１月２３日は、「雪印牛肉偽装事件」だけにしときます。

「雪印牛肉偽装事件」
　２００２年、BSE（狂牛病）感染牛肉の買い取り制度を巡って、雪印食品が牛肉表示を偽装
　した事件だよ。
　　日本国内産牛肉でBSEにかかったものがあると農林水産省から発表され、これを受けて
　　実施された国産牛肉買い取り事業を悪用して、雪印食品関西ミートセンターのスタッフが
　　国外産牛肉を国内産牛肉のパッケージに詰め込み、農林水産省に買い取り費用を不正
　　請求したんだ。
　　　 事件を起こした雪印食品は、２０００年に親会社である雪印乳業（現 雪印メグミルク）
　　　 で発生した低脂肪乳による雪印集団食中毒事件による影響から、大変厳しい経営を
　　　 強いられていたんだ。　それに加えて、BSE問題が追い打ちをかけたため、経営を何
　　　 とか好転させようと苦し紛れにやったんだね。　しかしながら、取引先だった冷蔵会社
　　　 ・西宮冷蔵からの内部告発でばれてしまい、雪印企業グループ各社も経営責任を問
　　　 われ最終的には清算（解散）されてしまったんだよ。

　　「寝ていない」発言をした雪印乳業の社長は馬鹿だったけど、雪印食品関西ミート
　　センターのスタッフも馬鹿だったね。
　　　　いや、この場合は 「牛鹿」と書いて「愚か」 と読むことにしよう。

　　　 一方、内部告発した西宮冷蔵は、自身も在庫証明書を改ざんするなど偽装に加担
　　　 したとして国から７日間の営業停止命令を受け、以後取引は激減し休業に陥いった
　　　 んだ。　その後、社長自ら大阪の梅田駅前歩道橋などでカンパを募るなどして再開
　　　 資金を集め２００４年に営業を再開したそうな。

　　冷蔵業だけに、初めは冷たい 仕打ちを受けたけど、冷蔵庫の電源を切ったので
　　徐々に 暖かい 環境になった　という ジツワ（実は） 実話なんだよ。