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日本人が求める投資はわがまま過ぎる!

2011年10月20日 | 海外積立ファンド

海外投資、海外生命保険、フィリピン不動産へのお問合せありがとうございます。最近はアクセス数も結構上がってきまして素人ながら情報発信の楽しさを痛感しております。

今日は、問合せの中で非常に多い「考え違い」を少し話してみます。


あなたは右肩上がり一本調子の投資を望んでいるのか

「投資」とは将来の可能性に資金を投げ、その見返りを期待するものです。
もちろん投資する内容を吟味して取り組まれるとは思いますが、あくまでも可能性ですからいくら調べても先の事は確実ではありません。

積立ファンドに興味を示している方に、私は必ずリスクとお勧めする理由を説明しています。

なぜか日本人は「積立て」と聞くと、確実にお金が貯まるものと考えている方が多いのです。これは本当にびっくりするくらい多くて、ファンドが何だか分からない人たちは、まず全員がそう考えています。

積立ファンドは資金を100%ファンドで運用しているから、市場の騰落の影響を受けると言うとほとんどの方がビビッてしまいます。

もしもあなたが永遠に利益を取り続けられる投資を探しているなら、株や為替、指数などの市場取引やファンドに投資してはいけません。
リスクを許容できないのですから、欲を出さず、元本が確保された国債や定期預金にしておきましょう。



しかし預金や国債にもリスクがあるのです

預金は金融機関でどこかの国の「通貨」でお金を蓄えます。
利回りの悪い日本では大口定期をしても年利1%くらいしかつかないので、最近では外貨の定期預金をする方も多くなっています。
しかし、この「通貨」にもリスクがあります。ドル安やウォン安などある国の通貨を円と比べて高い安いと表現する場合がありますが、その国の通貨の価値が下がれば預金の財産価値は下がるのです。

これは国債にも言えることで、国の価値が下がれば国債の価値も下がり、逆に利回りは上がってきます。

これには笑えない実話があります。

金融立国を目指し破綻したアイスランドでは、破綻前、長期利回りは15%を超えていたそうです。
ある知人の友達は、給料もボーナスも高利回りのアイスランド国債に全て投資していたそうで、もう直ぐ利息生活できるからリタイヤするんだと自慢げに話していた数ヵ月後、アイスランドは破綻したのです。

国が破綻するということは国債の利息や償還が払えなくなるわけですから、いくら国債を持っていても紙切れ同然となります。彼は一生働き続けなくてはならないでしょう。


日本は、統計で一家庭平均の預金高は1700万円くらいありますが、その80%以上が金融機関での預貯金です。
このお金は、金融機関が大量に買わされる日本の赤字国債にあてられ、さらに金融機関窓口ではめでたい年寄りを食い物にして個人国債が売られています。

少子高齢化と不透明な国政による景気低迷の出口が見えない日本にあって、さらには報道で借金大国だと言われているのに、日本で預金や国債購入する人の理由が分かりません。何か特別な裏事情を知ってるんですかと聞きたくなるくらいです。

私にとってはお金を捨てるようなもの、もっと言えば、この預金などで国債が捌けることにより、怠惰な国政を助長していると思っています。


為替リスクを考えていますか

日本は先進国、世界一の技術を誇り、何でも最先端だと思っていませんか?
でも金融の世界では恐ろしく鎖国している国ですよ。

日本ではとにかく、日本の円が外に流れないよう国ぐるみで国債が捌けるよう必至の策を練ってます。
三菱東京UFJ銀行のサイトには外国為替相場の一覧表があり、これを見ると銀行がどれ程為替交換手数料を取るのかが良く分かります。
円を外貨に変えにくくすれば円のまま日本に置きやすいですしね。

ちなみに世界で一番流通している米ドルは基軸通貨ですので、どの国も為替手数料が少ないのです。
日本ではどうでしょうか。

サイトを見ると、2011年10月20日の米ドルレートは、TTSで77.87円、TTBで75.87円と2円の差があります。
このレートは口座間取引などの電信決済をするレートですが、これによると1万円は128.41ドルに換算するが、1万円にするには131.80ドル必要だということになります。

1万円をドルに換え、そのドルをそのまま円に換えたとすると、9,733円しか戻って来ないのです。

この往復で267円が1万円のTTレートによる為替差損ということになります。

しかし、これを窓口で現金交換してもらったらどうなるでしょう。
海外旅行に行くとき銀行でドルに換え、帰ってきて銀行で円に換えるような場合ですね。

この場合適用レートが変わり、CashSの79.67円と、CashBの73.87円という5.8円もの差をつけられてしまいます。

つまり窓口で1万円をドルに換え、直ぐにそのドルを円に変えると、何と9,271円しか戻らないのです。
729円もの為替差損は7.29%の損失ですから非常に大きな手数料です。

これが一番小さな米ドルの手数料ですから、通貨が変わると恐ろしい手数料になるものもあります。

米ドルと良く似たレートで先進国通貨のカナダドルがありますが、1万円現金をカナダドルで再交換すると7,953円と大幅に目減りします。

同様にイギリスポンドは8,198円、オーストラリアドルは7,807円、香港ドルに至っては6,051円と40%も手数料で目減りするのです。

これはそのまま銀行の利益にもなるので、、如何に日本が金融機関を優遇し美味しい思いをさせているかが分かりますね。これ以外にももっともっと美味しい思いをしているんですが…。


海外投資に興味のある方は、投資リスクはもちろん、為替リスクも正しく理解して何に取り組むか考える必要があります。

明日はリスクが嫌いな人のために、海外保険のメリットをお知らせしましょう。






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