よろずの部屋 台湾田舎暮らしの小言

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今日も陽気に お買い物~

2008-11-21 11:03:50 | Weblog

長期の景気不振を打開するために、馬政権は消費の拡大を奨励します。馬曰く:「消費能力がある人、10%アップでもいいから、もっと消費して、景気必ずよくなる」

馬はそう言ったが、信じる人が少ないそうです。面従腹背の一人は行政院長(内閣総理にあたる)劉兆玄です。

劉は総理になる前、一介の私立大学の校長しかなかったです。しかも大学校長の任内、学校の公務用車を使って、マスコミ関係者の愛人と陽明山冷水坑に密会するとき、ほかの記者につかまって、スキャンダルになりました。総理の器ではないのに、馬との関係で、抜擢されました。

劉は総理になったから、給料が増えました。消費能力があるはずです。馬の呼びかけを答えるために、前日、劉は先頭に立ち、記者をつれて、デパートに買い物に行きました。

行く先は日系のデパートSOGOです。以下のやり取りがあります。
店員さん  いらっしゃいませ。総理殿。
劉    あの~このシャツはいくらですか。
店員さん 一枚3280台湾元でございます。(約9千日本円)
劉(驚く) そんなに高いですか。もっと安くくれない?
店員さん いまキャンペーン実施中なので、普段よりお得でございます。ご諒承してくださいませ。
劉  そんなに?せっかくですから、三枚を買って、安くしてください。
店員さん(渋々承知した)はい、それでは三枚6786台湾元でございます。ご愛護ありがとうございます。また来てくださいませ。

勘弁してよ。デパートは夜市ではないから、値切りするのですか。総額9840台湾元のものを6786台湾元で買ったのは、お買い物上手かもしれませんが、総理大臣としてはケチすぎるです。だから名監督呉念真さんはこのニュースを聞いたあと「そんなにケチなら、政府の消費券をもらったとき、わたしは3600元を劉総理に寄付して、シャツを買ってください」とコメントをしました。本当に情けないやつですね。でもBirds of a feather flock together.(類は友を呼ぶ)。馬鹿な総統はもう存在するから、馬鹿な総理大臣の存在も不思議ではないでしょうね。

   
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【台湾】消費券は1人3,600元、劉行政院長が発表

11月19日8時0分配信 NNA

 劉兆玄行政院長は18日午後、政府の消費刺激策の一環として「消費券」を交付すると発表した。当初計画の所得制限での世帯向けではなく、すべての住民を対象とし、1人当たり約3,600台湾元分を交付する。行政院会や特別条例の策定、立法院での承認作業が必要となる見通しだが、来年の春節(1月26日)までには実施したい考えだ。

 劉行政院長によると、交付には約829億元の予算が必要となる。財源は特別予算を組んで賄う方針。春節がある来年の1月下旬までに実施したい考えのようだ。消費券が実際に使用されることで、来年の経済成長率を0.64%押し上げる効果があると期待されている。券は商品券の形で発行し、有効期限は来年末となる。原則的に営業登記している小売店、量販店、飲食店で使用可能だ。
 
 消費券交付計画は当初、交付対象は年収120万元以下の世帯とされていた。しかし購買力を持つ中間層や富裕層を対象外とすれば、交付の効果は限定的との指摘もあった。これも考慮してか、年齢を問わずすべての台湾籍住民に交付することに決めたもようだ。
 
 交付に向けては、特別条例を策定し立法院で審議、通過させるプロセスが必要になるとみられる。王金平立法院長は同日、各世帯ではなく各住民に交付するのが公平と指摘。住民が春節までに消費券を使用できるよう期待を示した。
 
 政府は1人当たり3,600元という額は大きくはないものの、これをきっかけに消費が刺激されるとしている。半面、野党は年間平均7兆5,000億元という民間消費額から見れば、消費券交付規模は小さ過ぎ、効果は限定的と批判している。


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