カレー好きな方は寄ってみると良いだろう。
もしかして有名な店なのかな?