ぬりえ

職員オリジナルの絵です。

2004冬【小人の靴屋】

2005-09-07 15:20:14 | インポート
お断り;『小人の靴屋』は、壁しばいの段階で原画に直接色をつけてしまったので、ぬりえとしての利用はできません。このコンテンツのことをさっぱり忘れていました(T_T)ただの作品集となってしまいました。スミマセン。

kutsuya1①むかしあるところにはたらきもののくつやさんとおかみさんがいました。でも、いっしょうけんめい働いても、くらしはまずしく、とうとうくつを作る皮も残り少 なくなりました。 「あした、さいごの一足をぬうことにしよう。」 皮をくつの形にきり、テーブルの上においてねました。





kutsuya2②つぎの朝、くつやさんはびっくりしました。なんとくつができあがっているのです。そこへお客さんがやってきて「なんて、いいくつなんだ!」と大喜びでたくさんのお金をはらって買ってくれました。その不思議な出来事はそれから毎日毎日続きそのたびにくつは高い値段で売れたのです。





kutsuya3③くつやさんのくらしは次第にらくになっていきました。 「それにしてもくつをぬってくれるのはだれだろう。」 ある晩、くつやさんとおかみさんをドアの影にかくれて、そっとみてみると…。なんとふたりのこびとが窓からぴょんと入ってきたのです。





kutsuya4④こびとは歌いながら、楽しそうにくつを作りはじめ、夜が明けるころ、ちょうどくつができ上がって、こびとたちは帰っていきました。 くつやさんとおかみさんはびっくりしました。





kutsuya5⑤「あの、ふたりのこびとさんにお礼をしたいね。」 そこでくつやさんとおかみさんは小さな小さな二足のくつを、心をこめて作り、その夜テーブルの上におきました。「こびとさんたちが、よろこんでくれるといいですね。」





kutsuya6⑥真夜中。いつものようにこびとたちはテーブルの上に上がりました。 「わあっ、すてきなくつがある!」 「ふたりぶんあるよ。ぼくたちのだ。」こびとたちはくつをはき、踊りながら帰っていきました。それからこびとたちはこなくなりましたが、くつやさん夫婦は幸せにくらしました。


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