ぬりえ

職員オリジナルの絵です。

2004春【はなさかじいさん】

2005-09-07 12:06:47 | インポート
hana1①昔々あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。ある日のこと、うすの上に白い子犬がチョンと立っていました。「なんとかわいい子犬だこと!」二人は子犬を大事に育てることにしました。





hana2②シロと名づけられた犬はすくすくと育ち、ある日おじいさんと一緒に山へ入ると、「ここほれ ワンワン!ここほれ ワンワン」といい、掘ってみると、大判・小判が土の中からザックザックとでてきました。





hana3③おじいさんは家に帰ると、おばあさんに小判をみせて、今日の出来事を話していました。それを見ていたとなりのおばあさんは、犬を貸してほしいといいました。ふたりは、こころよくシロを貸すことにしました・・・。





hana4④シロを借りたとなりのおじいさんは「早く山へ行くぞ!」とシロに荷物を背負わせ、自分もシロにまたがりました。シロはしかたなく山へ向かいました。





hana5⑤「ここほれ ワンワン・・・」シロのいうところを掘ってみると、大きなヘビやカエルやムカデなど、いやなものばかりがはい出てきました。怒ったとなりのおじいさんは、シロを殺して山に埋め、ヤナギの枝を一本さしてさっさと家に帰ってしまいました。





hana6⑥それを知ったおじいさんが悲しんで山へ行ってみると、そこには立派なヤナギが育っていました。二人はシロの形見にと、心を込めて『ひきうす』を作りました。





hana7⑦ヤナギで作った『ひきうす』は使うたびに大判小判がこぼれ出ました。それを見ていたとなりのおばあさんは 『ひきうす』を貸してほしいといいました。気のいいおじいさんは『ひきうす』をおとなりへ貸しました。





hana8⑧ところが、おとなりでは『ひきうす』は使うたびに牛の糞・馬の糞がこぼれ出ました。隣りのおじいさんは、また怒って『ひきうす』を燃やしてしまいました。





hana9⑨おじいさんは悲しんで灰を持ち帰り、木に登って撒きました。すると、見事な花が枝に咲き乱れ、それを偶然見ていた殿様にたいそう褒美をもらいました。





hana10⑩となりのおじいさんも、真似をして殿様を待ち伏せし、灰を撒いてみましたが、花は咲かず、殿様の目に灰がはいってたいそう怒られてしまいました。


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