ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

中邑真輔の「ボマイエ」

2009年08月22日 | プロレス
最近400人に祝福されて結婚し、画家としての才能も持ち
以前はリングで格闘技色がアダとなり面白くないプロレスを
魅せていた新日本の中邑ですが
ヒール色を出したり、リアルシューターのNOAH杉浦や
故三沢光晴との緊迫した熱い闘い、
または、試合を上手く運んでくれる
対戦相手のお陰(勿論、本人の努力もありますが)で
大分、プロレスラーらしい試合が観られるようになって
バルセロナ五輪へレスリング代表として行った中西を試合中の
グランドの攻防でスタミナ切れさせた棚橋との寝技の切り替えしが早い
久々にこの二人で凄く良い試合と思った、後楽園でのIWGP戦。
私の中でもちと評価が上がってきた、
「選ばれし神の子」がキャチフレーズの中邑。

この中邑が活躍する時代が前田達、UWFが新日本と
闘いを繰り広げた時代だったら、もっと光ってたかも知れないと思うのですが
縫合格闘技ブーム中で、新日本プロレス迷走時期に
リアルファイトに強い中邑がヤンザジャイアントノルキア、
やる気の見えない「紅蠍」アレクセイ・イグナショフをギロチンチョークで下した後、
ルックス的にもいきなりエースにさせられたので
本人サイドで見ると、気の毒です。

あの時期、鈴木みのると闘わせたら、どうなっていただろうな?
(それはそれで危険で面白そうですが、鈴木は今、本業プロレスラーですし)

で、プロレスラーとしてのキャリアを積んできて
本当に強いんだけど、プロレス技にイマイチキレを感じず・・・

そこで、あみ出されたのか?誰かが考案したのか
今の中邑の必殺技となった、ノーガードの対戦相手に
いきなり顔面膝蹴りを喰らわす技「ボマイエ」

これ・・・私がもしもプロレスラーだったとしたら
第二のMrプロレスと言われた天龍源一郎に仕掛けるつもりの技でした。
しかし、イキナリではなくて、しっかり間を設けて・・・。
頑丈な天龍になら耐えれるモノかな?と・・・・。

しかし、先日、永田戦で見せた、このボマイエ・・・。
ちと、きたないというか・・・・芸が無いというか・・・。

これが総合格闘技のリングで見事に決ったら、もう中邑バンザイなんですが

相手を信頼して技を受ける事が前提のプロレス
シューターらしい中邑らしい技と言えばそうなんですが

正直、芸が無いと感じてしまうのは私だけでしょうかねぇ・・・・?

秋山のランニングニーとか、武藤のシャイニングウィザードといった
膝蹴りはプロレス技として説得力を感じるのですが
(プロレス天才肌の二人と比べても、文句は出ないでしょう)
中邑のは、それまで、お互い技の攻防を繰り広げていた対戦相手との
試合運びを「反則技」とも取れそうなエゲツない顔面膝蹴りで
試合を終わらせる・・・闘いの原点と言えばそうですが、
プロレスでは、やはりズルいというか、卑怯に見えるというか。

勿論、対戦相手はボマイエを受けてピンフォールを奪われる事に
ちゃんとなっているはずだから、受ける覚悟が出来ていると思いますが
あまりにエグい発想の技・・・。

前田が長州の顔面をモロ蹴りした光景がちと、思い浮かびました。

棚橋が眼下低骨折をして長期離脱になったのも
この蹴りが原因?と思ってしまう
受ける側にとっては非常にリスクの高い蹴りですねぇ。
真壁がG1決勝で、ボマイエを封じたそうですが・・・

何とも言えない・・・無情感の残る技です。
と、こういう、リアルファイト的技では無いと技が光れない
中邑も気の毒というか・・・・。

何かしらの改良が欲しい所です。
勿論、ボマイエを封じる試合運びとして、ボマイエが完封されるような
プロレスなら面白いし中邑も光ると思うのですがね。

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4 コメント

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ミルクマンさん (太郎)
2009-08-22 09:18:14
DEADEND、どうなりますかねぇ?
私は足立裕二、湊が好きなので、この二人のプレイに
期待しています。
やはり、「デッドライン」の頃が良いですねぇ。

棚橋との試合も、相当、棚橋に引っ張って貰ったハズなんですよ・・・。

やはり、プロレスはまだまだなのに・・・という時点で
中邑を異常に持ち上げるのが、オールドファンとしては
すご~く物足りないんですよね・・。

越中がPUSHしてましたね。
「永田はまだまだIWGPを取れる男なんだから!」と。
第三世代、本当、一番伸び盛りの時に踏み台にされ
本当、かわいそうでした。
その、永田vs中邑の試合も明らかに「格」の違いを感じるのですよね・・。
返信する
GRECOおやじさん (太郎)
2009-08-22 09:12:45

>以前の新日のエースと呼ばれる人たちに比べて、華がないといいますか、オーラがないといいますか。

まさに、その通りなんですよ・・・。
例えば、かつてのエース、武藤と比べると
全く華がない・・・・。
格闘家の方が染み付いてしまい、
それで、純プロレスラーと試合をする訳なんで
ファンはかなり離れて行ったと思います。
まだ、イグナショフをタップさせた頃はその栄光で好意的な目がありましたが・・・。

プロレスとなると、会社に、プロレスと格闘技でハデにデビューした後
中邑だけ、新日本の道場では無くてLAに猪木が作った
新日本の格闘技用道場で、トレーニングする事になるんです。
ここで、道が違ってしまったというか・・・
その頃の会社が悪いんですけどね。
返信する
とりあえず (ミルクマン)
2009-08-22 08:50:54
現在「ひとりDEAD END 祭り」開催中のミルクマンでございます(祝復活)
さて中邑ですが、まちがいなく今の新日エースのひとりですが、経験値つうかプロレス脳は明らかに棚橋の後塵を排してますね。
レスラーとしての能力は文句なくても、結局応援するファンの「見る眼」が肥えてるのも
「まだまだだな」感が拭いきれない、つらいトコですね。
やはり「キラー永田」に
期待しちゃうんですm(__)m
返信する
ほとんど (GRECOおやじ)
2009-08-22 07:19:05
プロレスを見なくなってから、出てきた選手なので、ここで語る資格はないのですが...夜中に数回見た記憶があります。

以前の新日のエースと呼ばれる人たちに比べて、華がないといいますか、オーラがないといいますか。

いえ、きっといい選手だと思うんですよ。彼が新日を支えてくれてるんでしょうし。

ご健闘を祈ります。
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