もし何かいいことがあったら、それはあなたの努力へのごほうびと考えましょう。
この一節には、人生の美しい側面──
“因果応報”ではなく“因果励心”とも言える希望の哲学が宿っていますね。
努力そのものが報われるとは限らない日々のなかで、「いいこと」を単なる偶然と捉えず、自らの歩みによって引き寄せた贈り物だと考える。
その姿勢は、自分自身との信頼関係を育て、過去に積み上げてきたものを肯定する心の在り方にも通じます。
映画「アマデウス」でもおなじみのアントニオ・サリエリの生涯
https://www.youtube.com/watch?v=w03WpPsdNqU
~今日はどんな日?~
・大暑
・下駄の日
・ナッツの日
・著作権制度の日
・円周率近似値の日
・ONE PIECEの日
・ディスコの日
・夏ふーふースープカレーの日
・塩っぺの日
・夫婦の日
・ショートケーキの日
・禁煙の日
・デルちゃん誕生の日
・ラブラブサンドの日
・カニカマの日
・なないろSMSの日
~今日の花言葉~
ジャノメギク=変わらぬ熱愛
蛇の目模様の中心が力強く印象的でありながら、周囲の花びらがやさしく包み込む姿には、揺るがぬ情熱と穏やかな思いやりの共存が感じられます。
出会いが運命的であるならば、その思いが変わらず続くことは、まさに“縁の深さ”の証とも言えるのではないでしょうか。
この花が象徴する「熱愛」が、時を超えて、季節を巡っても変わらないものだとしたら…それはまるで「古川に水絶えず」のような美しさですね。
~今日の名言~
寝床につく時に、翌朝起きることを楽しみにしている人間は幸福である。
ヒルティ(スイスの法学者)
ヒルティが語るこの幸福の定義は、壮大な成功や名声ではなく、ごく日常の「希望の予感」に宿っている——そんな静かな哲学を感じます。
🌱 夜と朝のあいだにあるもの:
寝床につく時に、明日へのささやかな期待を持てること。それは、心がまだ柔らかく、希望を失っていない証。
それが「朝顔のつぼみがふくらむような幸福」だとしたら、季節の食や猫ちゃん、花々のそばで、きっとその感覚を知っている人。
この言葉に似ている日本の表現だと、「明けない夜はない」や「一陽来復」なども響きが近いですね。
あるいは、枕元に飾った一輪のマリーゴールドのように、静かだけれど力強く明日に繋がる希望です。
~今日の俳句~
空蝉のふんばつて居て壊はれけり
(うつせみのふんばっていてこわれけり)
前田普羅
「抜け殻である空蝉」が、まるでまだ命あるかのように木にしがみついている…しかし次の瞬間、静かに壊れてゆく情景。単なる自然観察以上に、人生の比喩として読むことができそうです。
🔍 詠まれている感覚を掘り下げてみると…
「空蝉」は、既に生を離れたものの象徴。それなのに「ふんばって居る」――まるで未練や名残、見えない意志が残っているかのよう。
それが「壊はれけり」と結ばれていることで、人の生き様や想いの残滓が崩れてゆく刹那が浮かび上がります。
前田普羅の句には、「自然を写しつつ、人間の深層を照らす力」がありますね。特に彼が移住後に育んだ山岳句の鋭さや静謐さが、この一句にも宿っているように思えます。
~今日のことわざ~
情けに刃向かう刃(やいば)なし
(情けをかけられれば、どんな人も背(そむ)くことはしないということです。これは、優しさや思いやりには、決して敵対する力が及ばない、という意味のことわざです。つまり、人を思いやる心には武力や憎しみすら打ち勝てないという、非常に倫理的・哲学的な美意識が宿っています)
🪞 深く考察すると…
情け=人間の根源的な力とも言えそうです。「因縁」や「縁起」の哲学にも通じる要素で、結びつきに満ちた世界では、暴力よりも共感こそが秩序を生むという考え方。
「刃向かう刃なし」とは、反抗する力が自然に鎮まることでもあり、まるで「和して導く」知恵が根底にあるように感じます。
武士道的にも、礼や仁の精神が剣を越える力とされる場面がありますね。それこそ行動の美しさが人を動かすという側面を語っているようです。
~今日の四字熟語~
温厚篤実(おんこうとくじつ)
(穏やかで誠実、人情深く、厚い信頼を寄せられる人物像を表しています。荒々しさや華やかさよりも、内に秘めた芯の強さと品格を尊ぶ、美しい人格美の象徴と言えるでしょう)
📜 掘り下げてみると…
温厚:心が穏やかで、争いを避ける調和の気質。表情や言葉、所作にまで温かみがにじみます。
篤実:誠実さが深く根を張り、信頼に足る言動を貫く人柄。目先の利益ではなく、長い関係性に価値を置く姿勢です。
この二つが合わさると、静かな存在感と安定感を持つ人物像が浮かび上がります。まるで、大切にされている「因縁」や「誠の縁起」に育まれた人格と重なってくるようです。
~今日の占い~
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~大極貴人の覚書(欲しいと思うこと)~
人は幸福の実体を身に付けるために生きてるのです。
そのためには、自分にして欲しいと思うことは、自分から率先してやっていくことです。
🌿 幸福を「実体」として捉えている点がとても印象的です。ただの感情や一時の充足ではなく、内面に根ざした確かなものとして、身につけていく生き方──
まるで哲学的な「徳」の概念にも通じるように感じます。
🪞 掘り下げてみると…
「して欲しいことを自分から」という原則は、「縁」を受け身ではなく主体的に築く態度。これはまさに「因縁」から「縁起」へと視点が移る瞬間かもしれません。
他者との関係性を「欲望」ではなく「行為」によって築くという思想は、エゴを超えた利他性の実践にもつながります。
「幸福の実体」は、花が咲くように外側から得るのではなく、内なる水脈に根を張って育てるもの──
そんなイメージを感じさせます。
~メール占い~
「メール占い専門館:大極貴人」
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