すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

宅間守・石原慎太郎・幻冬舎 「凶獣」 

2017年12月11日 | 書籍

「凶獣」
石原慎太郎・著 
幻冬舎
発売日: 2017/09/21


凶獣
クリエーター情報なし
幻冬舎


附属池田小事件

宅間守(1963年11月23日ー2004年9月14日8時16分、大阪拘置所で死刑が執行 40歳)

石原 慎太郎、(1932年9月30日 -)

浦安図書館にはこんな本もある
今年(2017年)になって発行された宅間本

みなさんのレビューにありますよーに 行間スカスカ 文字大きく見やすい 
ページ数も少なく読みやすく お年寄りには やさしい 
これを良しとするか コスパが悪いとするか 意見の分かれるところでしょうが
図書館で借りた自分とすれば 
コンパクトにまとまっていてさっさと読めて イイと思います
お年寄りの方々も これぐらいの 読むやすさと 内容でちょうどエエんではないでしょうか

内容の方は 

長谷川臨床心理士へのインタビュー
戸谷弁護士へのインタビュー
柳田邦男の考察
と他人の褌で相撲を取って(ほとんどのページはそれに割かれてます)
石原慎太郎もそれに合わせて小説書いてみました
てな感じの構成で わかりやすく読みやすい
小説部分は 極端な飛躍も妄想もなく オーソドックス


ネットで調べたり 既出の精神鑑定書の書物や 宅間の父のインタビューを読めば こと足りるんであろーが
1冊でコンパクトにまとまってあるとゆーのが この本のお利口なところで
でも なんで その作業をやったんが石原慎太郎なんか わからん
なんで石原慎太郎なん???
どーしたん?今になって?

ちなみに オオ!これはこれは とゆー大ネタはありません
既出の総集編として読み捨てれば ヨイ
多分 幻冬舎 とゆー出版社から出てるとこがミソかと思われます





児童8人が犠牲になった大阪教育大付属池田小事件の宅間守死刑囚(40)が刑を執行されたことを受け、接見を14回行ってきた臨床心理士の長谷川博一・東海女子大教授が14日会見した。宅間死刑囚が8月末の最後の面会時に「自分のしたことは死刑で当たり前。潔く刑を受ける」と話したことを明らかにし、「罪の意識はあったが、幼少期から『悪いことをしたら謝る』という経験が培われていなかった」と、最後まで遺族らに謝罪しなかった理由を分析した。

長谷川教授は、宅間死刑囚が思い詰めた表情で「自分が生まれてこなければ、こんなことは起きなかった」「自分のしたことで不幸になった人がいるのは分かる」「何の罪もない子どもたちは無念だったろうなあ」と話していたことも公表。宅間死刑囚は、転職や離婚を続けた人生を振り返った際、「なんで頭が回らんかったんやろう」などと、転機で違う道を選んでいれば事件に結びつかなかったと後悔の念を何度も口にしたという。

主任弁護人だった戸谷茂樹弁護士も会見。「謝罪すべきだと思いながら、あまのじゃくのような生き方を貫いた」と宅間死刑囚のことを話した。

戸谷弁護士が執行を知ったのは、この日午前10時半ごろ、宅間死刑囚と獄中結婚した女性の電話だった。同9時半ごろ、女性宅に大阪拘置所の職員が訪れ刑執行を伝えたといい、女性は弁護士に電話すると泣き崩れた。

 会見によると、宅間死刑囚は刑事訴訟法で定めた6カ月以内の刑執行を求め、「早く執行しないと、国を相手に本人訴訟を起こす」と迫ることもあった。一方で「自分がこうなったのは周りのせいだ」と過去に入院した病院や元妻らへの損害賠償の提訴も訴えた。戸谷弁護士は「死にたいと願う一方で、生に対する執着もある」とも感じ、「内心では謝罪の気持ちを持っていたと思うが、社会に恨みを持つ彼は最後までそれを口にしなかった。非常に残念」と肩を落とした。

(毎日新聞 2004年9月14日)

殺人者はいかに誕生したか: 「十大凶悪事件」を獄中対話で読み解く (新潮文庫)
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一味違う宅間守・前上博・小林薫他「殺人者はいかに誕生したか」長谷川博一著


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宅間守 精神鑑定書―精神医療と刑事司法のはざまで 
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『宅間守 精神鑑定書』を読む (飢餓陣営せれくしょん)
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