ヤンディーズ

現在闘病中で「病んでいる」ボーカル&ギタリスト、「太郎」の独り言

キッド、スミス vs ハンセン、ゴディ

2019年12月29日 | プロレス
ダイナマイトキッド訃報のコメントを頂いたのですが
大きな肉体同士の闘いを信条にしていたG馬場がジャンボ鶴田vs菊地毅、
スタンハンセンvsキッドの試合が何であんなに面白いんだ!?
と悩んだ事をレフリーで側近の和田恭平が語っていましたが
そのシングルマッチを検索しましたが見つからない
でもこの試合は面白い。世界最強タッグリーグの中の一戦。
この4人の中でハンセン以外の3人はもうこの世に居ません。
寂しい事です。

天才揃いのこの面子。
最初にうまさを感じたのがテリーゴディー。
上手くて天才!と雑誌等で掻き立てられていたのに
プロレスはリアルファイトと信じていた頃の私はイマイチ分からず。
アメリカで成功したザグレートカブキの著書では、名人ならではの
辛辣な評価が飛び交う中、出会った天才がゴディーへの賛辞。
素晴らしい天才レスラーだけれども13歳からプロレスしている事、
既に大卒のエリート、知的レスラー達にコンプレックスを抱き
メンタルを病んだそう。そして多くで語られる酒を呑んだら手がつけられない。
抗精神薬+大量のお酒は酷い組み合わせです。私の周りでも居たので。
何だか、酔って暴行事件で逮捕された森嶋がダブります。
そう言えばパートナーのハンセンもフットボールで大卒後、
学校の先生でしたもんね。

頚椎の大怪我をしてハンデだらけなのにカミソリの様なファイトをするキッド。
上手いタイミングで相手の技に倒れるゴディーの試合運び。
ビルドアップされたデービーボーイスミスのリフトアップから
ボディースラムで投げられたゴディーの腰の痛そうな事。
コレは今見てるだけでホント堪らなく痛いでしょう。

キッド、スミス vs ハンセン、ゴディ


キッド、スミスが登場しただけで会場は湧きます。
そしてキッド、スミスを皆が反感びいきで応援します。
思い出してみると、ハンセン、キッドは新日本時代
同じ外人チームだったのですよね。

キッド、スミスが後に絶縁するのはファンとして悲しい所。
三沢と川田の様に長い間一緒に居ると考えも変わる。
日本とは違い、好条件の所にジャンプするのが
北米のプロレス界。

ゴディーもスミスも晩年期の日本でのファイトや扱いは
散々なモノでした。蝕まれていたんでしょうな。
チャンピオンカーニバルでスミスを招聘した時
多くのプロレスファンは喜びましたが、最初は良くても
前半から負け続け。
ゴディーもIWAジャパンに招聘されるも
トーナメント1回戦だったかな?後輩でエース格のカクタスジャックに
早々と敗退。
全盛期が素晴らしかっただけにファンの失望感は大きかった。
そしてたまたま飲食店に置かれて居たダイナマイトキッド特集での
キッドのやつれ果てた車椅子姿。

ボロボロだけど最後迄、大暴れ出来たのはハンセンだけなのかな?
元々ジュニアヘビー級の体格のキッド、スミスの凄いビルドアップとパワーや
やはりステロイドでしょうかね?現在の小さいレスラーがTOP取るWWEとは違い
当時WWFで巨体選手達相手に闘うのはキッドをリスペクトしていた
ワイルドペガサス事、クリスベノアの惨劇も思い出してしまいますが
大きい身体を手に入れたレスラー達の後々の人生模様を思ってしまいます。

が、プロフェッショナルとしてこうやって激しい闘いをしたレスラー達の思い出は
中々消えるモノでは有りません。
そして今も健在のスタンハンセンの(奥さんは日本人、最近日本に住んでる説アリ?)
バラエティーや対談等で紳士で素敵な笑顔を見ると
心が弾みます。


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4 コメント

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ありがとうございました! (Home In My Shoes)
2019-12-30 02:53:33
太郎さん!いやー、ええもん見せていただきました。ホント、いい試合でしたね!

4人が4人ともホントいいです。ゴディ、うまいこと相手を立て、ハンセンを立て。うん、ゴディがすごくいい仕事してくれてるように感じました。

序盤の腕の取り合いから、まさかの脇固め(風?)は普段のラフ&パワーだけではない引き出しも見せてくれ、ショートレンジから&コーナーに飛ばしてのラリアットは流れを断ち切る凄みがありましたし。

スミス、パワフルでした。しかも元ジュニアのスタイルも織り交ぜて、いや実に良かったです。正直、スミスがいたからこそスーパーヘビー級とのタッグが成り立ってたんでしょうね。それにしても、ゴディをリフトアップできるなんて、そうそうできるもんじゃないですよね。ゴディもやられたことそんなになかったでしょうから、思わぬダメージだったんでしょうか。

ゴディ、たくさん受けてくれてましたね。17分もたせて盛り上げたのはホント彼のおかげです。

でキッド、ホントいいです。ホントいい。どこまでもキッド。ヘッドパッド、チョップのキレてること(*´ω`*)。軽量の自分の見せ場しっかり押さえてて。表情も佇まいも、ホント代わりのいない人でした。

ハンセン、もう最高ですね。誰とやっても試合をつくれるのはさすがメインイベンターです。それにしても、いちいち重さを感じさせる打撃は、「世界の不沈艦」と若林アナの再三のコールがビシビシハマりました。

あと、ジョー樋口のレフリングも流れを作ってましたね。中盤のタッチしてないハンセンを追い返したのもですが、それ以外でも上手にさばいてて。初めてそんなこと思いましたが、それだけいい試合だったと思います。

いや、ホントええもん見せていただきました。ゴディやスミスが故人だったとも知らず、クリスベノワがそんなことになってたことも知りませんでした(´・ω・`)。

これからもよろしくお願いいたします。ホント良かったー。
返信する
Home In My Shoesさん (太郎)
2019-12-30 22:23:03
いやぁ、動画上げた方に是非お礼を(^^)
ゴディーが上手く受けて、試合の流れに起承転結付けている感じします。
何だか凄く器用にも思えます。
ブリティッシュブルドッグスの良い所を活かしているような。
それにしても自分がスミスのリフトアップを140kgの体重抱え腰から落ちたり
ハンセンの体重の乗ったエルボードロップを喰らったとしたら、
一生モノの怪我だなぁ、とすら思ってしまいました。
完全ジュニア体型のキッドも素晴らしくビルドアップされていますが
怪我の事を思うと、やはりスミスの出番が多いですよね。
140kgの体重をあれだけ上げられるのはやはりスミスのパワー有ってこそですね。
そしてキッドのカミソリの様な頭突きやコーナー押し込みタックル。
そして、やはり重鎮ハンセンですね。和田恭平曰く、プロレスの流れを変えた男だそうです。
ショルダースルーされるのを拒否して蹴り上げるとか、だそうです。
山田さんもキッドの根性を何度も絶賛していますよね。
そして、毎回?色の違うコスチュームで試合を裁くジョー樋口。
この人が居て、大型外人レスラー達のアメリカンレスリングが光る気もします。
全日本のルールは非常に厳格だったそうですよPWFルール。
テリーファンク引退試合のドリーvsハンセンの攻防で肩付いて居ないのに
カウント1数えたのは私のジョー樋口ハイライトだったりします。
あら、ゴディー、スミス、そしてベノワの訃報ご存知では有りませんでしたか。
ベノワは試合記録はWWEで消されてしまったそうです。容疑者なので。
返信する
Unknown (colo)
2019-12-31 08:04:38
太郎さん、おはようございます。
クリスの件、存じ上げなかったので衝撃的でした。
R.I.P.

それにしても、懐かしい名前のオンパレードです(笑)
最近のプロレスは全然疎いのですが、昔は夢が有りましたよね!
いやぁ~、熱かった(笑)

今年も色々と、楽しい&興味深い記事、またプライベートでもお世話になり、どうもありがとうございました。
これからも宜しくお願い致しますm(_ _)m
それでは、良いお年を!
返信する
coloさん (太郎)
2019-12-31 23:00:31
こんばんは。
そうでしたか、もう12年位前の惨劇でショックでした。
WWEではカートアングルとの抗争が面白くて。
上のコメントで戦績抹消、と書いたのですが復活したそうでした。

昭和プロレスは熱かったです。
豊富な外国人レスラーのギャラの高騰は相当なモノだったそうですが
何だか、夢が有りましたよね、あの頃。

こちらこそ、色々とお世話になりまして、ありがとう御座いました。
そしてこれからも宜しくお願い申し上げます。
良いお年をを。
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