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京の一枚

京都の梅シリーズ 子宝の石 またげ石の梅宮大社


(2/20)早咲き梅満開。



京都で一番古い梅の名所




平安時代以前は花の美しさと香りの良さ、そして実は薬として重宝されていたことから、桜より梅の花を人々は愛でていたそうです。


ご祭神の1柱である木花咲耶姫命の「このはな」とは梅の花をさすことから、境内にはたくさんの梅の木が植えられ、現在、40種類550本以上の梅の木があり、2月中旬から3月中旬まで梅の花を楽しむことができます。


またご利益として子授けの「産(うめ)」と「梅(うめ)」とが掛けられ、梅宮大社のご神花は梅となっています。


境内の神苑では梅の木以外にも、四季の花々を鑑賞することができます。






大山祗神(オオヤマズミノカミ)は皇祖天照大神(アマテラスオオミカミ)の御孫、瓊ヶ杵尊(ニニギノミコト)の皇后にお立ちになった木花咲耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)の父神で、瓊ヶ杵尊の国土経営の大業を完成されますまでに、一方ならないお力添えをされた神であります。


すなわち農業山林鉱産の守護神であり、又航海の神として古くから信仰されておられますが、特に酒解神(サカトケノカミ)とたたえておられるほどに、酒造の守護神としての尊崇を受けられた神であります。




木花咲耶姫命は瓊ヶ杵尊の皇后となられました、才色兼備の御方で、一夜で御懐妊の御子の疑いを晴らす為に無戸室(ムツムロ)の御産室に火を放ち燃えさかる中で彦火火出見尊を御安産になり、次々と御子を御安産になりました方で、子孫繁栄・授子安産の守護神として崇敬を受けておられます。




安産・子授けのご利益


梅宮大社には、安産・子授け祈願に訪れる参拝客も絶えません。


ご祭神の1柱である木花咲耶姫命は、一夜にしてご懐妊されたといわれており、身の潔白をはらすために産屋に火をつけ、燃えさかる炎の中で無事に彦火々出見尊をご出産されたことから、授子の神(血脈相続の神)としておまつりされました。


嵯峨天皇の皇后である檀林皇后は子宝に恵まれず、梅宮大社に子授け祈願に訪れたところ、見事ご懐妊され、後の仁明天皇をご出産されて以来、天皇家からも篤く信仰されています。


もともと世代相続の男児に恵まれたいと参拝に訪れる人が多かったのですが、いつしか男女を問わず子授け・安産にご利益のある神社として広く知られるようになりました。

3月の第一日曜日には、安産・授子を祈願する梅産(うめうめ)祭(9:30~16:30)が行われ、梅ジュースの無料接待などもあります。






子宝の石 ”またげ石”


神域の奥、本殿の横に鎮座する神秘的な石で、またぐと子宝に恵まれるといわれています。


詳しい由来は残念ながら定かではありませんが、御祭神の一柱である檀林皇后がまたがれたところ、速やかに皇子(後の仁明天皇)を授かったと伝えられ、以来血脈相続の石として信仰されています。


なお、またげ石へは、当人のご夫婦ご一緒に子授けの祈祷を受けていただかないと、ご案内致しておりません。






■アクセス


京都市バス3・28・29・71系統にて梅ノ宮神社下車して直ぐ前方の交差点を右に渡る。


■京都市右京区梅津フケノ川町30


■TEL: 075-861-2730


■詳しくは:http://www.umenomiya.or.jp/


※写真は全て過去のものです。

























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