今日は、またまた裁判傍聴の話しです。
裁判所で行われる刑事裁判では、ほとんどが有罪で懲役が課せられ、
もしくは、その刑罰の猶予付き(保護観察付き)などの判決になるようで、
無罪となるのは、1%に満たないと聞きました。
昨日はじめに傍聴した公判は、判決の日でした。
判決の言い渡しには、普通5分くらいで終わってしまうはずなのですが、
公判予定の時間を見ると、13時20分~14時10分の異例の長さ。
なぜ??と思いながら、法廷へ。
裁判官が開廷を宣告され、被告人が証言台へ呼ばれ、主文の朗読から。
『主文、被告人は無罪。』
(被告人は、一気に涙を流してました。)
裁判官はその後、一旦、朗読の言葉を切られ、
「判決理由は、少し長くなりますから、(被告人は)椅子にかけて、聞いてください。」と。
その後、30分以上かけて判決理由の朗読をされました。
朗読中、被告人とそのご家族(らしい)方は、ずっと泣いていらっしゃいました。
…その1%に満たない無罪の判決だったのです。
公判内容に関しては、素人なので、説明は出来ませんが、
新宿駅のホームに停車中だった、「特急あずさ」の車内で起きた
窃盗事件に関するものでした。
判決理由を聞いていても、どちらも確証的な証拠がなく、微妙なもののようでしたが
多くは被告人の有罪を確証づけるものではなかった、、ということに。
それから、最後に追記として、裁判官より、検察側への苦言もされました。
裁判官は、判決・判決理由の朗読後、被告人に言葉をかけるのですが、
普通は、被告人を戒める言葉だったり、よく反省し、刑期満了までしっかりつとめるように…など。
昨日の裁判官は朗読後、一瞬言葉を詰まらせられているようで、
(主観ですが、朗読が長かったから、、だけではない、感じが伝わってきたので)
その一瞬の後、『名誉を一日も早く回復されて、頑張って下さい…』と。
裁判官も、複雑な思いのようでした。
法律に関する知識のある人なら、この無罪判決を、上手く伝えられるのでしょうけど、
私には、これが、限界です。
私には、被告人が一日も早く名誉を回復でき、
これまでと同じように暮らせるようになるよう、願うことしか出来ません。
追伸…
法律のプロの方へ
裁判、法律に関する言葉の使い方など、間違いがありましたら注意お願いします。
ん?そもそもこんなブログ記事は、論外?!