看護職員・介護職員による医療的介護連携協働対策委員会

医療的ケアを充実させるための委員会です。

2020.1『 喀痰吸引等研修』

2020-01-05 07:00:00 | 日記

痰の吸引は医療行為となるため、介護福祉士等が痰の吸引を行う際は、研修を受け修了することが必要となっています。特別養護老人ホームの入所要件も、介護度3以上となり、医療行為の必要性が高まっています。

平成28年度より、介護福祉士の国家試験の受験資格として3年以上の実務経験と実務者研修の受講が義務付けされました。この、実務者研修の受講科目に「医療的ケア」があり、痰の吸引や経管栄養の実施に必要なことを学ぶことができます。

この講義に加えて、演習・実地研修を受けて合格することで、実際の介護の現場で痰の吸引などの一定の医療行為を介護職員が行うことができます。

田平ホームでは、実務者研修は終了していますが、実地研修を終了していない職員を対象に他施設での研修を実施します。また、平成28年以前に資格取得した介護職員も、2月より週1回の講義を受け、来年度には実地研修を修了できる予定です。

喀痰吸引等が実施できる職員が増えることで、現在、痰吸引を必要とする方、これから必要とされる方が、田平ホームでも安心して過ごしていただけるような環境づくりを今後も行っていきたいと思います。