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たのしい古文の時間

~華やかな世界を一緒に味わおう~

活用する行

2008年05月15日 20時54分03秒 | 品詞、用言の活用、活用形
毎日、新着コメントとアクセスランキングをチェックしてしまう今日この頃
みんな、がんばってくれているみたいで嬉しいです

さてと。動詞の活用は覚えたかな~?

今回も引き続き「動詞の活用」のお話です。

復習
四段活用の活用 → あ い う う え え  

よくできました。
でもね、これはあくまで「母音」よね?
たとえば、「書く」という動詞は「く」の部分が「書かぁず」って「か」に変わるのよね?
そうすると、この動詞の「活用する行」は「カ行」ってことになるでしょう?
「か き く け こ」ってことね。
だから、「カ行四段活用」の動詞ってことになるわけ
つまり・・
「か き く け こ」のカ行の中で四段に活用しまーすってこと。

変格活用って、「カ行~」とか「サ行~」とかって活用する行がすでに決められていたよね?
でも、四段、上一段、上二段、下一段、下二段の5つは、呪文では「母音」でおぼえたけれど、
それぞれに「活用する行」があるんです

たとえば~・・
「知る」っていう動詞は「る」の部分が活用するから「ラ行」
「落つ」っていう動詞は「つ」の部分が活用するから「タ行」
「聞こゆ」っていう動詞は「ゆ」の部分が活用するから「ヤ行」

OK?

ちなみに、「ヤ行」でつまずいている人が多かったので、ここで確認しておきましょう

古語の五十音図は現代語とはちょっと違います。
気をつけなくてはならないのは、三つです。

ア行 → あ い う え お
ヤ行 → や い ゆ え よ
ワ行 → わ ゐ う ゑ を 

現代語だと、ヤ行は「や ゆ よ」、ワ行は「わ を ん」だったよね?
でも、古語だとア行とかぶってしまうけれど、「い う え」というのが入ってくるんです
でも、ヤ行の動詞、ワ行の動詞っていうのは限られているから、そんなにってならなくて大丈夫

さて、話を戻しますね。
「活用する行」の話、分かりましたか?
でもでも・・気をつけなくてはならない活用の種類があるんです

それは・・
上一段活用と下一段活用です

なぜか。
上一段活用は「ひいきにみゐる」と覚えるんでしたよね?
そして下一段活用は「蹴る」一語でした。(大丈夫?)

たとえば、「見る」に「ず」をつけてみるとどうなりますか?

「見る」+「ず」→「見ず」ってなりますよね??

となると・・「る」は活用しないんです
なので、「見る」の活用の行は「見」の部分ですから、「マ行」ということになります。

「着る」 → カ行上一段活用
「似る」 → ナ行上一段活用
「ゐる」 → ワ行上一段活用   分かったかな??

じゃあ、下一段にいきますね。

「蹴る」+「ず」→「蹴ず」

これも上一段とおんなじで、「る」が活用しないものなんです
そのため、「蹴」(け)の部分が活用するから、「カ行」ということになります。

活用する行のしくみ、しっかり分かってくれたかしら



4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ちゅう)
2008-05-17 16:32:55

なんだか最近分かるようになってきました
毎回授業で今日は誰がいじられるのかと楽しみでしかたありません

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いじられキャラ (たちかわ)
2008-05-18 10:23:10
そうね~。だーれーに、しーよーかな(笑)なんてね
やればやるほどわかってくるでしょう?
それが勉強の楽しさですよ
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Unknown (1-6)
2008-05-31 14:52:14
古文たのしっす!
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1-6 (たちかわ)
2008-06-03 09:05:03
私も6組の授業は楽しいです
3日目の古典、期待していますよ
がんばってね!
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