田吾作工房blog

アマチュア無線関連の製作を中心に,JL4BLDがこんなことやってます!という紹介のためのブログです

モバイルバッテリーって

2019年12月13日 | CQマシン

 CQマシンをモバイルバッテリーで動作させるという,JM1IZGさんの作品を紹介させていただきましたが,その後,JM1IZGさんから「ローカル局から,CQマシンの再生音のバックノイズが気になる,というレポートをいただいたが,モバイルバッテリーが原因かも」というメールをいただいたので,ちょっとばかり調べてみました。

調べたバッテリーは3種類 まずは,いつも携帯電話(ガラケー)の充電に使っているもの。(バッテリーA)

無負荷で,出力電圧を見てみると,1MHzでパルスが・・・

リプルの状態を確認すると,しっかり三角波が見えます。スパイクノイズもあるようです。

50mAの負荷(CQマシンの動作時に近い負荷)をかけて,トランジスタを使ったリプルフィルターを通してみると,パルスノイズの大きさは半減しました。

お次は,ずっと以前に娘が購入し,しばらく使っていたようですが,しっかり放電したまま放置されていたもの(バッテリーB)

Aと比べると,パルス,リプルとも結構大きいようです。

Aと同様に50mAの負荷をかけて,リプルフィルターを通してみると

お次は,最近娘が購入し,こまめに充電している,今時のバッテリーです。

まずは無負荷

50mA負荷でフィルターを通すと

さすがというべきか,最近のものはかなりリプルも小さいです。

で,Aについて,トランジスタを使ったリプルフィルターではなく,LCのΠ型フィルタを通してみると

やっぱりトランジスタフィルタのほうがFBです。

この状態でパッチンコア(2ターン)を入れると

相当改善が見られます。

いろいろやってみましたが,モバイルバッテリー,スパイクノイズやリプルはあるものの,CQマシンの出力に影響するような周波数のノイズはないみたいです。

結論としては,モバイルバッテリーをCQマシンに使用するのは 「あり」 だと思われます。

 

 


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