ジューダスプリースト２０１５武道館公演

momosukeさん、MIYUKIさんとジューダスプリースト武道館公演に
行ってまいりました。
アリーナ中央の前から９列目という絶好のポジション！
会場は２階にいくらか空席がある位で、
結構お客さん入っていました。

３人、座席で合流して
さて、ＡＣ／ＤＣがＢＧＭで流れ
いよいよブラックサバスの「ウォーピッグス」が流れ
会場は暗転、プリーストコールが起き
そして、新作の「バトルクライ」のイントロが流れ
会場のボルテージがＭＡＸに。
これから！まさにステージが始まるという瞬間
幕越しにグレン、イアン、リッチーの３人が集まって相談している姿が見える・・


この場になってまさか！の音が出ない！
えっー！！！会場は総立ち！
ここまで盛り上げておいて全く音が鳴らない！
暫くしてまたＡＣ/ＤＣの曲「ヘルベル」が流れ
ハラハラして待つ・・。そして、
まさかの機材トラブル発生のアナウンスが！！！！！

会場が再び明るくなり・・・
いきなりトーンダウン（大泣）
まさかの中断！！！
今までこんな経験ありません。
爆発寸前でおあずけ状態・・・。
でも、他のオーディエンスはプリーストコールを。

始まっていきなり３０分の中断！
この経験は・・自分が稲毛海岸野外ライブで経験した事があるだけ。
（対バンが）
ある意味。貴重な経験・・・。


１９：３０分頃、仕切り直しで
「バトルクライ」のイントロが流れ
「ドラゴノート」が始まりました。
一度ＭＡＸになったテンションを取り戻すのは大変・・。
若いリッチーフォクナーが一生懸命煽り、
声が絶好調のロブハルホードの圧巻ハイトーンシャウトが決まります。


６７歳になるグレンティプトンの元気が無い。
そして以前のＫＫ＆グレンの壁みたいなリフが無い。
グレンのギターサウンドが音痩せしている。
以前は硬質なＫＫのリフに軟質なグレンのリフが重なり
圧倒的な壁のような迫力を出していました。
サウンドの厚さは天下一品でした。
が、ＫＫが離脱し、若いリッチーフォクナーの加入で
リッチーが軟質、グレンも軟質という感じで
ロブのハイトーンスクリームの時、バッキングが聴こえづらいなんて事が。
そして、今まで無かった主導権？の交代が！
今まで、グレンがリフを弾き出し、ＫＫが追づいするのが
プリーストの歴史の定番ギターコンビ。
それが、特に新曲では逆転現象が起きたのです。
リッチーが弾き出し、グレンが続くというパートの変更が。
プリーストのギター歴史では有り得なかった交代劇が。
若いリッチーのギターを前面に押し出すライブになりました。
リッチーは一度冷めてしまった会場を
一生懸命盛り上げます。そして喉が絶好調のロブのスクリームが決まる！
リッチーはもう弾きまくり。
そして、グレンの元気が無い・・・・。
リフやギターソロも所々、弾き切っていないような所も。
鬼のダウンピッキングでリズム刻む所でも所々休憩のような。
進行して行くステージをハラハラしながら観ていました。
（しょっぱなの大トラブルも有ったし）
リッチーは若くてイケメン、若い時のＫＫを彷彿させるような
華のあるルックスにいでたち。
曲は全体的にテンポダウンしたというか、
ＣＤのジャストのテンポに戻した曲も多く。
個人的にハラハラでした。

段々ステージが進んで行くに従い
一度冷めてしまった会場のテンションが上がって行きます。
グレン以外はコンディション良く感じました。
ロブの震災への哀悼ＭＣもありました。

札幌公演のセットリストは以下の通り。

SE.BATTLE CRY INTRO
1.DRAGONAUT
2.METAL GODS
3.DEVIL’S CHILD
4.VICTIM OF CHANGES
5.HALLS OF VALHALLA
6.LOVE BITES
7.MARCH OF THE DAMNED
8.TURBO LOVER
9.REDEEMER OF SOULS
10.BEYOND THE REALMS OF DEATH
11.JAWBREAKER
12.BREAKING THE LAW
13.HELL BENT FOR LEATHER
E1.HELLION~ELECTRIC EYE
E2.YOU’VE GOT ANTHER THING COMING
E3.PAINKILLER

会場も熱気を帯びとても良いライブに戻って行きます。
基本的にミドルテンポの曲が重みを増して進んで行きました。
そして、１３曲目「ヘルベントフォーレザー」では
グレンのライトハンド奏法が終った後
まさかのリッチーのソロが導入・・・・。
う～ん・・・
とにかくリッチーの丸みを帯びたギターが冴え渡ります。
ルックスはＫＫと似ているけどサウンド＆プレイは
ＫＫとは全然違うタイプに感じます。
やはりザックワイルドの影響を感じましたね。
グレンの音があまり聞こえない。
そして、音が尖りすぎて音痩せのようなサウンド。
これはあえてこの音作りなのかな？
全体的にリッチーに主導権を渡したイメージ。
スコットのドラムとイアンヒルのいぶし銀ベースは
相変わらずの安定感。


アンコール辺りで個人的には安心感が出てきました。
ハーレーに乗りロブが登場した辺りから。
恒例の「オーイエイ」コール。
３０分押したし、巻きでライブが終るのかな？と思いました。
「アナザーシンク」ではリッチーの長尺のギターソロコーナーが・・。
個人的にはコレは要らないかな。
あそこは集中力が切れてしまい。
で、「ペインキラー」で終演すると思っていました。
一番最後なのにハイトーンで歌いまくる６３歳のロブハルホード。
このブレスと鬼気迫る迫力・・・圧巻です。
やはりメタルゴッド！私が一番尊敬するボーカリストです。

ペインキラーが最後の曲だと思っていたら
ビッグサプライズで「リブングアフターミッドナイト」が追加！
そして最後は「ディフェンダーオブザフェイス」に移行し
大合唱で、エンディングを迎え、全員でカーテンコール。
ロブが去るまで「ジューダスプリースト」コールを求める！
それにオーディエンスが答える。

皆が良いライブだった！と興奮していました。
ネット上でも大絶賛のツイートが続々。
他の公演のセットリストはわからないですが
まさかのエンディングだったので、感激しました。



ツインギターのバランス、そしてサウンドに違和感を感じつつ
私的には盛り上がるより鑑賞＆心配目線でライブを観ていました。
この辺り・・・ライブ観戦のノリが変わったのかな？
飛び跳ねたりする元気も無いし。
こぶしは振り上げていたけど、
両肩が痛くて・・・気遣いながら。
でも、ロブがふる合唱で歌い、
喉は枯れ枯れになっていました。

やはり観客動員数は安定していましたね。
年齢的に次観れるか？判らないですしね。
前回はツアーを引退するツアーでしたしね。
気付けば、オリジナルメンバーは６０代。
この年齢で恐ろしくエネルギーを使う
メタルのステージは物凄いパワーだと思います。
そして、全員スリム。メタボなメンバーは居ません。
プロ中のプロなんで、健康にも気をつけているのかも。


会場を後にしようとしていたら
グッズが長蛇の列！
Ｔシャツ、４５００円・・・。高い・・。

とても良いライブでした。
最終的には最初の機材トラブルを吹き飛ばす位の
素晴らしいステージでした！
良い席を取って下さったＭＩＹＵＫＩさんに感謝です。
３人で観戦出来て良かった。

ライブ後、近くの中華料理店で食事。
ちと、事件がありました（笑）

次は、スラッシュドミネーションに参戦です。
（こちらの方が体力が必要）