そろそろ今年も肺炎が心配になる時期になりました。中でも誤嚥性肺炎が多くを占めているそうです。
高齢になりますと飲み込む力が弱くなります。喉の機能が衰え、むせて吐き出す反射も弱くなり、誤嚥性肺炎を引き起こしやすくなると言われます。
喉は喉頭蓋(こうとうがい)といわれる「喉の蓋」があり、これによって空気が通る気管に食べ物や飲み物が入るのを防いでいます。
食べ物を飲み込む時は ①口の中で咀嚼する ②口の中から喉へ送り込む ③食べ物を食道・胃へと送り込むといった一
連の動きをします。
喉の神経や筋肉が弱くなると働きが悪くなり、気管の方に隙間ができ誤嚥しやすくなるという事です。
当施設では、毎日の遊びりテーションでの発声・嚥下体操を行っています。
まず、首の周囲をほぐし
①口の動き →膨らます ちじめる
②舌の運動 →舌を出す ひっこめる 口角の左右に出す
③発 声 →唇をつかい パッ パッ パッ
舌を使い タッ タッ タッ
舌の奥を使い カッ カッ カッ ラッ ラッ ラッ
上記のような口 喉 咽頭の動きを行っています。発声練習を続けていると舌や唇の動きが滑らかになり、
食べ物をしっかり噛んだりできるそうです。
他にも負担にならないような軽い手足の運動と声を出すパタカラ運動を行い、その後も楽しく続けられるよ
うにいっしょに歌い、誤嚥予防体操を続けています。