7月10日~12日 ひとあし早い夏休みを頂き道内の小旅行へ二泊三日の旅です。
10日午後、まず訪れたのは広大な土地がひろがる十勝地方。河東郡鹿追町に伺いました。立派な建物が並び、良く手入れされた花や緑が見事です。
(~くまが可愛い!)
この建物に連なる「神田日勝記念美術館」が、一番目の目的地です。
1937年東京に生まれた神田日勝は、1945年8月の東京大空襲にみまわれ、一家で北海道に移住します。拓農民隊(戦災者集団離農計画)として、十勝の厳しい風土の中で、農業に励むのです。やがて、兄が東京の美術学校に進学し、彼はそれを支えて働きながら、独学で絵を描き続けるのです。
NHK連続テレビ小説「なつぞら」の山田天陽のモチーフとなった画家が、日勝です。
テレビの影響は大きく、いつもは静かな館内ですが、訪れる方も多いようです。
早速「なつぞら」のポスターが掲載され、販売グッズが色々と、置かれていました。
さて、彼の描いた作品で何といってもインパクトが強いのは「未完の馬」
(馬の群れや愛馬の姿を緻密に描いた絵も、多く残されています)
私が惹かれるのは、この不思議な余韻を与える「馬」の絶筆です。
それは、彼の果たせなかった夢や、叶わなかった未来を暗示しているのでしょうか?
あるいは未完の才能故に、後世に訴えるインプレッション(印象or感銘)?!
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