封切り当時のポスターをちらっと見て、説教くさい啓蒙的なヒーローもんかなー、って思ってスルーしてました。
「イレイザーヘッド」観てから、慌てて観に行きました、こいつがお涙頂戴もんなんか作るわきゃーないだろーっと
最初の印象は「なんや、エライ普通やん、なんかたどたどしくって下手くそやしー」ってそんな感じ。だって「イレイザーヘッド」の直後やってんもん。
テーマはずばり「差別」です。しかも奇形。お涙は多分無しです。
イジメられっ子がある日突然人気もんなって、調子こいてたら、またドン底に落とされて酷い目にあう、ってな内容だったと思う。しかも奇形。
このたどたどしさと下手糞さがリンチなんですね。狙いじゃなく、多分一生懸命やってると思うんですけど、リンチやし。
「イレイザー・ヘッド」を観たメル・ギブソンに「君は狂ってるぞ。大いに気に入った!採用だよ」って監督に採用してもらったアンダー・グラウンドなリンチ、この映画からオーバー・グラウンドへと出航になるんだけど、いかんせんリンチですから・・・
その後の歴史がこの映画の位置づけを決めてくれるでしょう。
お題は「差別」と「奇形」です。作家はリンチ。これだけでOKなんじゃないでしょうか。一応頑張って普通に作ってはいますよ。
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