
「まわり舞台の上で」
荒木一郎

荒木一郎を初めて意識して見たのは「悪魔のようなあいつ」の頃から。
なんか厭な感じのする輩
そーいえばこの輩 昔からちょくちょく観たことのある輩とゆー印象
大人になって 子供も大きくなって
昭和の歌謡曲なんかを纏めて集めたりする中で
「空に星があるように」にグっときて
「今夜は踊ろう」とか「いとしのマックス」とかをNHK朝ドラの「ひよっこ」でまた聴いてグっときたりして
厭な感じのする輩がグッと興味を持つ人物になったりもして
そしてこの書籍が実に素晴らしい
書籍が素晴らしいとゆーより 荒木一郎の道程 生きざまが素晴らしい
素晴らしいとゆーか 色んな記憶にある印象的な出来事とか印象的な人物とかに
こーゆー関わり方しとんねんな荒木一郎ってば とゆーのが実に素晴らしい
・中学生時代の自宅ストリップ劇場開催譚
・「空に星があるように」誕生話
・アリス
・クリスティナリンドバーグとの共演と彼女の人柄
・「悪魔のようなあいつ」についての冷静なる評伝
・沢田研二についての冷静なる意見
・若山富三郎&安田道代
・桃井かおり プロデュース&マネージメント
・松田優作
・精神的な病
等々 ザッピングして読んでも オモロ話を淡々とフツーに冷静に語る語り口
フツーなら自慢話になる語り口が 全然そーゆー気負いとか思い出話とかじゃなく 非常に冷徹かつ客観的な見方での史伝になってるのが グッド
全部の出来事は認知できていなにので あくまでも 自分が見聞きしていた昭和の出来事が 鮮やかな切り口で蘇ってくる気がします
荒木一郎とゆー人物は 「厭な感じのする輩」を演じるまでに
様々な過程なり考えなり経験体験思想哲学があったのだなーと感心するばかり
そして 「空に星があるように」がますます味わい深くなっていくのであります

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