テスタメント 新作「ブラザーフッドオブザスネイク」聴きました

２月の単独公演が決まり、スラッシュドミネーションでの来日が
難しいのかなぁ？なんて思い始めております。

そんな所、amazonにこのＣＤ注文しようとした矢先
頂いてしまいました。毎度毎度、有難うございますm(__)m
「行きたいライブは今行っておけ！」という言葉を頂いた事があります。
昨年はスラドミ、エリッククラプトン、マリーナショー、ラウドパークと
かなり行ったからなぁ・・・。

今回のテスタメントのレコーディングメンバーは過去最強のメンバーと
なっております。チャックのボーカルにエリックとアレックスの鉄壁ギターコンビ、
そしてリズム隊に名人達、
ベースに名手スティーブジョルジオ、ドラムにジーンホグレンと
凄いメンツになっており、この面子が揃ったライブは見ておきたいモノ。
ジーンは前作をリリースした時のスラドミと昨年のスラドミ、ダークエンジェルの
ドラマーとして来日した時。スティーブは昨年のラウドパークで観ておりますが
このリズム隊が一緒になったライブは見ていません。

テスタメントも時代の流れで９０年代、ヘビー＆ブルータルな感じになった事ありますが
今作のテスタメントは過去最高にアグレッシブな「ヘビーさ」になっている気がします。
プレイ面での聴き所、個人的にはジーンホグランのドラミングですな。
テスタメントでもダークエンジェルでもリズムは勿論の事
重戦車のようなパワーとマシンガンのような２バス、ブラストビートにも聴こえる。
そこで、全然聴き劣りしないステーブジョルジオのベース。

TESTAMENT - "Brotherhood of the Snake" (OFFICIAL LYRIC VIDEO)


過去・・・９０年頃「プラクティス～」のヒットで人気スラッシュメタルバンドの
仲間入りしたテスタメントですが、よく指摘されたのが
ルイのドラムの弱さでした。そこがＢＩＧ４と呼ばれたメタリカ、アンスラックス、
メガデス、スレーヤーとの違いだったの様です。
９０年代テスタメントもメンバーの入れ替わり激しくなりポールボスタフ、
そしてスティーブもテスタメントに出入りしていますが
この状況が続けば？鉄壁な凄腕の集まりとなります。

今作は過去一番アグレッシブなヘビーさに感じるのですが
例えば、サビに強力なメロ展開を持ってくる、そういう傾向というより
デスエンジェルが前作で出したようなヘビー直球な路線で来た時を
思い出しました。勿論、それぞれ展開があるのですが
世間でもっと知られている作品として例えに出すと
ジューダスプリーストの「ブリティッシュスティール」のようなイメージでしょうか？
あのアルバムでそれまでのＰＯＰさも入っていたハードロックファンは離れて行きましたが
ヘビーさを確立しつつあったプリーストの「ブリティッシュスティール」を
勝手にイメージしてみました。
スラッシュメタルが苦手な人には比較的聴き易いテスタメントですが
今回のこの「ブラザーフットオブスネイク」はテスタメントの
年齢を増した厚みのある「ヘビーさ」に感じました。