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6回目 資産運用

2009年02月12日 | ライフプランニング入門

資産運用の目的は、

夢の実現のために
老後ゆとりのある生活を送るために
子供の教育・結婚

などにかかる将来の支出に備えるためです。

インフレ期にはただお金を持っているだけではお金の価値は相対的に下がってしまいます。お金を殖やすために資産運用をすることが必要になります。

資産運用を成功させるためには、ライフプランに基づいて、目標利回りを決定し、適切な運用商品を選択しなければなりません。

今回は資産運用に必要な考え方及び運用商品の特徴について学びます。


 お金の時間価値 単利と複利

利息を計算する方法には、「単利」「複利」があります。

100万円を金利2%で30年預ける場合を考えてみましょう。

【単利】
元本に対して利息を計算する方法です。

1年後元利合計:100万円+100万円×0.02=102万円
2年後元利合計:100万円+100万円×0.02×2=104万円
(省略)
30年後元利合計:100万円+100万円×0.02×30=160万円

【複利】
利息を含めた元利合計を新たな元本とみなして利息を計算する方法です。つまり、利息が利息を生みます。

1年後元利合計:100万円+100万円×0.02=102万円
2年後元利合計:102万円×(1+0.02)=104万400円
(省略)
30年後元利合計:100万円×(1+0.02)の30乗=約181万円

このように複利方式のほうが効率的にお金を殖やすことができます。

毎月分配型の投資信託が人気ですが、分配金を受取ってしまうと、この複利の効果が享受できなくなります。



 72の法則

複利方式で元本が2倍になるまでにかかる年数がわかります。

元本が2倍になる年数=72÷金利

例えば、100万円を金利2%で預けたときに、200万円になるまでにかかる年数は36年とスグにわかります。



 リスクとリターン

投資の世界では、リスクは将来の収益(リターン)が不確実でありことを意味します。
ローリスク(安全性が高い)ハイリターンの金融商品はありません。


主なリスクは以下の通りです。

1.価格変動リスク:資産の価格が変動することで損失が発生するリスク
2.金利変動リスク:金利の変動で証券の価格が変動すること。
            金利が上昇すると債券価格は下落する
            関係にあります。
3.信用リスク:企業の破綻により元本返済や利息の支払いが
         停止するリスク
4.インフレリスク:物価上昇で貨幣価値が目減りするリスク

主な金融商品とリスク、リターン

1.預貯金は元本保証があります。利息も決まっています。
  つまり、リスクは極めて低い反面、リターンは期待できません。
2.債券は利息と満期時の元本返済が約束されています。
  しかし、途中換金する場合は債券の値段は変動します
  預貯金に比べリスクが高い反面リターンは大きくなります。
3.株式は債券のような約束がありません。債券に比べ
  さらにリスクが高くなる反面リターンも大きくなります


 金融商品と3つの基準

 上記では金融商品をリスク・リターンの観点から分類していましたが、別の観点から分類してみます。

1.安全性:金融商品に充てたお金が目減りしないこと
      例)定期預金、定額貯金など
2.流動性:いつでも必要なときに換金できること
      例)普通預金、通常貯金、MRFなど
3.収益性:高い収益性が期待できること
      例)株式、投資信託など

金利は、安全性、流動性、収益性の順に高くなります。

このように分類する実益は、金融商品に充てるお金に色をつけて、ライフプランに合った運用をする点にあります。

不測の事態(病気など)に備えるためには、いつでも必要なときに換金できる普通預金などで運用(生活費の3ヶ月~6ヶ月)することが大切ですし、住宅資金の頭金を貯めるのであれば、流動性商品よりも定期預金などの安全性の高い商品で運用することが大切です。これらの使途のお金を株式などで運用するのは合理的ではありません。

まずは、流動性資金、安全性資金を確保して、余裕があれば収益性商品に投資しましょう。


 リスクを減らす方法

お金を大きく殖やすには収益性の高い商品に投資しなければなりません。しかし、収益性の高い商品はリスクが高いので、リスクを減らすために分散投資をすることが大切です。

たとえば、単一の株式にしか投資しない場合、その株式が値下がりした場合、投資資金全体も減ります。最悪の場合は0になる可能性があります。

しかし、複数の株式に投資すれば、全ての株式が値下がりする確率は低くなります。株式と債券に分けて投資すれば、さらに分散投資の効果は大きくなります。なぜなら、株式と債券は一般的に逆の値動きをするからです。

分散投資を端的に表せば
「すべての卵を同じ籠に盛るな」
という格言で表すことができます。

分散投資は以下の方法があります。
1.「金融商品の分散」
2.「金融商品の国際分散」
3.「通貨の分散」
4.「時間の分散」
 次を参照

これらの方法を上手く組み合わせればリスクを軽減できます。


 ドルコスト平均法

上記の「時間の分散」は「ドルコスト平均法」と言われています。

これは定期的に「同じ金額」で株式や投資信託(ファンド)を買っていく方法です。

株式やファンドの価格が低いときは買い付け数量が増え、価格が高いときは買い付け数量が減りますので、平均単価を下げることができます。


 投資信託(ファンド)

個人が1万円で複数の銘柄に投資(分散投資)しようと思っても不可能です。ところが、投資信託であれば、1万円から複数の銘柄に投資できます。答えは投資信託のしくみにあります。

【投資信託のしくみ】
投資信託は多くの投資家からお金を集め専門家(ファンドマネージャー)が運用して、その運用成果を投資家に還元するというしくみになっています。

集めたお金は数十億以上になりますので、分散投資が可能になるのです。

【購入時期】
・単位型(ユニット型):募集期間中にのみ購入できる
・追加型(オープン型):いつでも購入できる

※クローズド期間:一定期間換金(解約)できない期間

【種類】
・株式投資信託:株式を中心に運用する投資信託
・公社債投資信託:公社債を中心に株式を一切組み込まない投資信託

【運用スタイル】
・パッシブ運用:日経平均やTOPIXといった市場平均を指標(ベンチマーク)として、
         それと同じような動きを目指す手法
・アクティブ運用:ファンドマネージャーが市場平均を上回る成果を目指す
         手法。バリュー型とグロース型がある。
 
 →バリュー型:割安株に投資する
 →グロース型:成長性のある銘柄に投資をする

【コスト】
コストが高いと実質的な収益は得られません。コストがどのくらいかかるのかを把握することは極めて大切です。

・販売手数料:販売会社に対する手数料
・信託報酬:運用に係る費用をまかなうための費用
・信託財産留保額:解約により他の投信保有者に迷惑がかからないように徴収される費用


 投資信託と変額年金

変額年金は投資信託の保険版です。

投資信託に比べ変額年金の運用期間中のコストは高いものの、運用益の課税の繰り延べができる点、生命保険料控除が使える点、解約時に一時所得になる点、死亡給付金には法定相続人×500万円の非課税枠が使える点などのメリットがあります。


 まずは毎月の積立から始めてみませんか。

いくら知識を学んでも実践しなければ何の意味もありません。実践する中でしか生きた知識は身に付きません。

投資期間が長いほど複利の効果を享受できますので開始するのは早いほど良いです。

毎年24万円積み立てるとして、4%で運用すると以下のようになります。

10年後には24万円×12.006=2,881,440円
20年後には24万円×29.778=7,146,720円
30年後には24万円×56.085=13,460,400円

※年金終価係数を使うと簡単に求められます。


 お役立ち情報

◇郵便貯金(投資の基本と投資信託) 

http://www.yu-cho.japanpost.jp/toushin/study/need.html

◇投資信託協会

 
http://www.toushin.or.jp/

◇お金の勉強に役立つメルマガ

 「お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク」
 
http://www.mag2.com/m/0000144979.htm

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情報は下記からいただきました。

情報責任者 : T&Rコンサルティング有限会社 CFP 新美昌也
お問合せ: http://www.fp-trc.com

免責事項:記事の内容には細心の注意を払っていますが、正確性を保証するものではありません。いかなる損害が生じましても責任は負えませんのでご了承ください。実行にあたっては、各専門家に必ず確認してください。 
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