よろずの部屋 台湾田舎暮らしの小言

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歓迎されないお客様と失態の主人

2008-11-05 15:18:28 | Weblog
今回訪問の必要がないのに、中国共産党の友党である中国国民党を応援するために、陳雲林さんが台湾に訪問しました。馬A級(戦犯?)政権にとって、台湾、中国和解の虚像をつくって、低迷不振の支持率をアップすることは一番の狙い目でしょう。

陳を歓迎するために、台湾の新聞紙で書いたのは、「国賓並み」ではなくて、「国賓以上」の扱いです。陳の不快を買わないように、陳の行ったことろ、すべて台湾国旗、中国国旗の展示を取り締まりの対象になりました。台湾、中国両国の友好のために、この会談をやるじゃないでしょう。そうすると、まるで投降式典の予備会議みたいな感じです。本当に怒りを収めないです。

今回のデモ隊の構成は台湾独立派だけではなくて、チベット独立派、中国法輪功の支持者もたくさん参加しました。7000人規模の警備態勢は如実に陳の歓迎されない程度を表すでしょう。

台湾は別に中国と仲良くしたくないわけではありません。しかし、一国の総統として、まず考えなければならないことは国益でしょう。しかし、馬A級は違います。どうやら台湾の国益より台湾と中国の統一が先にするように見えます。(中国統一は馬の父の遺言です)馬は「わたしはどこが売国ですか?証拠を見せてください」とマスコミの取材に応じて、こう話しました。確かに馬の行為は刑法の外患罪に当たる証拠がまた見つからないけど、多くの台湾人民の不信感を招いたのに、全然反省色なしで、それでもいいでしょうか?

外患罪(がいかんざい、外患に関する罪、刑法第81条~第89条)は、外国と通謀して日本国に対し武力を行使させる、又は、外国からの武力の行使において外国に加担する罪である。
もみじ台湾の刑法104条第一項
外国、あるいはその使者と通謀して、台湾をこの国、他国に属させたい者は、無期懲役ないし死刑を処する。

経済困難の局面を打破するために、中国に媚を売って、貿易しようとは、馬の選挙政見の一つです。しかし、中国の貿易を拡大すると、台湾の経済は全面的に中国に依頼する恐れも十分あり得るです。結局、経済困難の打開を口実として、台湾を「統一」という選択肢に迫るではないでしょうか。ちゃんと野党と会話する上に、台湾の国益に相応しい中国政策を取るのは、支持率を回復する一番の得策でしょう。

いままで中国国民党の党首呉伯雄は何回も中国に行って、中国共産党と秘密会議で協議しました。台湾に帰ったら、国会の討論を通じないで、行政部門により、その合意をできるだけ実践します。完全に民意を回避しました。そのため、国民党籍の国会議長(立法院長)王金平も不満の意を表したことがあります。両国の与党だけで、国家の未来を決めるのはおかしいです。中国は独裁の国家で、ちゃんと機能した野党がないから別にして、せめて台湾側の中国国民党は野党の民進党と話し合うべきでしょう。いつも「総統選挙で台湾人はもう選択をやりました」と暴言し続けるなら、傲慢すぎるです。いまなら、騙されると思う人はとても多いですよ。20%未満の支持率はその証拠です。

台湾人は馬A級を選ぶときは、「台湾の総統」として、馬を選ぶです。馬も「わたしは台湾人です。台湾のためにがんばっています」と公言しました。台湾人は別に「中国と統一する全権特命大使」を選ぶわけではありません。総統の名を棄てて、客さまの乱暴な要求に応じて、馬さんという民間人の身分で中国政府の代表であるお客様を接待するのも大失態です。

馬政権はそんなに自信があるなら、さっさと国会を解散して、もう一度民意を問ってください。そんなに多くの反対の声を無視して、中国と協議を達成するのは、国民党にとって、必ずしもメリットではないでしょう。


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