![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/23/0017c163886906622a9184deabd25e67.jpg)
PSNダイレクトコンバージョントランシーバーを製作中ですが,変調回路で行き詰っており,悪戦苦闘中です。
あんまり,ブログの更新ができていないので,気分を変えて,私のプリント基板の作り方を紹介させていただきます。
半導体を使って,いろいろな機器を製作するとき,ジャノメ基板(穴あきユニバーサル基板)を使って,基板の裏側で配線する方法もありますが,結構時間がかかること,一度取り付けた部品は,取り外しが非常に難しいことなどから,私はもっぱら「感光基板」を使ってエッチングすることで,プリント基板を作成しています。
結構勝負が早いのと,作り直すことも,比較的簡単なので,ジャノメ基板は,本当に簡単なもののテストをするときくらいしか使用していません。
さて,プリントパターンの作成ですが,PCBEというフリーソフトを長らく使わせていただいています。個人的には,プリント基板作製に特化したCADとして,非常によくできたソフトだと思っていますし,パーツライブラリに,これまで製作した機器で使用したパーツを登録しており,使い回しができることも含め,他のソフトに乗り換えるのが億劫になっています。
で,現在製作中のトランシーバの変調部の回路試験のために,パターンを作りました。
このパターンを,OHPシート(最近だんだん入手が難しくなってきていますが・・・)にプリントアウトして,感光基板に密着させ,紫外線ランプで焼き付けます。片面基板の場合,サンハヤトの「ちびライト」が,お手軽です。(両面基板を作るときには,バキュームクランプを使用して基板とパターンを固定して両面から光を当てられるサンハヤトの「ライトボックスW9B」を使っています。)
現像は,チャック付きのビニール袋に,基板と現像液を入れてシャカシャカしてやります。
現像が済むと,パターンが浮き出てきます。
これをエッチング。寒い時期は,エッチング液の温度をあげてやるために,現像と同じように,チャック袋にエッチング液(塩化第2鉄溶液)と基板を入れて,お湯の入った洗面器に入れて温め,シャカシャカ・・・
エッチングが終わったら,エッチング液は,元のボトルに戻して再利用(力が落ちるまで,かなりの枚数いけます),袋や基板にわずかに付着した液は,大量の水で薄めながら,洗い流します。
きれいに,パターン部分以外は溶けています。
これを,ナイロンたわしとか,スチールウールでこすって,感光皮膜をはがします。
穴あけは,小型の卓上ボール盤で慎重に行います。気の緩みで,穴の位置がずれるとガックリきます・・・
穴あけが終わったら,アルコールで表面を拭き,フラックスをかければ完成です。
手前が変調部基板,奥側の2枚はマイクアンプ+ローパスフィルターの基板です。(作業のついでに本日作成しました。)
さて,これに部品を取り付けて,動作試験まで,今日中にたどりつけるか・・・
(フラックスが乾くまでの時間で,書き込みました)
面倒ですが綺麗にできます。
(求む)
エプソン純正IJP用OHPシート「MJOHPS1N」廃番品。
使い用途なく眠っていませんか?。