新しい年を迎え,つい,新しいものに手を出してしまいました。
なんだか,ながーいトンネルに入って行っているような気も少し・・・
とりあえず,何ができるのかな?ってことでシリーズスタートです。
まずは,PLL-VFOの製作から開始です。
とりあえず,PLLはTagosaku SG(シグナルジェネレータ)で経験済みですが,同じICを使って,もう少し簡単なPLL-VFOに挑戦です。(今回は8CHだけ波が出せればいいのです)
とりあえず,PLL-VFOに使用するVCOの実験からです。いい感じで発振してます。(発振回路はハートレーを使いました)
いつもの実験と同様,最初はFCZもどき基板に仮組です。(右端のVRで電圧調整し,可変周波数範囲を調整します)
下限の発振周波数は20MHz
上限は28MHzです。(何に使うんでしょうねHi)
このVCOを使って,PLL-VFOを組み上げていきます。
現時点の回路図は次のとおりです。
PLLには,TC9256という ふるーい素子を使います。以前「Tagosaku SG」製作の時に使って,使い方の様子もわかっているし,手持ちがあるという極めて安易な理由から採用ですHi
この回路図をもとに,いつものとおり,MBE(ミニマルボードエディタ:水魚堂)でパターンを作ります。このMBEというPCBエディタは,多機能という訳ではありませんが,必要な機能はすべてそろっていますし,操作も直感的に行えるので,ややこしいことを覚える必要もなく,ほんとに使いやすいです。それから,回路図もずっとBsch3V(水魚堂)を使わせていただいてます。(水魚堂さんありがとうございます)
パターンができたら,ポリゴンで余白を埋めます。GNDパターンが1ボタンで作成できるので楽ちんです。(以前使っていたエディタは,手書きで埋めなくてはならず,結構時間がかかっていました)
このパターンを転写用紙(妙楽堂で100枚 1,200円だったかで購入しました)にレーザープリンタでプリントアウトします(写真が結構ピンボケ・・・)。この転写用紙,クッキングシート(紙なんですけど,ロウ引きのような片面ツルンとした あれです)のような質感ですが,とにかく安いです。ただ,GNDパターンのような,面積の広い部分だと,エッチング後に少し「ス」が入っている(出来上がりのパターンに小さい小さいピンホールが散らばっている)のが少し気になります。でも実験基板なので全然問題なしですが・・・
生基板に転写しますが,転写の前に基板はキレイキレイに磨きます。そうしないと,うまく転写できないです。
右が磨く前(左の基板を寸法通りに切り出した残りの切れ端の基板)左がキレイキレイにスチールたわしで磨き,石鹸で洗った後にエタノールで拭いたものです。写真でも明らかにその違いが判ると思います。
この基板と先ほどの転写用紙を重ねて,耐熱テープで1か所止めします。
これを,ラミネーターに10回ほど通して,よーく冷ましてからペロッと剥ぎ取ると
転写完了です。
エッチングを済ませ,穴あけしてフラックスを塗れば完成。
明日は,部品の取付です。
例のものに取りかかっているんですね!?
楽しみですね!